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日経CNBC

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 8月3日放送 第120回

南米大豆ロードをゆく

飽食の時代…しかし、日本の食糧自給率はわずか40%に過ぎない。
つまり食糧の60%を海外からの輸入に頼っている。先進国の中では最低の水準だ。万が一のとき、低い自給率は国民の食生活に大打撃をもたらしかねない。
事実、アメリカから牛肉の輸入がストップして、牛丼チェーン店から牛丼が消えた。
この先…天災など何らかの理由で海外からの輸入が止まってしまった場合、私たちの食卓はどうなってしまうのか?
危機感を持ち、動き始めている企業があった。彼らは南米アルゼンチンに農場を取得し、食糧危機に備えて大豆の栽培を始めた。大豆の輸入依存率は、何と95%。その安定供給先を確保するためアルゼンチン、そしてパラグアイへ飛んだ。南米を舞台に、日本人の食生活に欠かせない大豆の確保に奔走する男たちを追った。
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【アルゼンチンで大豆を作れ】

岐阜県内の食品会社の経営者ら6人が4年前「ギアリンクス」という民間企業を設立した。将来、起こり得る食糧危機に備えて今から食糧を確保することを目的とした企業だ。社長を務めるのは中田智洋さん(54歳)。旗振り役は岐阜県の梶原拓知事だ。
中田さんらは去年、南米アルゼンチンで農場を取得し、大豆の生産を始めた。
アルゼンチンは肥沃な平原パンパを持つなど農業に適した環境を持っている。また、日本とは季節が逆なので、日本国内の作柄をみてから作付けをすることもできる。
ことし4月、いよいよ大豆の初収穫を迎えたが、そのころ世界では大豆の市場に大きな変化が起き始めていた。アメリカでの不作、そして中国の大量の買い付けによって、大豆相場は16年ぶりの高値をつけていたのだ。
その結果、将来を見越して生産を始めたばかりの中田さんたちギアリンクスの大豆に、早くも注文が舞い込んだ。はたしてギアリンクスの大豆は日本の消費者の味覚に合う大豆になっているのだろうか? 中田さんは品質を確かめにアルゼンチンに飛んだ…
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【パラグアイの日系移民たち】

南米の中心に位置するパラグアイ。大豆はこの国でも主要な農産物になっている。
パラグアイには戦前から戦後にかけて、日本から多くの日本人が農業移民として渡った。南部のイグアス市にはパラグアイ最大の日本人移住地があり、およそ1000人の日系人が暮らしている。
厳しい開拓の時代を生き抜いてきた日系移民たち。彼らの生活に大きな富をもたらしたのが大豆だった。イグアス移住地には農業協同組合があり、住民のほとんどが大豆作りで生計を立てている。
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【非遺伝子組み換え大豆を求めて…日本とパラグアイの新ビジネス】

現在、世界の大豆市場において主流なのが遺伝子組み換え大豆だ。除草剤に強い遺伝子を組み込むことによって、農薬を撒くと雑草は枯れても大豆は枯れない。農場の管理が楽になるのだ。しかし日本においてはまだ消費者の中で根強い抵抗感が残っている。世界的に遺伝子組み換え大豆が普及する中、日本市場向けにどうやって非遺伝子組み換え大豆を確保していくのか…。ギアリンクスの中田さんが目をつけたのがパラグアイのイグアス農協だった。
イグアス農協では、日本向けに開発した非遺伝子組み換え大豆の生産が始まった。日本企業と日系移民を結ぶ新たなビジネスだ。
中田さんとイグアス農協を仲介したのがパラグアイの大豆農家・久保田洋史さん(59歳)。現在、長男の一精さん(30歳)と2人で農場経営をしている。しかしそんな久保田さん一家に突然の不幸が…
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