上野樹里が行く!桜前線大追跡 ~ヒマラヤから日本列島5,400キロの桜ロード~

日本人にさまざまな思いを抱かせる花、桜。実は桜は、もともとは「秋に咲いていた」という説があります。 桜の先祖は、日本から5,400km離れたヒマラヤ地方にある 「ヒマラヤザクラ」。冬目前の11月、氷河を抱くヒマラヤの高峰を 背に、一斉に薄紅色の可憐な花を咲かせます。

ヒマラヤザクラは、100万年の歳月をかけて、ミャンマー北部、中国雲南省と大陸を北上していくうちに、春に咲く習性へと変容したと言われています。 そうした長い歳月を経てたどり着いたこの日本列島で、桜は人々から大いに愛され、世界でも類を見ないほど華麗な「桜文化」を花開かせました。

この番組では、女優・上野樹里がヒマラヤから日本に至る5,400kmの桜の来た道をたどります。秋に咲く桜から、春に咲く桜へ。 ヒマラヤから日本に至るまでの間に、桜はどのような人々と出会い、愛され、その土地で文化を育んでいったのでしょうか。 半年にわたる5,400kmの桜前線を追いかけながら、桜を愛する人々とその風土を旅します。

上野樹里 comment

春になれば満開の桜が見ることができた。これからも変わらず続いていくだろう。 そう思っていました。気にとめることもありませんでした。この美しい桜の数々を見るまでは――。
「心の春」を呼んでくれる桜。桜はただ美しいだけでなく、 人々の暮らしや生き方、精神をも、強く、そして優しく支えてきた深い歴史をもっていました。 標高2000メートルに咲くネパールの「ヒマラヤ桜」、常春と言われる中国・雲南省で大切にされている「冬櫻花」、 日本の沖縄に咲く「寒緋桜」、そして、東日本大震災被災地・岩手県陸前高田で傷を負いながらもなお生き続ける桜の姿――
それぞれの地で桜はどのように生き、また人々はどのような思いを抱いて生きているのか 、この番組を見て感じていただければ嬉しく思います。

高砂佳典(テレビ東京プロデューサー) comment

日本人にとって特別な意味を持つ“サクラ”。その桜を愛する女優上野樹里さんが大河ドラマ後
初めて出演作に選んでくれたのが、この番組“ヒマラヤから日本列島5,400㌔の桜ロード”です。
昨年12月スタート地点はネパールの首都カトマンズ、彼女の第一声は
「こんなに寒いのに、桜が咲いてる。すごい!すごい!!」でした。
桜の来た道を辿る5,400㌔の道中は、時に思いがけない人の優しさや家族の強い絆を教えてくれる旅でもありました。 美しい景色の中で変化して行く彼女の“表情”にも注目です。

番組内容 program content

<ネパール>

12月初旬。天空の小国・ネパールの首都カトマンズから旅はスタートした。8000m級の峰々が連なるヒマラヤ連峰のトレッキングに出かけた上野は、“秋に咲く桜”、満開のヒマラヤザクラと対面する。ヒマラヤザクラには蜜が多い。ミツバチたちが絶壁に作った巣に蜜を集める。昔ながらの方法で崖にロープを張って蜂蜜を採集する村人たちに密着する。

<中国・雲南省>

12月中旬。中国・雲南省の少数民族「リス族」の村へ。ヒマラヤザクラはここでは冬に花をつけるため、「冬櫻花」と呼ばれている。村は桜まつりの準備の真っ最中であった。桜が咲くこの頃は、ちょうど1年の農作業がすべて終わり、春までの農閑期を楽しむ時期なのだ。上野は同年代の女性の家で料理を振舞ったり、桜が咲く畑で野菜を採ったりしながら、リス族の生活を楽しむ。

<沖縄>

2月中旬。日本の桜前線のスタート地点、沖縄へ。日本で最初に咲く桜である、八重岳のカンヒザクラを訪ねる。沖縄では山の高いところから開花し、島を南下していく。本土とは逆なのだ。
遠くヒマラヤから海を越え日本にたどり着いた桜は、新たな能力を身につけ春に花をつけるようになった。その能力とは「休眠」。桜は寒さを体験しないと花が咲かない。寒い時期に休眠し、春の暖かさを感じて花を咲かせるのだ。沖縄の桜には戦争の秘話があるという。地元の人たちに話を聞く。

<東北>

3月。岩手県の東日本大震災被災地を訪ねる。震災から1年。そこには、桜の開花を待ちわびる人たちがいた…。

予告動画