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第100回 3月30日(金)放送 |
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今週は最高裁判所にやってきました。 最高裁判所の前でお会いしたのが、弁護士の石岡修さん。この日、ラオスの方々と最高裁判所へ視察に訪れていました。さっそく紀香さんも、一緒に建物の中へ。 案内されたのは、日本で一番大きな「大法廷」。 ここは15名の裁判官で審査すべき重大な事件にのみ使用されるそうです。ラオスの皆さんも、緊張の面持ちで見学していました。「大法廷は、とても神々しくて、公正さを保てそうな気がします」と、ラオスの研修員。 実は、彼らは裁判官、検察官といったラオスの司法分野に携わる人たち。 日本の法制度を学びに来ていたのです。 日本政府は、現在ラオスやベトナムなどアジアの国を中心に「法整備支援」を行なっています。国の発展に伴い、複雑になる権利関係。人々の権利が守られ、より豊かに暮らすためには、その国に合った法律を作ること。そして、裁判官や検事、弁護士がそれを使いこなせるようにする必要があるのです。 「ラオスは社会主義から市場経済に移行して、沢山の法律をこれから整備する必要がありますが、それを担う人材が充分に育っていないんです。そこで私たちのプロジェクトでは3つの法律を選び、学校や裁判所などの教育で使えるような教科書を作ろうとしてます」と、石岡さん。 |
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法律を使う人は、弁護士、裁判官など様々。しかし、ラオスにある法律書は、難しい条文が書かれた本だけなのだそうです。 「条文がズラズラと書いてあるだけなんです。必要な情報は各自が書き込んで使うしかない状況ですね」と、石岡さん。 このため、法律の解釈が人によってバラバラ、という問題がありました。 そこで石岡さんたちは今、どのように法律を解釈すべきかがわかる、新しい法律の教科書作りを進めているのです。 ラオスのメンバーには、今回の来日で大きな収穫があったようです。 「本が完成すれば、私たちにとって大きな成果になると思います。読む人が民事訴訟の手続きを良く理解し、やりやすくなると思います」と、研修員。 『法整備支援』というと耳慣れない言葉ですが、新しい法律を作るということではありません。 「法律だけを国から国に移植しても上手く機能しません。文化・宗教・考え方が違う、そういう社会で生きる法律を決めるのは、ラオスの人自身でなければいけないんです。なので、少しでも彼らのためになれるようにがんばっていきたいですね」 と、石岡さん。 明治維新で近代化の苦労を経験した日本ならではの、とても心のこもった支援ですね。 『私たちは、世界と共にある』 |
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