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本格的にパリが暑くなってきました。
今日は30℃を超えたほどです!

そして天気同様、試合もとても白熱した熱い戦いが繰り広げられています。
試合中は、選手がコートチェンジする時には、
日傘がさされて暑さから選手を守っています。

ところで、我々テレビスタッフ陣は「テレビ村」という
まとまったエリアで仕事をしているんですが、
先日フランスのメディアの方々がテレビ村全体の人たちを歓迎する
パーティを開催してくれました。

そのお礼に、今度は日本のメディアが「寿司」で
テレビ村の人たちをもてなしました。

2枚目と3枚目の写真はその模様です。
海外の人たちが「わさび」「お醤油」を 食べて、
お箸を使っていると、やっぱり不思議に思えてしまいます。

さて、今日は女子シングルス決勝戦。
エナンが見事2連覇を達成しました!
小さな体 からは想像もつかない強烈なストロークを見て、
思わず取材をしながら拍手をおくってしまいました。

そして、一番感動したのは、やはり決勝戦を観に来た人たちが作り出す
素晴らしい雰囲気。優勝が決まると同時に
全員がスタンディングオベーション!!
決勝を戦い抜いた2人の選手に惜しみない拍手を送っていました。

明日はいよいよ男子の決勝戦です。
クレーコートで無敵を誇るナダルと
全仏で優勝すればグランドスラムを達成するフェデラー。
去年は激闘の末にナダルに軍配が上がり ました。
はたして今年、レッドクレーの魔物を味方につけるのはどちらでしょうか。

テレビ東京テニス担当





6月7日(水)

シングルスは男女ともベスト4がでそろって、
いよいよ全仏も終盤に突入です。

男子はフェデラー、ナダルの2強対決が予想通り
ファイナルで見られそうですが、
女子はSF、予想通りのエナン、クリスタースのベルギー対決、
チェコの新鋭17歳のバイディソワに
2つ目のグランドスラムを狙うクズネツォワと
こちらも楽しみな顔ぶれとなりました。

そしてJr.の戦いも始まっています。
その中、注目の日本男子Jr.錦織圭が
全仏Jr.シングルスベスト8をかけて登場。
結果6−4、6−3のストレートで勝ち進みました。

才能溢れる16歳。
時に自分への怒りにまかせラケットを
叩きつけようとする仕草は
サフィンのそれを彷彿とさせますが、
切り替え早く飄々とプレーを続ける姿は
メンタルの強さを感じさせます。

元来ハードコートが得意ということもあり、
ここ全仏では展開を急ぎすぎるところがありますが、
なんといってもウィナーが奪えるところが大きな魅力です。

特にキレのあるフォアハンドは一番の武器で、
ためを作ってコースを読ませず、
さらに速い振り抜きで相手を翻弄します。

またイマジネーションが豊富で、
感覚でできてしまうところに才能を感じますが、
これを元に今後はタクティクスを着実に身につけ、
その才能をより強固なものにするに違いありません。

現在ニック・ボロテリーキャンプで学んでいますが、
かのブッラッド・ギルバートも認めるそのポテンシャルは、
日本に待ちに待った新しい時代の訪れを
感じさせてくれるものです。

今回全仏Jr.でどこまで進めるのかはもちろんですが、
今後も目が離せない楽しみな選手が現れました。














6月6日(火)

昨日まで現地リポートしていた小島アナウンサーが、
一時W杯でドイツへ行ってし まったため、代筆させて頂きます。

いよいよ3回戦に突入した全仏オープン。
復活を 果たした、かつての天才少女ヒンギスは、
大人になってもそのクレバーなテニスは健 在でした。

3回戦も危なげなく勝ち上がりました。
一方、1回戦を大逆転の末に突破 したシャラポワは、
何かが吹っ切れたかのように、本来の精神力の強さを取り戻しました。

ただ、足首にはいまだ痛々しいほどのテーピングが
巻かれていて、これから先 の試合でさらに激しい動きをした時に、
ケガの影響が出てこないかどうか心配です。

本人は「ケガはだんだん良くなっているし、
ここまで良いプレーが出来るようになるまで回復するとは
思っていなかった」と言っているので、
「勝ちたい」という気持ち が痛みを超えてくれることを
期待したいと思います。

