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2012年7月16日放送

世界に羽ばたけ!ニッポンの至宝"新幹線"

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

世界に羽ばたけ!ニッポンの至宝

 アメリカにブラジル、タイにインド・・・世界各国でいま、数多くの高速鉄道計画が進んでいる。沸騰するその世界市場へ打って出るのはニッポンの「新幹線」だ。1964年の開業以来48年間「死亡事故ゼロ」を続ける新幹線。もちろん一番の売りは日本のお家芸とも言える「安全性」だ。そのため車両などハード面だけでなく、運営システムといったソフト面もセットで輸出したいと考えているのだ。
 しかし世界にライバルは多い。世界最速を誇り、既に7カ国への輸出実績があるフランスの高速鉄道TGVや、急速に追い上げてきた中国や韓国だ。そんな中、インド国鉄から新幹線視察団が来日。既にフランスとドイツを視察してきた彼らが新幹線運転台から線路敷設の現場、青函トンネル・・・と新幹線の隅から隅まで視察。果たしてインド国鉄の新幹線評価とは!?

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放送内容詳細

ニッポンの新幹線vsフランスTGV

 「未来世紀ジパング」は、新幹線のぞみの運転台に同乗を許された。そこで目撃したのは…1秒の遅れも許されない運行システムの現場だった。「世界一正確に運行する」と言われる新幹線、しかし、正確なだけではない。1日に333本もの新幹線が3分間隔で運行しているのだ。これも日本が誇るべき技術だ。また通称「ドクターイエロー」と呼ばれる新幹線の検査車両にも乗車。その中にも、走行しながら線路の歪みなど検査するというスゴい技術があった。 いっぽう、フランスの高速鉄道TGVは最高速度574キロという世界最速記録を持ち、世界7カ国への輸出実績を誇る。担当者はこう言う「TGVはどの国の鉄道より速い。それを武器に今後はアフリカなどの新興国にどんどん売り込んでゆく」

インドの国鉄マンも驚くニッポンの新幹線

 6月中旬、インド国鉄の視察団がニッポンにやってきた。お目当ては新幹線。実は高速鉄道の購入を検討している。ニッポンの新幹線の魅力は安全性。実はインドでは過去10年間で鉄道の事故が2400件以上起こっているのだ。ニッポンの新幹線の技術を目の当たりするインド人視察団、特に新幹線の専用線路には感心することしきり、ところが費用を知ると「とても払える金額じゃない」と意気消沈。しかし、建設中の北海道新幹線のレールを見て「これかも知れん」と目を輝かせた。そのレールとは在来線のレールに新たに1本だけレールを新設する方式だった。

NAVIGATOR

森永卓郎(経済アナリスト、獨協大学経済学部教授)

1957年東京生まれ。東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社に入社。その後、三和総合研究所、UFJ総合研究所勤務を経て、2006年から獨協大学経済学部教授。著書に「庶民は知らないデフレの真実 (SSC新書)」、「ニュースのウラ読み経済学 (PHPビジネス新書)」などがある。

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

世界はすべて新幹線になる

 日本の新幹線は開業以来、衝突・脱線の死亡事故ゼロという世界に誇れる技術を持っている。 東日本大震災の際も新幹線は走っていたが、転覆しなかった。どんな地震が来ても必ず高速の鉄道を安全に止められる技術を持っているのは、日本だけである。つまり、運行管理や保線の技術も含めたシステム全体をパッケージとして売り込んでいくというのが、日本にも買い手の国にも得になるのだ。 今後はその魅力を上手くアピールできるかどうかが問題となる。日本の政府ももちろん動くべきだが、人任せにせず、国民一人一人も行動していくべきだと森永は考える。

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最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
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