8月1日(水)放送
ねじめ正一さん
詩人・作家

1948年、東京都杉並区生まれ。青山学院大学経済学部中退。阿佐ヶ谷で民芸店を経営するかたわら詩人・作家として活躍。81年に詩集「ふ」でH氏賞を受賞、89年には自らの少年期を題材にした小説「高円寺純情商店街」で直木賞を受賞した。ほかに「荒地の恋」「商人」「ぼくらの言葉塾」「落合博満 変人の研究」「長嶋少年」など著書多数。

「ゴムあたまポンたろう」
長新太・作 
(童心社)

山にポンとぶつかって、ボールのように空をとぶ、「ゴムあたまポンたろう」のふしぎな世界一周の旅を描いた絵本です。第4回日本絵本賞を受賞。どこからともなく飛んできたポンたろうは、正体も、飛ぶ理由も分からないまま、とにかく色々なものぶつかっては飛んでいくのです。

「なんでこんな絵本を描いたのか理由がよく分からない」というねじめさん。「でも読んでいるうちに、理由を考える自分がばかばかしくなってくる。野暮に思えてくる」「ふつうは『起承転結』というけれど、これは『転々転々』。行くとこ行くとこそのまま行ってしまう。それをそのまま受け止めればいい」

「今の世の中、みんな頭が固くなってきて理屈っぽい。でもどうしても解明できないことはある。それを分からないというのは全然恥ずかしいことじゃない」・・・意表を突く展開で、まったく意味の分からないようにみえる絵本。だからこそ今、経済番組を見ているような大人に読んでほしい。「よく分からないという、不安な感覚こそが大事なのだ」とねじめさんは語るのでした。

内田春菊さん
漫画家

内田春菊さんとねじめさんは、もう30年ぐらいの付き合いだといいます。
「自分と似たようなところというか、好きなことしかやらない、興味のないことしかやらなくて、相当根性をもって戦いながら仕事をしていた」「根性の強さが魅力だと思う」(ねじめさん談)


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