地球VOCE
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第106回 5月18日(金)放送
エンターテインメントの力でアフリカHIV対策
今回訪れたのは、日本を代表する電機メーカー、ソニー。案内をしてくれた戸村さんは、昨年アフリカ・タンザニアでHIV・エイズ予防啓発のため、ある活動を行ったといいます。早速、どんな活動をしていたか、見せて頂くことに。

案内された部屋にあったのは、150インチの巨大スクリーン!
戸村さんがこのスクリーンを使って行ったのは、パブリックビューイング。タンザニアの村々で映画を上映し、HIV・エイズ予防につなげるという活動をしていました。
「タンザニアはHIVエイズがまだ20人に1人、都市部では10人に一人とも言われるほど非常に感染率が高く、そのお話を聞いて、どういう風に楽しいユニークな方法で、若者や子どもたちに啓発活動を支援できるのかなと考えまして。映画を野外に持っていこうと考えたのです」と、戸村さん。

大自然に恵まれているタンザニア。しかし、電気の普及率は2割程度で、人々はテレビやラジオのない生活を送っています。そのためHIVについて正しい知識を持っていませんでした。そこでソニーは、現地NGOなどと協力し、上映の合間に、HIVの感染原因や予防法などの映像を紹介しました。 「最初は『映画をやるよ』と、皆さんに集まってもらうことで、普段はHIVエイズって何だろうという若者や子供も、楽しそうだから来てくれる。そこで啓発活動をすることによって『HIVの啓発活動も合わせてやるのね、じゃあ聞いてみよう』という流れになるわけです」と、戸村さん。

しかし、この試みには苦労もあり、機材のキャリングケースは今回のプロジェクトのために作った特注品だそうです。
その工夫は、ケースの蓋となる上の部分の傾斜。
「実は、ちょっとの雨とか砂嵐の中でも続けなきゃいけない時があります。傾斜を付けることにより、雨が降っても流れますし、砂塵からも守れるようなキャリングケースになっているんです」と、戸村さん。

2週間で4地域・6か所を回ったこの活動。戸村さん自身も、改めて感じたことがあったそうです。
「映画を見たことがない方がほとんどでしたので、映画の中に入ってしまったかのような、エキサイトされている観客の方と私たちも一緒にやることができて、本当にエンターテインメントと映像の力って言うのは、こういうことを皆さんに楽しんでいただけるんだなと思いましたね」と、戸村さん。

合計4700人もの人が参加しおよそ2500人がHIV検査を受けたこの活動。
さらに、使った機材はタンザニアに寄贈し、現地の人に使い方を教え、その後もイベントが出来るようにしました。

「クリエイティブな人が多い会社ですので、ユニークな方法で社会貢献ができることを続けていきたいと思っています」と、ソニーの今後の目標を教えてくれた戸村さん。
エンターテインメントの力と、技術力を合わせたこの活動。
楽しいからこそ多くの人を集め、HIVの正しい知識を身につけてもらえたのです。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京