2月15日(水)放送
島田雅彦さん
作家

1983年、東京外語大学ロシア語学科在学中に「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー。芥川賞の候補になるが、6回落選するという最多落選記録を持つ。一昨年秋に、その芥川賞の選考委員に加わり話題になった。「彼岸先生」「退廃姉妹」など数多くの作品を発表している人気作家であり、法政大学国際文化学部教授も務めている。「スミスの本棚」で島田さんを指名した劇作家の岩松了さんは、ロシア語学科の先輩。

「コレラの時代の愛」
ガブリエル・ガルシア=マルケス / 訳:木村 榮一
(新潮社)

「百年の孤独」などでノーベル文学賞を受賞したコロンビアの作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスが1985年に発表した恋愛小説。舞台は、内戦が続きコレラが流行していた19世紀後半から20世紀のコロンビアで、51年9ヵ月と4日間初恋の女性を思い続けた76歳の男が主人公という、壮大な歴史小説とも言える一冊だ。男は、彼女の夫の通夜の席で、愛を告白する。

「フェルミーナ」と彼は言った。「わたしはこの時が来るのを待っていた。もう一度永遠の貞節と変わることのない愛を誓いたいと思っている」(「コレラの時代の愛」より)

「ビジネス書ばっかり読んでいかに成功するか考えているビジネスマンも読むべきだと思う。ビジネス書を読んでも絶対にその通りにならないし、その本はあなたのために書かれている本ではない。仕事ではパッとしなかったが、恋愛に関しては自慢できる、『一人の女をこんなに愛した』みたいな、そういう人生の栄光もあることをこの本は教えてくれると思う」

島田さんインタビュー(HP限定公開)

クリックするとインタビューを見ることができます

本谷有希子さん
作家

「この間、彼女は野間文芸新人賞を受賞したのですが、そのとき私が選考委員だったものですから。彼女も結構文学賞には縁がなくて、何か候補になるけれど受賞を逃すという人です。本人はいたってさわやかな、ふくらはぎのきれいな美人作家で、劇作家としても優れていると思います」(島田さん)


[an error occurred while processing this directive]
[an error occurred while processing this directive]
PICK UP NEWS
[an error occurred while processing this directive]
[an error occurred while processing this directive]