テレビ東京開局45周年記念キャンペーン「絆」 『トンネルの向こうはぼくらの楽園だった』

2009年12月28日(月)昼12時放送/初回放送:2009年3月11日(水)夜9時/BSジャパン:2010年1月3日(日)夜7時

“血”より濃い絆がある事をあなたは知っていますか?それは、第2次世界大戦後の混乱期・・・ 日本人の母親と外国人の父親との間に生まれ「混血」と呼ばれた子供たちを、 一手に引き取り、育てた1人の女性。 法律からも世間からも無視され、目の色、肌の色の違いから差別された幼い子供たち。 そこにあったのは・・・ 1人の女性と1400人の「混血」と呼ばれた子供達の固い絆 “目の色”“肌の色”が違う子供達同士の深い絆だった この番組は、「混血」と呼ばれ差別された子供たちを引き取り、神奈川県大磯に作られた施設「エリザベス サンダース ホーム」卒園生の60年後を追った現在進行形のドキュメンタリーです。 設立当時47歳だった女性・澤田美喜さんがたった一人で始めた「エリザベス サンダース ホーム」。 澤田さんは1980年海外で亡くなりましたが、卒園生にとって澤田さんの存在は今でも物凄く大きいのです。 ある卒園生は言います・・・ 「僕たちの絆は、結ぼうと思って出来たものではない。もともと僕たちの中にあるものなんだ。その気持ちの芯にママちゃま(澤田さん)から受けた“無償の愛”がマグマのように存在しているんだ。ママちゃまが逝って改めてそのことに気づいた。」と・・・。 「混血孤児」として、育った卒園生は現在、日本、アメリカ、ブラジルなどあらゆるところに散らばり、暮らしています。 日本で飲食店を経営している人、50代後半で職を失いアルバイトで生計をたてている人、アメリカで実業家として成功した人、子供達そして孫に囲まれ幸せに生活している人など・・・。 「家族とは何か?」「親とは何か?」そして「仲間とは何か?」・・・ そして、そこにある“絆”とは・・・・ 番組の案内人 土屋アンナが解きほぐしていきます。 エリザベス サンダース ホームとは・・・ 1948年2月、神奈川県の大磯に作られた施設。 澤田美喜さんが、外国人と日本人の間に生まれ、何らかの理由で養育を受けられなかった子供達を引き取り始めた。 現在は、社会福祉施設として大磯の同じ場所にある。 澤田美喜さんとは・・・・ 三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の孫娘。 19歳で外交官澤田廉三と結婚、3男1女をもうける。 第2次世界大戦後、連合軍の兵士と日本女性から誕生した子供たちが、全国各地で蔑視・迫害され、母親が育てられなくなっていることを知り、その子供たちに安全なホームを作ることを決意。連合軍に接収されていた大磯の岩崎家の別荘を買い戻して「エリザベス サンダース ホーム」を1948年に創設した。 物資のない当時、どんどん増え続ける子どもたちのミルクや薬代を得るため、外交官時代の衣類・宝石など私財をなげうった。 施設の子供達に対し、「ちゃんと顔をあげて歩け。誇りを持って生きろ。愛される人間になれ。」と教える。 子供達からは「ママちゃん」「ママちゃま」と呼ばれていた。 案内人 土屋アンナ 「エリザベス サンダース ホーム」の卒園生達と直接触れ合い、話を聞き、 いまの日本人に必要とされる“絆”は何か知ろうとする番組の案内人は 人気モデルで女優、歌手としても活躍する土屋アンナが担当する。 間もなく25歳になる彼女は、日本人の母親と米国人の父親の間に生まれたハーフ。 そして、4歳の男の子を持つ母親でもある。 アンナ自身、中学生くらいまで「自分は日本人でもないしアメリカ人でもない…自分が何人であるかわからなかった」と言う。 小さな頃から、同級生たちと比べ“何かしらの違い”を感じていた体験を持つ案内人・・・。 今回60歳を過ぎた卒園生たちと触れ合い多くの事を吸収したと言うが、果たしてそれは・・・。 撮影:影山光洋  資料提供:影山智洋