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「震災のことを考えるなにかになれば、なにか助けになればと思いとにかく演じました。」中島 百合子役 / 斉藤由貴さん
実際の人物・出来事を演じる上で難しかった点や苦労した点は?
私たち俳優というのはやっぱり、所詮セリフに書かれたことを、自分の頭の中で想像して演じるしかないわけで、実際にそれを経験された人の心情やその時の様々な表現というか、そういうものには到底及ぶべくもないので、自分のやっていることの何て言うか、浅さみたいなものとの葛藤は正直すごくあります。
特に今回みたいに震災から一年足らずの状況のなか、まだまだ現在進行形で苦しんでいる方がものすごく多く、実際、私が演じた中島百合子さんという新聞販売所のお母さんも、ご主人をなくされた心の痛み、そして自分の家や仕事場である販売所を失った痛みと戦っておられる最中ですから、私自身も悩みますし、本当にこれでいいんだろうか、被災された方々の気持ちを逆なでするようなことになるのでは、という不安も沢山あります。
けれども、自分なりに精一杯考えて気持ちの上で嘘がないように表現をしよう、お芝居をしようと心がけることで、それが少しでも観る方たちの心に何かを届けることになればと、お仕事をお引き受けさせていただきました。
それでまた、震災のことを考える何かになれば、なにかの助けになれば、と思ってとにかく演じました。
視聴者の方に伝えたいことは?(気仙沼での撮影の際、お話しを伺った)
今私は被災地に来ているわけですけれども、被災地の、その土地・地面に立ってみないと分からないことって沢山あります。どうしようもなかった辛さとか悲しさとか、なんかそういうことを考えると、絶対忘れずに、自分に出来ることを続けていかなくてはいけないなと思いました。
みなさんも是非このドラマを観て、まだ自分にできる何かを探り、そして実行に移して頂けたらすごく嬉しく思います。