さて、2枚目の写真は、
シャラポワが試合をしていたコートの写真です。
そして、3枚目の写真は、同じ時(シャラポワの試合中) に
撮ったスザンヌランランコート(準メインコート)の夕暮れの写真です。

なんとこの時、すでに午後8時30分!!
パリ・ローランギャロスは、日本 と違って
なかなか日が沈まないんです。
生活感覚が少しずつ狂ってしまいます。

そし て、男子では去年の全仏オープン優勝者ナダルが、
地元フランスのマユーと対戦。

第 1セットを奪われる波乱の展開となりました。
第2セット以降もデュースゲームが続 く苦しい試合でしたが、
勝負どころでは、左手1本の腕っぷしだけで
パッシングショットを成功させてサービスゲームをブレイク。

4時間53分という驚異的な長さの試合を制して
逆転で4回戦進出を決めました。
それにしても、フランス国民の皆様は、

自分の国の選手が試合に出場すると、
ものすごい応援が過激になります(笑)。
相手選手へのブーイングは当たり前。
相手の選手はやりにくそうだなーという感じが します。

さてさて、最後の写真はローランギャロスの会場の
何箇所かにある看板です。

何かと言うと、そう!4大大会の会場までの距離なんです。
ウィンブルドンまでは365kmまあまあ近いですね。

U.Sオープンのフラッシング・メドウまでは5830km
遠いですねー。そしてオーストラリアン・オープンの
メルボルンパークまでは・・・ なんと16950km!!!

全く想像がつきません。
明日は、男女とも4回戦に突入。
シード選手同士の対戦が目白押しです。では。


テレビ東京テニス担当

























6月5日(月)

青い空がどこまでも広がるパリ。
このところ雨続きで鬱屈していたので、
心身ともに晴々して久々に爽快感が蘇ってきました。

今日からシングルスは3回戦がスタート。
そのなかモーレズモがコート・フィリップ・シャトリエに
登場すると場内は地鳴りにも似た歓声で揺れ動き、
確信にも似たその期待の高さを伺わせました。

結果は格下相手に、6−3、6−3のストレートで
難なく4回戦進出。
全豪オープン優勝、世界ランクNo.1、
そして第一シードと目指す頂点へ最高の条件で臨む今年ですが、
果たして地元フランスの声援を例年通りの
プレッシャーではなく、
優勝への後押しとすることができるか。

アメリーの悲願は06年、
ついに成し遂げられるのでしょうか。


ところで、このセンターコートには当然のことながら
VIP席が用意されていまして、
毎年様々な人達で埋め尽くされます。

過去にはショーン・コネリー、サミー・ナセリなど
俳優や各国皇室関係者、ロナウド、ロベルト・カルロス、
ライーなどの新旧セレソン組みやジダン、アンリといった
footballeur、前IOC会長サマランチに、
米国前大統領クリントン、ロシア前大統領エリツィンといった
「前」組みなど、挙げだすと枚挙に暇がありません。

しかし、コート・フィリップ・シャトリエに足を運んだ人は
誰でも、そんな有名人よりも目立つ存在に気付かされます。

身に纏った白一色がその雰囲気の全てを物語る、
見るも眩しい女性達。

VIPを接客するエレガントなレディがまさにその人。
調べてみると、13人分の真っ白なスーツと
ヒールはクリスチャン・ディオールが手掛け、
年齢は23歳から36歳まで。

また身長174cmから180cmまでと長身で揃え、
並ぶ姿はまさに壮観。

さらにフランス語、英語だけではなく
複数の言語を操るとなると、
生来の気品に加え、比類のない頼もしささえ感じられる
まさにスーパーレディ集団!

VIP席は私のいる実況席からはちょうど反対側で、
彼女たちの実際の活動や対応は想像の域をでないのですが、
きっとパリらしい素敵な空間のはずです。

毎年思うのですが、一度でいいからあっち側でじっくり
テニスを(?)楽しんでみたいものです。

さて、サッカーW杯の取材のため
明日からしばらくパリを離れます。

現地スタッフがひきつづき
ローランギャロスからリポートします。
Au revoir !




















