現在56歳。情報通信に関するコンサルティング業務などを展開する「フォーバル」の会長。25歳で電話機の販売などを行う会社を設立。その後、当時としては最短・最年少で株式公開を果たした。ソフトバンクの孫正義社長と共同で事業を行ったことがあるなど、"知る人ぞ知る"ベンチャー界のカリスマだ。

■大久保さんが薦める本

「ビジョナリーカンパニー(2)飛躍の法則」
/ジェームズ・C・コリンズ
(日経BP社)

大きく飛躍した企業を分析し、成長の秘訣をまとめた一冊。「ビジョナリー」=将来を見通す、先見の明など意味がある。著者はアメリカの経営学者ジェームズ・C・コリンズ。あのピーター・ドラッカーを師と仰ぎ、直接アドバイスを受けた"ドラッカーの教え子"。
「ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則」「ビジョナリカンパニー(3)衰退の五段階」を含む3作は、世界で600万部が売れた人気のシリーズ。サイバーエージェントの藤田晋社長や星野リゾートの星野佳路社長など、日本でも愛読している経営者は数多くいます。

【"価値感をひっくり返した本"】

大久保さんにとってこの本との出会いは、「何じゃこれは!と僕の価値観をひっくりかえすような出来事」だったそうです。

【"だれをバスに乗せるか"】


コリンズは、本の中で企業経営をバスに例えています。

偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人びとをバスに乗せる方法をとったわけではない。まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。(p66)

「この下りはねすごい!」と大久保さん。
これまで、自分自身がやってきたことと全く違うことが書かれていたと言います。
「経営は普通は事業計画を作って、それに相応しい組織を作って人を採用する。この本は先に人有りきだと」

【"人を管理しない"】

さらにコリンズは、飛躍する企業は、まず人を選び、その後に目標を定めると説いています。

偉大な実績に飛躍した企業は<中略>
システムの枠組みの中で、従業員に自由と責任を与えている。みずから規律を守るので
管理の必要のない人たちを雇い、人間ではなく、システムを管理している。(p200)

つまり、適切な人を選べば、管理するコストがいらなくなり、その分事業に集中できるということ。

これに対しては、大久保さんは・・・
「これは僕、痛かったです。僕はまったく人を管理していたから、あーっと思ったんですよ。」
「この本読んでから、人に対する見方、採用に対する厳しさが出来てきた」とも語っています。

【どういう人に読んでほしい?】

「企業だけでなく個人も一致する。政治家でもいいし、社会起業家、個人でも色んな人に読んでほしい」

【本の"たすき"を渡す人を】

「大河ドラマ「天地人」の原作者である作家の火坂雅志さん。彼の話に感銘と共感し、面白さを感じました」


【森本智子の取材後記】
http://ablog.tv-tokyo.co.jp/morimoto/2011/01/post-23.html
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