日経スペシャル 私の履歴書▽茶道裏千家第15代家元・千玄室(前編)
番組からのお知らせ
番組内容
【日本人の心に問いかける!(前編)】千利休から始まった千家の歴史は、その孫・千宗旦の3人の子供によって「表千家」「裏千家」「武者小路千家」の通称・三千家に流派が分かれた。中でも最大の門弟を抱える裏千家の家元である千玄室は、1923年に14代家元の千淡々斎の長男として誕生。6歳で初めて茶を点て、跡継ぎとして厳しく育てられた玄室は、15歳の時に千家における元服の儀式を行い、跡継ぎの道を歩んでいく。
ところが戦争が勃発。徴兵検査を受け海軍に入隊し、戦いの場へと送り込まれる。出撃命令を待つ間、仲間たちに頼まれ出撃前の隊員たちにお茶を点て振る舞うこともあり、戦いの場での利休と同じようにお茶を点てた玄室だったが、特攻命令が下る前に転属となり終戦を迎える。京都へ戻って来た玄室は、裏千家の総本山「今日庵」で茶道を習いに来ていた米兵に流暢な英語で教える父の姿を見て言葉を失う。
特攻隊員として複雑な思いを抱くが、昨日の敵が畳でお茶を飲んでいる姿に“文化の力の強さ”を実感し、日本の文化・心の詰まっている「茶道」に携わり発信していくことを決意する。
▽私の逸品…海軍時代に使用した「指揮刀」。裏千家代々に伝わる刀。思い出の逸品となった理由とは?
出演者
【ナレーション】長谷川博己