乾
 都大会へ向けてレギュラー陣の練習が精力的に行なわれる中、手塚はリョーマに試合を申し込む。理由を聞くテニス部顧問・竜崎スミレに、手塚はリョーマのテニスが父・南次郎のコピーであること、それを変えるには荒療治が必要だと説明する。手塚からの思いがけない申し出に、リョーマは上の空で数日を過ごす。
 そしてついに手塚VSリョーマの試合が始まった。リョーマの得意のツイストサーブを軽々とクリアする手塚は、リョーマを圧倒しながら、リョーマにテニスをする理由について問いただす。そして手塚は、医者から止められていたドロップ・ショットを炸裂させる。
 手塚との試合の次の日から、リョーマは雰囲気を微妙に変化させる。リョーマは手塚との試合によって気持ちが揺れていたのだ。南次郎はいつものようにリョーマと試合をするが、リョーマの中に前とはちがう何かが芽生えているのを感じるのだった。
手塚部長の圧倒的実力! あいつもまだまだだよ リョーマの中で変化が!?
 竜崎桜乃はあせっていた。祖母のスミレにガットの張替えに連れて行ってもらう約束だったのだが、都合が悪くなり、結局リョーマといっしょに行くことになったからだ。服を選ぶのに時間がかかり、遅刻する桜乃。一方、南次郎と桃城、および1年生トリオは、2人の後をつけることに…。
 桜乃は、リョーマといっしょに職人・張替え屋辰五郎、略して「ハリタツ」のところへ行くが、道中まったく会話がはずまない。到着した後、ハリタツが気を利かせて、2人は外に出るが、あまりのリョーマの無頓着さに怒った桜乃は、1人で先に歩き出してしまう。
な、何を着ようかしら 「リョーマだ、隠れろ」「ごくごくだね」 二人を暖かく見守る(?)一同
 都大会を目前にして、レギュラー陣の練習には特別メニューが組み込まれた。プレイスタイルで攻守を決め、ラリーを5回続けて行い、ミスした者は乾の特製野菜汁を飲むというもの。野菜汁の恐ろしさに気合が入りまくるレギュラー陣。
 第1試合は河村VS海堂、第2試合は大石VS桃城。敗れた海堂と大石は、野菜汁を飲み、コートの外に飛び出していく。菊丸VSリョーマの試合はアクロバティックなラリーが続くが、5ラリーを達成した菊丸に軍配が上がった。
 野菜汁を飲まされ、へばるレギュラー陣。そこへ姿を見せた顧問の竜崎スミレは、都大会の組み合わせを発表する。
野菜汁か・・・ 野菜汁だね。 ミスした者は野菜汁だよ
 下校途中にひったくりを目撃した桃城と1年生グループ。桃城は通りがかりの自転車を強引に借り、ひったくりを追いかける。だが、その自転車の持ち主は、実は不動峰中の神尾であった。
 本来の目的を忘れ、追いかけっこをくり広げる桃城と神尾。街中をくまなく駆け抜け、気がつくとストリートテニス場に来ていた。そこでふたりは、杏が氷帝の跡部にからまれているところに出くわしてしまう。桃城と神尾は急きょダブルスを組み、氷帝の跡部・樺地ペアと試合をすることに…。
リョーマと桃ちゃんは仲良しだね ひったくり、待て! 氷帝のお手並拝見といくか
 地区大会優勝を果たした青学テニス部。その情報を聞きつけた他校の生徒が、うようよと偵察にやってくるようになった。なかでもケンゾーとシュンスケのコンビは、自分たちを軽視しているテニス部仲間の鼻をあかしてやろうと、地区予選に出場した噂の1年生・越前リョーマの情報を集め始める。しかし、かんじんな情報はまったく手に入らず、桜乃らに目を奪われたり、リョーマの図書委員ぶりや桃城とハンバーガーを食べたりする様子をメモるばかりで…。
驚くケンゾーとシュンスケ やれやれだね 地区大会優勝を果たした青学テニス部