日経スペシャル 私の履歴書 ~特別篇 ウシオ電機代表取締役会長 牛尾治朗
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番組内容
【カリスマ経営者が語る“経営のターニングポイント”】28歳の時に父が病で死去したのを機に兄が父から継いでいた牛尾工業に入社した牛尾。白熱電球を主力商品として販売する会社の戦略に危機感を抱き、紫外線ランプを中核に据え、リコーとの商談を成功させる。そして牛尾工業に入社して5年。牛尾は注力してきたランプを製造する部門を独立させ、「ウシオ電機」を設立。
高度経済成長の波に乗り順調に滑り出すが、最大の取引先であるリコーが経営危機に陥り、ウシオ電機は連鎖倒産の危機を迎える。しかし牛尾はリコーとの取引の継続を決断。リコーは3年で業績を回復し、ウシオ電機は倒産の危機を乗り切る。その頃、ウシオ電機では「ハロゲン・ランプ」の開発に日本で初めて成功するが、初期の商品はトラブルの連続。
しかし今度はリコーが自社分の返品代金を肩代わりし、ウシオ電機を助けることになる。そして、この経験から人人とのつながりを大事にすることが牛尾の経営哲学となる。
その後、ウシオ電機を軌道に乗せた牛尾は「第二次臨時行政調査会」のメンバーとして3公社民営化に尽力。そしてこの時培った人脈が日本経済・未曽有の危機に生かされることになる。