6月2日(金)

日本選手でただ一人残った森上亜希子の2回戦。

今シーズン4勝、しかもクレー3大会連勝と波に乗る
世界ランク3位のペトロワを初 戦で下した勢いそのままに、
順当に勝ち上がることが期待された森上。第1セット立ち上がり
3−3まではキープが続き、サービスを武器とするペリーに対し、
サービス ゲームは主導権をしっかり握って、序盤危なげなく進みます。

しかし、第7ゲームで2度のブレイクポイントを奪えず、
先に得たリードのチャンス を失うと状況は一変、
続くサービスゲームをペリーにあっさり奪われてしまいます。

ここから世界ランク92位、21歳のペリーが勢いづき、
サービスに加えてタッチの いい効果的なスライスで森上を翻弄します。

結局第2セットも勢いの衰えないペリー に対し成す術なく0−6と完敗。
ここぞというチャンスをきっちり生かせなければ、
グランドスラムでは勝ち続けていくのは難しいことを
改めて思い知らされました。

この3日間は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気で、
気温も上がらず肌寒さ がちょっと身にしみるパリです。

そんな中でも日々人であふれかえっているローランギャロスには
今年から変った点がいくつかあります。
そのひとつがムスクデ−ル広場 に登場した巨大スクリーン。
画面面積が27平方メートルのスケールに加え、
高画質 &高音質とすごい迫力。

この画面に釘付けになる多くの人のため、
例年以上に広場は 人で埋め尽くされ、
ここを通過するのがなかなか大変です。

また、ポスターをはじめとした秀逸なデザインのものを、
毎年ローランギャロスでは 多く目にするのですが、
ボールをモチーフにしたかわいらしい大きな看板がありまし た。

こういうところに日常の潤いを感ぜずにはいられないのですが、
その近くに不思 議なものを見つけました。

場内のテニス博物館の入り口に掲げられているそれは、
日本人の私に何かを訴えるも のですが・・・。
曙?勝????




















5月31日(水)

いよいよ2回戦に入りました。
今年の男子の注目はなんと言っても、
王者フェデラーと昨年優勝のナダルの頂上対決。

クレー54連勝の新記録を、ここローランギャロス初戦で
達成したばかりのナダルは、連覇のかかる舞台で
最高のモチベーションをもって勝ち上がりそうですが、
フェデラーとしてもグランドスラムのチャンスです。

これまでの通算対戦成績はナダルが5勝1敗と圧倒。
もちろんクレーでは、昨年の全仏セミファイナルも含む3戦全勝。
しかも今年に入り直前まで3度戦ってナダルの負けなしと、
6月3日に20歳になるワンダーボーイをもう誰も止められない、
といった感じです。

加えて、昨年フェデラーの通算成績は81勝わずかに4敗!で、
今年はすでに3敗してそれが全てナダルに
やられているわけですから・・。

しかし、天才フェデラーは、やはりただの天才ではなく、
Hyperな!天才なのです。
きっと、きっと、・・・、フェデラーはやってくれるはずです。
ということは、史上最高の全仏男子決勝戦が
今年見られるに違いないのです。
根拠はないけど、ローランギャロスの空気が
そう感じさせてやまない。
連日詰め掛けている、世界中のテニスファンの熱気と期待感が
日増しに大きくなって、はちきれそうなのです。

ちなみに、我々テレビ東京のキャビンでは今、
風邪が流行っています。少し気をゆるめるとあっという間に
勢いに押されそうです。

この後ドイツでのW杯も控えている ので、
気合を入れるのはもちろん、
日々栄養をつけて強い身体を作ることを大義名分に、
毎日食べに食べて、私はお腹がはちきれそうなのです。

さて、対照的に会場内を力いっぱい元気に走り回る子供たち。
そこでふと目にした例のクレーコート色のサインボール。

な、な、なんと、
バスケットボールと化しているではありませんか!
ドリブルで所狭しと会場内を激しく奪い合いながら
走り続ける子供たち。

時に股を通したりと存分にテックニックを披露し、
時おり恍惚とした表情をも見せる彼らに、
道具は目的ではなくどう生かすかだ、
と国という隔たりを超えた普遍的なテーマを教えられたのでした。
確かにこの色、バスケットボールみたいですね・・・。
でもやっぱり人気はいまのところ黄色のようです。


























5月30日(火)

