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第99回 3月23日(金)放送 |
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今週は大阪から。関西の様々な企業が参加する国際協力をご紹介します。 やってきたのは、大阪市都島区にある中央電機計器製作所。創業82年、従業員44人のこの会社は、日本有数の寸法測定装置メーカーです。 まず見せてもらったのは、液晶フィルムなどを、なんと1000分の1ミリという単位まで測ることができる測定装置。スマートフォンや自動車などの製造過程で欠かせないものになっています。 「ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなど、今世界中に売れていっていますね」と、畑野社長。 しかし、一緒に見学をしていた外国の人たちは、この技術を学びに来ているのではなく、中小企業の経営をメインに学んでいるそうです。 日本の経済力の源は中小企業にあると言われますが、途上国ではそもそも企業が育たず、経済発展が遅れている、という問題があります。そこで、JICA大阪では途上国から研修員を招聘して、中小企業の育成や経営方法を学んでもらっています。 「コロンビアには多くの中小企業があります。日本経済がどのように発展したのかを学ぶために日本に来ました」と、コロンビアから来た研修員。 |
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畑野社長は、日本の中小企業の強みは、状況に合わせて変化してきたことにあると言います。 「20年ぐらい前、日本はこれからどんどん厳しくなる、大企業の下請けでは生きていけない時代が来ると、いろんな偉い人から言われて。それなら我々も自社でモノづくりをして、大企業とも対等の関係でお付き合いができるような企業になっていこうと努力をしてきたんです」と、畑野社長。 地元の中小企業の協力を得て、経営者から直接中小企業振興について学ぶこの研修。 製造業以外にも、飲食、流通など、様々な業種を訪問する機会があり、JICA大阪が行う研修の中で一番人気のコースだそうです。 「関西の企業は歴史の長い企業が多いんです。常に技術革新、経営革新、製品の開発に取り組んできたその姿勢をぜひ学んで頂きたいですね」と、JICAの黒田さん。 こうした研修生との交流を続ける企業側にとっても、メリットがあるといいます。 「この研修を受け入れたことで、いろんな国の情報が入り、いろんな人と出会うことで、ビジネスの扉を開いてもらってる。非常にグローバルに育っていってると思いますね。感謝してます」と、畑野社長。 関西の中小企業の底力、彼らもしっかり受け取ったようです。 「ここでの経験を活かして自国の人々に助言できます。日本の中小企業の支援によって、人々は発展することができます」と、バングラデシュから来た研修員。 多くの企業の協力により実現するこの取り組み。研修を受ける途上国だけでなく、企業側にとっても意義深い活動です。 『私たちは、世界と共にある』 |
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