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「武田さんたちにとって新聞を作ることが使命だとしたら、私は演じることが使命です。」武田 真一役 / 渡部篤郎さん
実在する人物を演じられるのは?
とても難しいですね。
本当は実際にお会いして話しを聞きたかったのですが、お会いしたら芝居が出来なくなってしまいそうだったので、私が思ったこと、プロデューサーや監督方からお聞きした情報をもとに役作り致しました。
昨年の3月11日からの出来事や皆さんの思いを、我々の身体を通して伝えなければ、ということで精一杯であります。
当時、武田報道部長はどういう思いでいらっしゃったと思いますか
地域に密着した新聞社だからこそ、「自分たちが見たことを伝える」という使命感が強くあったのではないかと感じました。
だからこそ、全国紙とは違う寄り添った形で伝えることができたのだと思います。
この作品を通じて一番驚いたことが、「新聞が一番の救援物資だった」という現地の方の言葉でした。情報が全て途絶えた状況で様々な思いをされている方がいらっしゃると思いますが、胸に詰まるものがありました。
これまで演じた中で特に印象的なシーンは
震災翌日の現場に(デスクとして)記者のだれを行かせるか決断するシーンです。 とっさに自分が行ってしまおう、という思いが生じるのですが、新聞を作る為に編集局にいることが 役割なのだと言い聞かせるのです。辛い決断ですよね。
このドラマを通じて感じてもらいたいこととは
日本にとって非常に大きな出来事で、それもわずか一年前のこと。みなさんそれぞれに想いがあるだろうし、もっともっと辛い思いをされている方がまだまだいらっしゃる現状があります。
その一部としてこの様なこともあったんだ、ということで観ていただければと思います。
武田さんたちにとって新聞を作ることが使命だとしたら、私は演じることが使命ですから、その想いでこの作品に参加させて頂きました。

