和ちゃんとオレ

もうお袋と呼べない―“母と息子”卒業後の実録3520日。

頑張ってる人間が より頑張らないといけない 介護社会ってのは 矛盾してるよね

TXNドキュメンタリー大賞優秀番組賞受賞 「"母"が壊れて~息子介護の時代~」 TXNドキュメンタリー大賞受賞 「いま助けてほしい~息子介護の時代~」 地上波では伝えきれなかった介護問題。 追撮と再編集を加えて更に現実を浮き彫りにする、現代社会への警鐘作。 息子の介護が普通の時代になった。 「介護と家族」という重い課題に迫った力作。 「介護の社会化」がさらに求められている。 舛添要一(元厚生労働大臣、東京都知事) ずっと一緒だった母と息子が離れた、たった一日… その間に母が旅立ったのは 息子を思う最後の親心だったのだろうか。 田原総一朗(ジャーナリスト) ©TV TOKYO

いま、助けてほしい

2008年&2012年に放送し、TXNドキュメンタリー大賞を受賞した「息子介護」のドキュメンタリー番組に、追撮・再編集を加え、日本の介護制度の実態を更に抉る。「介護に向き合う時の問題」「介護“中”の問題」「介護“後”の人生選択」まで、今なお「介護する人」を支える仕組みのない社会に向けてスクリーンで警鐘を鳴らす。

「和ちゃんの中で、俺はもう息子じゃなくなったからなぁ」10年間、自宅で母親を介護してきたフリーライターの野田明宏さん(57)。認知症の母を友達のように“和ちゃん”と呼ぶ。生活は介護一色で仕事はできず、和ちゃんの年金に頼る毎日だ。2012年3月、「親を介護する息子たちを取り合げる本」本の出版を目指して仕事を再開させた野田さんは、父親を介護する43歳の男性の取材を始めた。2年前に介護離職した男性は、妥協を許さない“最高の介護”を目指す。「父を預かってくれる施設もない。仕事なんてしていられない。1日でいいから休みたい」と、野田さんに訴えた。その取材中、一本の電話が…。それは、野田さんの介護生活の終わりを告げる電話だった。「伊俺みたいな人はこれから増える。俺たちは、介護“後”の人生をどう生きればいいのか。このままでは生活保護になってしまう」―野田さんは危機感をあらわにした。

なぜ、息子たちは追い込まれるのか?

「同居」の主な介護者のうち、男性は3割超。 いまや男性介護者は100万人を超えると言われている。 このうち、60歳未満の人の割合は35%あまり。 かつては「息子の嫁」が担っていた親の介護― 少子化や晩婚化、非婚化の影響でいまや働き盛りの独身の息子が介護を担うケースが増え続けている。 しかし、高齢者への虐待の件数をみると、「息子」が40.7%と最も多く、次いで「夫」が17.5%、「娘」が16.5%の順であった。(2011年度 厚労省調べ)

野田さんプロフィール

性別:男性 年齢:57歳 兄弟:なし 生活:80代母の介護 収入:母の年金 未来:見えない

タイトル:和(かず)ちゃんとオレ ナレーション:高橋克実 製作:テレビ東京 製作統括:武田康孝 エグゼクティブプロデューサー:加増良弘 製作協力:テクノマックス、テレビ東京ヒューマン、日経ビデオバンク 構成:岩井田洋光 音響効果:音響企画 撮影:小柴健嗣 編集:守田一哉、若林愛 プロデューサー:小松澤恭子 監督:曹絹袖 配給:テレビ東京 www.tv-tokyo.co.jp/kazuore www.facebook.com/TvTokyo.csr @TVTOKYO_PR 日本/2013年/カラー75分