毎週土曜夜10時30分放送
2013年10月5日(土)放送向山さんは、ケニアの民族楽器・ニャティティを演奏する世界初の女性。ロックミュージシャンを志していた彼女は夢破れ、失望の中で、アフリカ音楽に出会う。そして、両親の猛反対を押し切り、ケニアの部族、ルオー族の村に単身乗り込んだ。
日本人など訪れたことのない未開の村での生活。電気も水道もトイレもない。もちろん言葉すら通じない。
…だが、いつしか彼女の人柄に魅せられた村人たちは、親しみを込め、彼女を「アニャンゴ」(午前中に生まれた女の子)と呼ぶようになった。
本来女性が触ることすら許されない、伝統の民族楽器ニャティティ。村での生活を始めて4カ月後、ついに修行を許されたのだ。“大師匠”と呼ばれるオクム・オレンゴ師匠にニャティティを伝授されたアニャンゴ。やがて、彼女は世界初の女性ニャティティ奏者となり、消滅寸前の民族楽器の正当な継承者として、ケニアでは知らぬ者などいないほどの有名人になった。 その名は、遠くヨーロッパにまで響き渡った。
そんな彼女のクロスロードは、12年前の9月11日・世界を震撼させたあの事件…。 ニューヨークで、彼女に何が起こったのか?
2011年12月、彼女にニャティティを教えたオクム師匠が他界。ケニア国中、誰もが彼の死を悼んだ。単なる弟子以上の特別な存在として彼女を認めていた師匠は、形見の品とともにメッセージを残していた…。
彼女は師匠の魂である形見の楽器と、遺された“言葉”を受け取りにケニアへ旅立つ。そして9月、彼女は再びニューヨークへ向かう。クロスロードに置いてきた何かを取り戻すために―――。

