3月28日(水)放送
穂村弘さん
歌人

大学在学中から創作を始め、1990年に歌集「シンジゲート」でデビュー。自由な着眼点から、新しいスタイルの短歌を発表し「ニューウェーブ短歌」の歌人として知られる。短歌について穂村さんは「あの中は異次元だから、短いしね。だから『一瞬なら願いがかなう』みたいな感覚はあります」と話す。

「綿の国星」
大島弓子
(白泉社文庫)

昭和53年から少女漫画雑誌「ララ」に掲載され、いつか人間になれると信じて疑わないチビ猫が主人公の漫画。世界や社会に初めて遭遇し成長する、擬人化したチビ猫の姿を描いた。当時、大人の男性が少女漫画を読む記念碑的な作品となったといわれる。穂村さんは、生きることに悩んでいた高校時代にダイエーの書店で、偶然「綿の国星」を手に取った。
「大島弓子の登場人物はみんな、一度追い込まれていく。そこから奇跡のようにハッピーエンドになるけれど、我々が普段知っているこの世の論理でハッピーになるんじゃなくて、全くそれまで一度も考えたことがなかった、全然気付かなかった扉が開いて、その人の狂った夢が報われるという話なのです」(穂村さん)
人生には様々な扉があることを教えてくれた大島弓子作品に、穂村さんは「救われた」と話す。「今もきっと大島作品を必要にしている人がいる」。

穂村さんインタビュー(HP限定公開)

クリックするとインタビューを見ることができます

名久井直子さん
ブックデザイナー

「十数年来のお付き合いです。まだ彼女が二十歳ちょっとぐらいのときに知り合いました。まさかあんなにすごい人になるとはという感じです。見た目は、とっても笑顔のかわいい柔らかい女性ですけど、中身は『仕事の鬼』という感じ。名久井さんは本の読み込みの理解力がすごく高く、それを形にするときの発想がものすごく柔軟だと思います。だから『これも名久井さんの装丁か!』みたいな感じです」(穂村さん)


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