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2013年6月3日放送

シリコンバレーで「お~いお茶」が沸騰!日本茶が、最強の輸出品!?

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

シリコンバレーで「お~いお茶」が沸騰!日本茶が、最強の輸出品!?

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世界的な健康ブームを追い風に、「日本の緑茶」が世界に攻勢をかける!
日本で最も売れる緑茶飲料、伊藤園の「お~いお茶」。その伊藤園は、フェイスブックやグーグルなど、名立たるIT企業が集結するシリコンバレーに猛烈な営業をかけていた。シリコンバレーを攻略することが、アメリカ全土の販売促進に繋がるという。その実態に迫った。
さらに、ビール大国・ドイツでは、日本の伝統「抹茶」が、浸透し始めていた。
明治時代には、日本の主要な輸出品だった緑茶。第二の輸出ブームは来るのか!?

  • 伊藤園がシリコンバレーで営業攻勢 伊藤園がシリコンバレーで営業攻勢
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放送内容詳細

ワインボトルに入った…2万円超えの超高級緑茶

アベノミクス効果で、日本の消費が元気を取り戻している。百貨店では高額消費に火がつき、売り上げを底上げしているという。デパ地下のお茶売り場では、ワインボトルに入った日本茶が1本、ナント2万1千円で売られていた。予約限定のこの超高級緑茶は、ほぼ完売状態だという。この高級緑茶の茶葉には、江戸時代、将軍に献上されていた静岡の「天竜茶」を使用。1枚1枚丁寧に手摘みされる希少な日本茶だ。
丹精込めて作られる日本の緑茶は、アメリカ、そしてヨーロッパでも大人気に!メード・イン・ジャパンの日本茶は世界を席巻することができるのか!?

1本21000円の超高級緑茶 1本21000円の超高級緑茶

健康ブームに沸くアメリカで、緑茶がブームに!

3人に1人が肥満というアメリカは、今、健康ブームに沸いている。その追い風に乗って、ヘルシーな日本茶を飲める緑茶カフェが急増しているという。
2年前にオープンしたカフェでは、玉露に煎茶、玄米茶と、日本から取り寄せた17種類の緑茶を楽しむことができ、ニューヨーカーに大人気。その話題のカフェを、今年4月、ニューヨーク支局に配属された大江麻理子がリポートする。
一方、IT企業が集まるシリコンバレーでは、飲料メーカーの伊藤園が営業攻勢をかけていた。IT企業が集まる交流会で、「お~いお茶」の試飲会を日々行っているのだ。情報発信力のあるITのビジネスマンに営業をかけ、フェイスブックやツイッター等で、自社商品の口コミ宣伝をしてもらおうという狙いだ。シリコンバレーの攻略が、アメリカ全土、さらには世界的なPRに繋がる宣伝効果だという。

NYのお茶専門店を取材する大江アナ NYのお茶専門店を取材する大江アナ

ビール大国・ドイツで抹茶が!

さらに、ビール大国ドイツでも、日本の本格的な緑茶が浸透し始めていた。ベルリンのお茶専門店では、日本茶の淹れ方を教える日本茶セミナーが開かれていた。健康的で、気持ちをリラックスできるという理由から日本茶が人気になっているのだ。ドイツは、日本から輸入する茶の量がヨーロッパ最多。ドイツ国民の間では、日本茶で客をもてなす日本茶ホームパーティもひそかなブームになっている。
一方、日本茶ファンのドイツ人が、日本の緑茶、さらには日本の茶文化もドイツに波及させようと動いていた。鹿児島から品質の高い茶葉を直輸入し、リーズナブルな価格で販売。日本の緑茶をドイツ人に知ってもらおうと、日々、奔走しているのだ。さらに、ドイツ人による初の日本茶専門店をオープンする。この店では、本格的な抹茶を実際に点て、客に提供するのだという。
紅茶、コーヒーを凌ぐ飲み物として、日本の緑茶は、世界へ打って出られるのか。

ドイツで抹茶がひそかなブーム ドイツで抹茶がひそかなブーム

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田中陽(日本経済新聞社 編集委員)

1985年日本経済新聞社入社。1990年流通経済部記者。
以来、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどの流通業を深く取材。
主な著書「百貨店サバイバル-再編ドミノの先に-」、近著に「セブン-イレブン 終わりなき革新」(ともに日本経済新聞出版社)など。

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

“Japanese Green Tea”を世界遺産に

富士山の登録が確実視され、日本でも話題の世界遺産。食の分野では、すでに無形文化遺産として、フランス料理やメキシコ料理が指定されている。
ジャパニーズグリーンティー(日本茶)は単なる飲み物としてだけでなく、その文化、しきたり、もてなしの心など、日本的な価値、存在感を打ち出せる。
日本の緑茶が世界遺産に認められれば、当然、世界的に日本の緑茶人気に火が付く。つまり、日本茶は輸出産品として大きな可能性を秘めているのだ。
実は100年前、緑茶は生糸に次ぐ、日本で2番目の輸出産品。しかし先の戦争を機に、10分の1ほどに落ち込んだ。それが、ここ20年で約10倍も輸出量を増やしている。緑茶生産者は再び、世界に目が向き始めたのだ。
また、お茶はTPPの重点品目の中に入っている。今後、メードインジャパンの緑茶が世界に広く流通するだろう。

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