すけっち

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2014

1月14日 #41 「子育ち!」


東京都新宿区・四谷にある創業80年の老舗料亭「大木戸 多満川」の広間で、月に数回、親子のための育児支援活動「子育ちサロン marukoの部屋」が開かれている。名前には、“まあるい心で育児ができるよう、まあるい心でお手伝い”という思いが込められている。

午前10時、料亭「大木戸多満川」に、近所に住むお母さんたちが子どもと一緒にやってくる。昼間は使われない宴会用の座敷で行なわれる「子育ちサロン marukoの部屋」に参加するためだ。ベビーマッサージや親子あそび歌を通して、母と子の健やかな育ちを応援しようと、月に数回開かれている。
サロンの主宰は助産師の平尾時栄さん。育児に関する講師や助産師会の活動をしつつ、地域で子育て支援をと考えていた平尾さんは、2年前、社会福祉法人 新宿区社会福祉協議会を通じて「大木戸多満川」の存在を知り、紹介を受けてサロンを開くことを決めた。
「お母様たちが、“ここが安心”と通える場所がいっぱいあるといいな」というのが平尾さんの思い。場所の提供を申し出た「大木戸多満川」の女将・柳谷みや子さんは、「可愛いお子さんを見たり、楽しいですよ。お母様も若くて、新鮮でいいですね」と話す。

 サロンに通う母親は、「どこに出かけていいか分からなかったときに、すごく近くにあって、ここに来たら同じ月齢の子が結構いて、“ああ~良かった”と思って」「ひとりだと心細いことも沢山あるが、何か話をするだけでも気持ちが変わるので助かります」と語る。

平尾さんは、「ここに来れば、とりあえず誰かと会えるとか、話を聞いてもらえるとか、親同士が助け合えるとか、そういう関係作りが自然に出来てくれるといいな」と言い、marukoの部屋が、母と子のふれあいの場であると同時に、育児に悩む母親同士が相談し交流を深める場であってほしいと願う。
「子育て」が「孤育て」にならぬように。