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第93回 2月10日(金)放送 |
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今週もスリランカから。 訪れたのは、自然豊かでココナッツの栽培が有名な、地方都市クリヤピティヤ。 環境対策に情熱を燃やす市長の下で、2年前から他の地域に先駆けて日本風「分別回収」を始めています。しかし今でも、町の片隅には捨てられたゴミが散乱。 悩みは、住民のごみ問題に対する意識の低さでした。 「ルールを無視し、ごみを捨てる人がいるんです。本当に残念なことです」と、女性市民。 このごみ問題改善のため、市役所に派遣されたのが青年海外協力隊員の高森靖さん。学生時代に環境問題を学んだ高森さんは、住民の意識改革などを担当しています。 案内してもらったのは、一面に広がるごみの山。分別されていないごみが原因で、ごみ処理作業の遅れまで発生し、ごみ問題はいっそう深刻化しているそう。 また、名産のヤシの実が、人々の健康にも害をもたらしていました。 「これがヤシの実ですね。実の上を切って飲むんですが、飲んだらそのまま捨ててしまうので、雨が降ると中に水が溜り、そこからボウフラがわいて蚊が発生し、病気が蔓延するんです」と、高森さん。 その病気とはデング熱。スリランカでは年間数百人が、この病気で命を落としています。 |
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市長は、高森さんの活動が環境改善のきっかけになればと期待しています。 「今まで私たちには、環境への意識が不足していました。私たちには何ができるのか、日本の人たちからみて、もっと伝えてほしいんです」と、市長。 今、高森さんは地域の学校を訪問し、子どもたちに分別の大切さを伝えています。 「ここにリサイクルできるものがあるので、自分たちで分別して、市役所の人たちに渡そうとしてるんです」と、高森さん。 リサイクルの必要性が浸透すれば、ごみの削減にもつながります。 さっそく、紀香さんもお手伝い。 「新聞も資源ごみですよ。日本ではこういう風にたばねて資源ごみとして出しています」と、子どもたちに教える高森さん。 こうした実習を通して、人々にすこしでも理解が広がればと考えているのです。 「明日からは、さっそく習ったことを実践します。それから友達にも伝えていきたいと思います」と、女生徒。 少しずつですが、この国の人々の意識が変わっていく、そう感じさせる瞬間でした。 「ぼくたちボランティアにできることは、ほんの小さなこと。でもその小さなことから次へとつなげて、大きなことへとつながっていくように活動していきたいと思います」と、高森さん。 こうした活動を地道に続ければ、きっと人々の意識は改善するはずです。 『私たちは、世界と共にある』 |
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