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第66回 8月5日(金)放送 「命を救う保健教育」 |
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今週も引き続き東ティモールから。 首都ディリから、車で5時間の所にあるエルメラ県・サマラ村。 この村の学校で活動を行っているのがNPOシェアの守有紀さん、31歳。 シェアでは2007年から、子どもたちに保健衛生の大切さを教えています。 この国では、衛生知識の不足が問題となっていました。 人口11万人を超えるこの県で、入院設備があるのは、県内唯一の総合病院だけ。 病院に入ると、多くの子どもと母親がいました。 「何かの感染症のようで、下痢をして熱があるんです」と、赤ちゃん抱いた母親。 子どもたちは下痢やマラリアといった病気で、次々と命を落としていました。 これらの病気は、飲み水に気をつけ、蚊を避けることで予防可能なもの。 衛生教育を広めることでより多くの子どもたちの命が守られます。 そこで、守さんたちは予防習慣をひろめるため、国と協力して保健担当の教師を育成しています。 「毎日の食事の前の手洗いとか、トイレを使う、お風呂に入る、簡単な病気を防げるということを教えているんです」と、守さん。 マラリアを防ぐ方法を自作の教材で授業するなど、いまでは教師たちも成長しました。 |
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ところが今年3月、東日本大震災が起こり、守さんの生まれ育った気仙沼でも多くの被害を受けました。 地元の人間としてできることが何かあるのではと思い、一時帰国していた守さん。 東ティモールでの活動を中断し、復興支援に奔走しましたが、その1ヶ月後、再び東ティモールに戻りました。 そのきっかけとなったのは、ティモールの人たちの温かい気持ちでした。 「私の家族と、日本人の被災者のためにミサを開いてくれたという話を聞き、ティモールに戻って、また子どもたちのために仕事をしたいなと思ったんです」と、守さん。 彼女はいま、ティモールの未来を担う子どもたちのため活動を行っています。 「みんなでマラリアの歌を歌おう!」と呼びかけ、子どもたちと一緒に歌う男性教師。 「蚊はどこからくるの?蚊は汚いところからやってくる。わたしたちの周りの汚いところからやってくる。 マラリアという病気を持ってくる」という意味の歌詞だそうです。 教師たちが一人前となって、多くの子どもたちに予防知識が広がるそんな日もそう遠くないのかもしれません。 東日本と東ティモールの人々の絆となってがんばる守さん。病気に苦しむ子供たちが一人でもすくなくなるといいですね。 『私たちは、世界と共にある』 |
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