4月11日(水)放送
名久井直子さん
ブックデザイナー

川上未映子や江國香織らベストセラー作家が装丁を依頼する売れっ子のブックデザイナー。自身の仕事を「物質化の作業はほぼ全部やるという感じ」と評す。作品に込められた思いを読み込み、その世界観を的確に表現するセンスに作家や編集者の信頼は厚い。「本屋さんで周りにどんな本があるのか、どんな作家がいるか考えます。発売直後は平積み、最後は棚で背表紙しか見えない状態になるので、雰囲気が少しでも伝わることを念頭においています」(名久井さん)。

「ネジマキ草と銅の城」
パウル・ビーヘル著 野坂悦子訳
(福音館)

死が迫る王様を救うためネジマキ草という薬草を探しに旅に出るまじない師。まじない師が薬草を持ち帰るまでの間、銅の城に集まってきた動物たちは王様の命をつなぐため胸躍る物語を語って聞かせます。王様の命を救うことができるのか「ワクワクできる物語」(名久井さん)です。名久井さんが装丁を手がけた400冊以上の本の一冊です。

「わたしがネジマキ草を取ってくる。そして旅の先々で、会うものみんなに伝えよう。なにか物語を知っていたら、山に囲まれた銅の城に行って、王に聞かせてさしあげてほしいと。」(「ネジマキ草と銅の城」より)

1章ごとに城に来た動物が王様に1つ物語を話す構造が、毎晩子供に読み聞かせるのにちょうど良いと、名久井さんは親子にこの本を薦めます。さらに「電車で携帯を見たり何かに気をとられたりするのではなく、王様の運命だけに集中してドキドキする、そういう時間のすごし方も良い」と大人にも推薦するオランダの物語です。

名久井さんインタビュー(HP限定公開)

クリックするとインタビューを見ることができます

宇野亜喜良さん
イラストレーター

「4冊、仕事をご一緒しています。山崎ナオコーラさんの『論理と完成は相反しない』の絵を描いていただいたのが最初です。すごくやさしくて、本当に困ったときにご一緒することが多いですけれども、こちらのつたない願いを大きく汲んでくださって、それを上回った素敵な絵をいつも描いて下さいます」(名久井さん)


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