ミシュランも認めた! 焼鳥屋が作る究極のラーメン

2016年12月21日

ミシュランも認めた! 焼鳥屋が作る究極のラーメン

【突撃!“なのに”グルメ】焼鳥屋なのにラーメンが美味しい ~武蔵小山「まさ吉」~

ラーメン屋なのにフランス料理、鰻屋なのにカレー、寿司屋なのにラーメン……巷では“○○屋なのに△△が美味しい”「なのにグルメ」が密かに流行っているようです。そこで、看板料理をしのぐほど(!?)の味と人気を誇る“なのに”グルメの実態を大調査! 第3回は、武蔵小山にある焼鳥屋「まさ吉」。東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩5~7分ほどの住宅街にお店を発見! 焼鳥屋といっても煙モクモクの大衆感は全くなく、お寿司屋さんのような落ち着いた佇まいです。

焼鳥界も注目! 食通もうなる“ウマイ店”

ミシュランも認めた! 焼鳥屋が作る究極のラーメン
焼鳥屋の看板料理といえば、もちろん焼鳥。「まさ吉」では、新潟県産の銘柄鶏「越の鶏」と千葉県産「地養鶏」を部位によって使い分けるこだわりの焼鳥がいただけます。
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たびたび料理雑誌に取り上げられたり料理専門書の表紙になったりするなど、焼鳥界およびグルメ通の間では“ウマイ店”として知られ、その美味しさはミシュランガイドのビブグルマン(星はつかないが、主に5千円以下で上質な料理を提供するお店)にも選出されたほど。
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な・の・に! そんな焼鳥に匹敵する名物料理が、なんと「ラーメン」だというのです。聞けば、「お客さんの95%がラーメンを頼む」と店主の児玉さん。そんな人気ぶりから、入口にはこんな断り書きが……。
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こりゃ気にならずにはいられません!! さっそくラーメンを作っていただきました。

あの“ラーメンの鬼”も認めた!? ラーメン誕生物語

店内には昔ながらの古看板に混じって、読売巨人軍関連のポスターなども。大の長嶋茂雄ファンという児玉さんのコレクションなんだとか。
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と、その横に見覚えのある顔と児玉さんの2ショットを発見! このお方はもしや“ラーメンの鬼”こと、故・佐野実さんではありませんか!? 「そうです。実はウチのラーメンに使っている麺は、佐野さんのお店『支那そばや』の麺なんです。佐野さんのラーメンが大好きだったこともそうですが、ウチのスープで理想のラーメンを作るならこの麺しかないと思い、使わせてほしいと頼み込んだんです。最初はすごく怒られましたけど、何度も通って自分の想いを伝え続けたら許可をいただけました」(児玉さん) 鬼を説得するとは相当な熱意だったんですね。しかし、焼鳥屋がそこまでラーメンにこだわる理由とは? そもそも、なぜラーメンを提供するようになったのですか? 「もともとラーメンが好きで、趣味でちょくちょく作ってたんです。店のメニューに加えたのは、いい鶏ガラが出るから。焼鳥屋の〆もんって、大体が鶏ガラスープのお茶漬けやおにぎりだけど、よそと同じじゃつまらない。それなら、いいスープが取れるんだしラーメンがあってもいいんじゃないかと。それが始まりです」(児玉さん)
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そこで中途半端に終われないのが料理人の性。焼鳥同様ラーメンにも一切の妥協はなく、最高のスープに理想の麺が加わったことで納得のラーメンが完成したのだそう。

究極のラーメンを、いざ実食!

その至極の一杯がコチラ……!!
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中華そば880円。見た目はオーソドックスな醤油ラーメン。淀みなく透き通るスープが美しく、食べる前から美味しさが伝わってきます。それではさっそく、いただきます! こ、これはー!! 美味しすぎるーーー……(しばし絶句)!!! まず香り。箸を口に近づけると、ふわっと優しい醤油の香りとほんのりユズの香りを感じ、口に含むとキレのあるスープの味と麺の香りが調和し、至福の味わいに。
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スープのベースは鶏ガラがメインで、羅臼昆布や白口煮干し、鰹などで味を支え旨みをプラス。醤油ダレに使うのは非加熱の生醤油。それをお店で熱を加えることで、お客さんに丼が届いたときに一番いい状態でスープの香りが上がるように仕上げているそう。だからひと口目の風味が際立っているんですね。
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北海道の小麦のみを使用する全粒粉の麺は、ほのかな香りとツルツルの食感が特徴。コクのあるスープが麺に絡み、どんどん箸が進んでいきます。

焼鳥屋ならではの、ひと技利かせたチャーシュー

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焼き鳥屋さんだけあって鶏チャーシューがこれまた絶品! 脂のりがよく程よい噛み応えの上モモ肉を、炭火で素焼きしてからひと晩タレに漬け込むのだそう。炭火の香ばしさと鶏肉の旨みが重なり、これだけでも十分、一品料理として成立する美味しさです。鶏ガラスープとの相性も言わずもがな。
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店名が焼印された煮たまごは、鮮やかな色合いの黄身と濃厚な風味が特徴の「とよんちのたまご」の「王卵」を使用。具にいたるまでも完璧すぎて、ぐうの音も出ません……。 本能のおもむくままに麺をすすってすすりまくり、あっという間に完食!
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普段、スープを飲み干すと罪悪感にかられる筆者ですが、「まさ吉」のラーメンは残すほうが罪悪感にかられてしまいそうなほどウマイ。「味」が濃いのではなく「旨み」が濃いから、完食しても後味がしつこくないのです。その完璧な一杯を、ミシュランガイドも高く評価しています。

ラーメンが出ないと“ラッキー”!?

ところで児玉さん。お客さんの95%がラーメンを頼むと言ってましたが、たまに頼まれないときはどんな気分なんですか? 「“ラッキー!”って思ってます(笑)」(児玉さん) というのも、スープに限りがあるためそんなに量を作れないことと、焼鳥と違ってラーメンはいっぺんに作ることができず、手間がかかってしまうため。 「正直、焼鳥のほうが楽ですよ。焼鳥は塩かタレか、味わいが決まってる。焼くのはスキル。でもラーメンはスープ、麺、具、どれかが突出しちゃいけないし、高い食材を使ったところで美味しいものが作れるわけじゃない。丼1杯で完成させなきゃいけないから難しい。だから今でも、常に研究を重ねて少しずつ味も変えています」(児玉さん)
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ちなみに、水曜日と木曜日は塩ラーメンが登場(写真は中華そば)。こちらも気になります……!! 職人気質の店主が作る、絶品の焼鳥と究極のラーメン。こだわりづくしの味わいに、お腹いっぱい満足できること間違いなし!
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<店舗情報> まさ吉 住所:東京都目黒区目黒本町5-2-8 電話番号:03-3792-5216 営業時間:月-金 18時00分~23時00分(L.O)、土・祝18時00分~22時00分(L.O) 定休日:日曜日、祝日の月曜日、ゴールデンウィーク、8月中旬、年末年始 ※本文中の価格はすべて税込です 関連記事: 2組に1組が注文。中華屋の激うまオムライス! あの大勝軒の味とスイーツが一度に味わえる、わずか4席の“つけ麺”屋に潜入!