日経スペシャル 私の履歴書▽帝国ホテル初代総料理長・村上信夫(後編)
番組からのお知らせ
番組内容
【日本にフランス料理を広めた男(後編)】
1947年、帝国ホテルに復帰した村上信夫だったが、ホテルは米軍将校の高級宿舎として利用され、アメリカ式の食事を作るだけの日々が続く。しかし、ある日アメリカ人将校が出前したフランス料理のソースが分離しており、先輩コックが手早く直して提供。これをきっかけに、将校は村上たちに調理を頼むようになり、1950年には一般客も利用できるフレンチレストランが復活。
さらに、村上は妻と娘を日本残したまま、単身ヨーロッパに料理修行へ。ベルギーやデンマークでの修行に加え、一流シェフへの登竜門・フランスのホテル・リッツで技術を学ぶ。1958年に帰国した村上は、37歳の若さで帝国ホテル第二新館の料理長となり、海外のビュッフェスタイルを日本流にアレンジしたバイキングレストランで提供する料理を考案、大盛況を収める。
さらに東京オリンピックの選手村の料理長として腕をふるい、1969年にホテル全体の料理を取り仕切る初代総料理長に就任。その後、日本のみならず世界各国の名だたる料理賞を受賞し、81歳で引退するまで調理場に立ち続ける。
【ナレーション】長谷川博己