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2013年1月7日放送

日本の新エネルギー第1弾..."地熱発電"の可能性とは?

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

日本の新エネルギー第1弾...

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 沸騰する太陽光発電のいっぽうで、ほとんど手つかずの日本の自然エネルギーの可能性を2週連続で特集する。第1回目は、"地熱発電"。地熱発電で26%の電力をまかなう地熱先進国がアイスランド。その現状を取材する。また、地熱の埋蔵量が世界第3位を誇りながら、ほとんど開発されずに来た日本の地熱発電に、原発事故以降、機運が盛り上がっている。しかし、解決すべき課題も横たわっている。それは、温泉問題だ。

  • ヘトリスヘイジ地熱発電所 ヘトリスヘイジ地熱発電所
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放送内容詳細

地熱先進国アイスランド

 北極圏にあるアイスランド。至るところで温泉が湧く温泉大国だ。中でも、世界各国から観光客が訪れるのが温泉施設「ブルーラグーン」。ここには広さ5000平方メートル、50メートルプール4つ分の広さを持つ、世界最大の露天風呂なのだ。その様子は…もはや湖。実は、この温泉は自然に湧いている天然温泉ではなかった。その大量のお湯は、そばにあるスバルツエンギ地熱発電所から供給されていた。その地熱発電所は、2万5千世帯分の電力を生み出しているだけでなく、余った熱水で巨大温泉まで作りだしていたのだ。実はアイスランドはエネルギーの26%を地熱でまかなっている。しかし、それだけではない。市民の生活まで潤していた。どういうことなのか…その驚くべきシステムを「未来世紀ジパング」のカメラがとらえた。

世界最大の露天風呂ブルーラグーン 世界最大の露天風呂ブルーラグーン

ニッポンの地熱発電は?

 大分県九重町。ここに日本最大の地熱発電所がある。八丁原地熱発電所。この日、大きなバスが何台もやってきて、次々に人が降りてきた。観光客が地熱発電所の見学に来たのだ。原発事故以降、地熱発電に対する関心が高まり、見学者が増えていると言う。
 しかし、現在日本の地熱発電所の数は17カ所しかない。地熱埋蔵量が世界第3位というわりには、その資源を活かしきれていないのだ。さらに、新たな地熱発電所は10年以上作られていないという。実はそこには大きな壁があった。それは「国立公園・国定公園」問題、そして「温泉」問題だ。

大分県にある日本最大の地熱発電所「八丁原地熱発電所」 大分県にある日本最大の地熱発電所「八丁原地熱発電所」

NAVIGATOR

江原幸雄(九州大学名誉教授 地熱情報研究所代表)

国際地熱協会理事。日本地熱学会会長を歴任した日本の地熱研究第一人者。 
「地下での熱の流れの仕組み」の研究をする傍ら、九州を中心に20か所ほどの
温泉調査もしている。昨年九州大学を退官し、NPO地熱情報研究所を立ち上げ
地熱発電の意義やしくみを社会に広く知らせる活動に専念している。
著書に「地熱エネルギー~地球からの贈りもの~」「日本列島は地熱エネルギーの宝庫 あなたも今日から地熱博士」などがある

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

東京でも地熱発電

 地熱発電は温泉地などの火山地域でしかできないというイメージがある。しかし、実は地球は体積の99%が1000度以上もある、まさに巨大な火の玉。現在は1000~3000mほど掘って地熱を利用しているが、5000mくらいまで掘れば、温泉地でなくともその熱を利用できる。つまり、温泉がない東京の都心でさえ深く掘れば、地熱発電所を作ることも可能だとナビゲーターの江原は言う。
 大きなポテンシャルを秘めている日本の地熱発電、2050年頃に日本全体の電力の10%を賄うのが目標だという。少ないようにも思えるが、大切なのは1つのエネルギーだけに依存するのではなく、様々なエネルギーに分散すること。そのうちの1つとして、多少時間はかかっても、後世に残せるエネルギーとして地道に開発していくことが必要だろう。

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