

3月20日(水)放送
大西 洋
三越伊勢丹ホールディングス 社長
(おおにし・ひろし)1955年東京都生まれ。79年慶大商卒、伊勢丹(現三越伊勢丹)入社。紳士服畑が長く、2003年に開業した伊勢丹新宿本店メンズ館の立ち上げにもかかわった。09年伊勢丹社長、11年三越と伊勢丹の合併と同時に三越伊勢丹社長。12年2月より現職。
この本では、禅僧でもある著者が禅の教えをもとに「美しく生きる」ための方法を分かりやすく著しています。禅では「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」すべてが修業。心を整えるためには、まず自らの「所作」つまり日常の立ち居振る舞いを整えなければなりません。
国内最大の百貨店グループのトップに立つ大西社長は、その誠実な人柄や仕事ぶりで多くの人々の信頼を得て今の地位に立ったとも言われます。そんな大西さんがずっと大切にしてきたのは「人の心」。ところがこの本は「心」の中身を考えるよりも、まずは外から見える形を整えることが大切だと説きます。
「ハッとするところがありました」と大西さん。
所作が生み出す美しさが、最終的には内面的なものになっていく。立ち居振る舞いのひとつひとつを整えることが、客への本当の「おもてなし」にもつながる。この本に触れて、大西さんはそんな風に思うようになったそうです。
「おもてなしの心は、内面的なものと所作の両方が一致して、初めて相手に伝わります」「お客様をお待ちするときに、常に私どもは右手を左手の上に置いています。右手はお客様。左手の自分たちは常にお客様を支え、お客様のためにいるんだ、と。」(大西さん談)

紫舟さん
書家
「日本人として日本の文化に触れる」機会をもっと増やしていきたいという大西さん。次のゲストとしてご紹介いただいたのは、日本の美の表現者として世界的にも知られる書家の紫舟さんです。
「心の強さをものすごく感じる字を書かれる方」「書道を自分の力でどんどん海外に紹介している。とても尊敬している方です」(大西さん談)
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