大会3日目は、1回戦最後の日。

ヒンギスがローランギャロスに帰って来ました。
3年ぶりにセンターコートに姿を現したヒンギスは、
プレーを楽しんでいるようでした。

グランドスラムで唯一タイトルを手に入れることが
できていない全仏は、彼女にとってまさに鬼門。
99年のグラフとの決勝で、センターコートの観衆全員を敵に回し
て涙したことなど記憶に新しいところですが、
とにかく、あまりいい思い出のないこの地に
プレーヤーとして再び戻ってきた彼女の姿には、
神々しささえ感じます。

センターコート入場前、インタビューに答えていたヒンギス。
にこやかな表情でベストを尽くすと語る様は、
かつての強気の女王とは違った、
大人の余裕を感じさせるものでした。

プレーの質自体は全盛期のそれにはまだ及びませんが、
戦いそのものを楽しめているところは、
これまでとは全く違ったヒンギスの姿として
魅力的に映ったのでした。
2回戦以降も、新しいヒンギスが楽しみです。

さて、本日も大勢の人が殺到している
ローランギャロス内のグッズショップで、
目新しいものを見つけました。

直径約30cmのテニスボール。
‘ROLAND GARROS‘の刻印がある大きなそれは、
子供たちが選手にサインを書いてもらうものとして、
すっかりお馴染みです。

で、なにが目新しいかというと、
黄色のその巨大ボールに仲間が増えたのです。
はっきりとしたオレンジに、さらにくすんだレンガ色と、
なんと巨大ボールが3兄弟に!

突然の増殖に驚かされました。
ただ、オレンジはサインも目立ちますが、
レンガ色はかなり分かりにくそうで、
このチョイスはいったい?

レンガ色と書きましたが、おそらく全仏ならではの
‘クレーコート色‘のつもりなのでしょう。

でも、しかし・・・。

まだ、どの色もショップに大量にぶら下がっていたので、
今後の売れ行きに注目したいと思います。

そして、是非とも中継では、選手が試合を終えて
出て行く時に目を凝らしてください。サインを求める子供たちは、
いったいどの色のボールを持っているのでしょう。

ちなみに、私はお土産として未だ巨大ボールは
買ったことがありません。
トランクにも入らないし、抱えて帰る勇気もないです。
はははは・・・。


















5月29日(月)

日曜日の開幕。 今年から全仏のスタートが1日早くなり、
予想通り大盛況のローランギャロス初日。

その中、世界ランクナンバー1のフェデラー、
地元の期待が例年以上に大きいモウレ ズモは順当に初戦を
突破しましたが、注目のシャラポワは苦戦を強いられました。

4月の初旬のマイアミで左足首を痛め、ここ全仏まで試合から
遠ざかっていた為、試合勘、さらに加わった練習中の右足のけが、
クレーへ対応など不安要素を抱えての1回戦でしたが、
第1セットは6−2と、世界ランク97位、格下のワシントン相手に
すんなり奪い、まずまずのスタート。

しかし第2セット、調子の良かったサービスが乱れ、
そこに後のないワシントンの大胆な攻撃が決まり出し、
第2セットを落としてしまいます。 不安が顔をのぞかせ始め、
セルフコントロールを失ったシャラポワはファイナルでも乱れ、
なにをやっても上手くいかず、絶体絶命のピンチ。
2−5まで追い詰められます。

しかし、今にも崩れ落ちそうな状況を打開したのは
シャラポワ自身でした。

ここでコート上には別人の彼女が姿を現したのです。
顔は怖ささえ感じる冷徹なものに変り、
コートサイドの父ユーリさんにすがっていた目は、
わずか数分のうちにその様子を一変させたのでした。
手打ちになっていたショットは、低い重心から繰り出される
伸びのあるショットに戻り、粘りを見せるワシントンを追い立てます。

そして初めてマッチポイントを握られた際には、
突如2羽のハトがコート上に舞い降り、ゲームを和やかに
止めましたが、高い集中力の切れないシャラポワはその状況をも
見方につけ、そこから計3度のマッチポイントをしのぎ切り逆転勝利。

クレーへの苦手意識、怪我の状況も含め、
2回戦以降も厳しい状況があるかもしれま せんが、
精神的なパワーアップを見せ付けた彼女の戦いが
この後も楽しみです。


















テレビ東京トップ