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2014年9月22日放送

ニュースが伝えない「香港」異変! ~中国返還から17年 今何が起きているのか~

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

ニュースが伝えない「香港」異変! ~中国返還から17年 今何が起きているのか~

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「東洋の真珠」と呼ばれた香港がイギリスから中国に返還されて17年。以来中国本土の経済成長の恩恵を受け躍進してきた香港だったが今、異変が起きている。増え続ける中国人観光客のマナー違反や日用品などの「買い占め」に対する反発。さらに棚上げにされてきた民主化選挙を求めて大規模なデモや抗議集会が発生。民主化を求める勢力は「金融センター香港」の象徴でもある中心部の「セントラル封鎖」を目論む。民主派リーダーの一人で「学民の女神」と呼ばれる女性大生に密着。すでに電話を盗聴されるなど当局の監視が強まる中、逮捕も辞さないと言う。彼女の想いとは...香港で今何が起きているのか、徹底取材した。さらに世界の食が集まる香港へ、震災から3年を経て打って出る三陸の伝統食材を追った。

  • 香港に異変!怒りの矛先は… 香港に異変!怒りの矛先は…
  • 民主化選挙を求める抗議集会 民主化選挙を求める抗議集会
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放送内容詳細

中国への不満噴出!「運び屋」ビジネスの実態

香港に起きている異変の一つが、これまで経済を支えてきた中国本土への反発だ。年間4000万人を超える中国人観光客のマナー違反の数々。日常的に香港市民とトラブルが起きている。「列を守らない」「どこでもゴミを捨てる」「子どもが街中で排泄する」などなど。更に大きな不満の要因が「水客」と呼ばれる運び屋。観光客を装い中国から香港にやってきて、粉ミルクやオムツをはじめ大量の食料や日用品を中国へと運び届けて利益を得ているのだ。香港では品不足や価格の高騰につながり市民の不満が噴出。なぜ違法な「水客」は増え続けているのか。香港から中国側へと渡ると驚くべき巨大ビジネスの実態に辿り着いた。

運び屋「水客」の巨大ビジネスとは… 運び屋「水客」の巨大ビジネスとは…

「学民の女神」民主化選挙を求め「金融街封鎖」決行へ!

今年7月1日の返還記念日、香港では過去最大規模50万人を超える市民がデモ行進を行った。訴えたのは香港のトップ、行政長官を決める選挙の民主化だ。その活動を率いるリーダーの一人に「学民の女神」と呼ばれる女子大生がいる。拡声器やマイクを握り訴える彼女は、今月から大学生になったばかりの17歳。しかし会ってみるとイメージとは異なり、日本のアイドルグループ「嵐が好き」と答える普通の女子だった。そして先月下旬、民主化選挙を求める香港に対し、中国政府からの回答が出た。結果はこれまで以上に民主化を排除しようという内容。「学民の女神」をはじめ民主派勢力はすぐさま大規模な集会を実施。警察ともみ合いになり拘束される学生たち。強まる圧力の中、彼女たちは香港の金融街「セントラル封鎖」を決行するのか…。

「学民の女神」と呼ばれる17歳の女子大生 「学民の女神」と呼ばれる17歳の女子大生

世界の食が集まる香港へ 震災から3年半を経て三陸の伝統食材が挑む!

毎年50万人が訪れる世界最大の食の見本市「香港フードエキスポ」。今年も日本全国から、様々な食材が出展。その中で今年初めて香港にやってきたのが、岩手県三陸町のアワビだ。震災で養殖施設が全滅してしまったがようやく復旧。中国料理の最高級食材「干しアワビ」で市場への参入を狙う。そのアワビが今回、香港の政治家や経済界トップが集まるディナーパーティーのメイン料理に選ばれた。香港の食通たちの反応は?さらに香港随一、乾物店が集まる通りで市場価格を調査。干しアワビ1個の値段は1000円以下から何と100万円を超えるものまで。初めて持ち込んだ三陸のアワビの値段は果たして…。

三陸のアワビが香港へ 三陸のアワビが香港へ

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後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)

1984年日本経済新聞社入社。バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。<主な著書>『勝つ工場』、『アジア力』、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)。

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

「東洋の真珠」の輝きは消えない

イギリスから中国に返還されて17年。香港の政治のトップ「行政長官」の次期選挙で事実上、民主派候補者の立候補を認めないとする中国政府の回答。香港と中国本土の間で大きな軋轢が生じている。
しかし「東洋の真珠」と呼ばれる香港の輝きは、今後も消えないと後藤は予測。
香港は、中国にとって経済の国際化、人民元の国際化を進めていく上で欠かせない“金の卵を産む鶏”のような存在。世界から見ても香港には様々な大企業や中堅企業の重要拠点があり、法体系や市場の透明性が高いことが魅力となっている。この「輝き」を消してしまうことは中国にとっても大きな損失となるのだ。
香港は、日本が今力を入れている農水産物輸出の最大の輸出先であり、日本にとって重要な地域のひとつ。更に中国の愛国教育を受けていない点も見逃せない点だと言う。

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