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第八回「イエローハット 堀江康生社長(10月8日放送」 (2010.10.15)
▼2010年10月8日放送の「イエローハット 堀江康生社長 業績V字回復 次の一手は」の内容はこちら
今回はカー用品・部品の販売や取り付けを中心とした店舗を展開するイエローハットの堀江康生社長(58歳)です。
堀江社長はリーマンショック後の2008年10月、2期連続で業績が赤字化する中で社長に就任し、業績の次期黒字化を宣言し、会社の建て直しに取り組みました。「100%立て直す自信があった」と語る堀江社長、就任直後の2009年3月期には営業利益を黒字に転換させ、その後成長を続けています。
堀江社長は1990年の株式店頭公開で監査員として公開業務の中心的業務を果たし、1995年東証第2部、1997年の東証第1部の上場準備にも携わりました。「イエローハットに入社してから34年間、全セクションに絡む業務をしてきたから直すべき所がわかっていた」と、満を持しての社長就任。業績建て直しには、部署ごとに手を入れていったということです。フランチャイズを減らし直営店を増やす方針も180度転換し、フランチャイザーとして進む方針にするなど、コンサルティング会社を入れて築いてきた仕組みをことごとく変えていきました。「社長に就任する前から、改善策を提案しては却下されていた」と、常に問題意識を持ち、発信していたことも成功の理由のひとつでしょう。
社長というポジションは堀江社長にとって、持ち前の提案力と決断力が発揮できるストレスフリーのポジション。「今まで根回ししないと絶対にうまくいかったことが、社長になったら直接社員を呼んで『やれ~』と言えるようになった。一回で済むのは楽ですよ。」と。部長クラスに対しても「しっかりやれ~」と鬼になるそうです。しかし何でもかんでも口出しするのかというと全くの逆、「経営者が店舗で従業員に口出しするのはみっともない。経営者はもっと上の仕事をしなければならない」というポリシーを持っています。
そんな堀江社長が、常に心がけていることは"無理をしないこと"。「鯨が山で戦っても勝てないでしょ!」と、自分の得意なところに集中して、付随するところを伸ばしていく経営。社名"イエローハット"、通学時に児童がかぶる黄色い帽子に込めた「交通安全」に通じる経営です。
15日の放送は、計測・制御のオートメーション化のリーディングカンパニー山武の小野木聖二社長。難解な機器を取り扱っていますが、経営の根底にあるのは人への優しさ。成長の源泉とは何かを聞きます。
このコラムは日経ビジネスweb版と連動しており
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