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小池さんは実際の丹野さんに会われたそうですね
はい、すごく凛とした方でした。
私は当時の現場のことを全然知らないですし、お会いさせていただけるならば、その時の心情や台本に描かれていること以外のことをお聞きし、自分が演じる上で参考にさせていただきたいなって思ったんです。
主に、被災地に行く時の心境だったりとか、実際の悲惨な状況を目にした時の気持ちであったりとか、戻ってきて記事にする時どういう状況だったのかとか、当時の新聞社の様子とか、一緒に現地取材した方との関係性などを聞かせていただきました。
その中でも特に心に残っている言葉は?
目にするもの全てがとても悲惨でそれを受けとめるのに時間がかかったというのと、とにかく我慢して泣かないようにしようと思ったっていうのがとても印象的でした。でも(以前勤務していた)気仙沼総局が残っているのを見たら、ほっとして我慢していた涙があふれてきてしまったそうです。
気仙沼を取材して行くうちに、自分は報道記者としてカメラで撮影しなくてはいけないのだけれど、撮っていいのか…手が震えてシャッターが押せなかったという話や、自分が目の当たりにした惨状を記事にする時、手が震えてしまって何もできなかったという話など、実際つらいことを思い出させてしまう作業だったんですけれども、お会いして本当に丁寧に演じたいなと思いました。
被災者の方の傷をえぐるようなことも、面白おかしくオーバーにもやりたくない。与えられた情報に真面目に向き合って、それを一生懸命演じていこうと思っています。
このドラマを通して一番伝えたいことは?
やはり、新聞という媒体によって、大変な状況の中でもストップすることなく被災者の方々が一番欲していた情報が届けられたこと。それに向かって一致団結して、いかにみなさんの日常の生活を取り戻すために一生懸命動いたのかっていうのをまだまだ知らない方が多いと思うので、事実をオーバーにすることなく演じて伝えていきたいと思います。

