現在57歳。報道番組のキャスターを務め、現在は人気テレビ番組の司会者、作家、インタビュアーと実に多彩な顔を持つ。インタビュアーを務める週刊文春の連載はすでに800回を数え、政財界の大物から人気アイドルまでその素顔を引き出してきた。

 

■阿川さんが薦める本

  「佐野繁次郎装幀集成―西村コレクションを中心として」

                       /西村義孝(みずのわ出版)

 

1930年代ごろから活躍した本の装丁で有名な画家・佐野繁次郎。50年以上続く日本のタウン誌の草分け「銀座百点」の表紙を創刊から14年余り担当した人物です。

 

手書きの文字、型破りのデザイン・・・。多くの著名な作家が佐野繁次郎に作品をゆだねました。そんな彼の装丁を集めた一冊。 

 

 

【"数値"で測れないもの】

阿川さんは、この本について次のように語りました。

「なんで昔はこんなに丁寧に本を作っていたんだろうと・・・、1ページ1ページからエネルギーがはねて出てくる感じがする。こんなに丁寧に一冊の本を作っていたのが分かると、今の世の中に足りないものが見えてくる。それは値段や数値で表せない、今は何でも数値で表してその数値で判断して物事を進めようとする。支持率、視聴率や売り上げにしても。実はそういうことじゃないんじゃないかって、この本をめくっていると感じてくる」

 

【実は"本嫌い"だった】

作家の父と読書家の母の元に生まれた阿川さんですが、意外なことに子供の頃は本が嫌いだったそうです。

では、今は阿川さんにとって本とは?という質問に対しては、こんな答えが返ってきました。

「本は私の先生で、大好きでもないんですけど逃れられない先生です。自分が書くにしても読むにしても、やっぱり厳しい先生です」

 

 

■阿川さんの著書

 「うから はらから」(新潮社)

 

阿川さんの3年ぶりの小説。「うから」は親族、「はらから」は同胞という意味。登場人物は元夫婦や連れ子など、家族でもなく血縁関係もない人間の結びつきを描いた物語。

 

「血がつながっていなくても、家族のような人間関係はできないとは言い切れないのではないか。”生涯大事にしたい関係”というのはあるんじゃないか。結果的にはそういうことを書いた作品になりました」と阿川さん。

 

【小説の"解釈"】

一方で阿川さんは、小説家が作品のテーマや解釈をあえて語る必要はないとも言います。

「思いもよらない解釈をされることもあるけど、それも読者の喜びになればそれで十分」と。

 

【本の"たすき"を渡す人を】
詩人の谷川俊太郎さんです。実は遠い親戚なんです。遠ーいけど。

70歳を過ぎたとは思えない若々しい、魅力的な、俊ちゃんです。 

 

 

【森本智子の取材後記】

http://ablog.tv-tokyo.co.jp/morimoto/2011/05/post-131.html

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