日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
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“国民病”を退治せよ~花粉症対策は森林再生にあり




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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 4月15日放送 第310回

“国民病”を退治せよ~花粉症対策は森林再生にあり

日本気象協会によると、関東地方は4年連続の花粉の「当たり年」で、関西でも多いところでは例年の4倍近くの飛散量になるという。
日本人の5人に1人が花粉症。人口1億2000万人として、約2400万人が今年もこの花粉に悩まされる。今や花粉症は「国民病」なのだ。それだけ花粉症による経済負担は大きく、医療費は3000億円にも達する。当然、この花粉症をめぐる市場はマスクやお茶など、過熱気味だ。
花粉症の根本的な対策はないのか? 花粉症が急増した背景には、スギやヒノキなどの人工林の荒廃がある。花粉症の根本的な対策は、この荒れた人工林の「再生」しかないことがわかってきた。
花粉症を最後の水際で防ごうと奮闘する人たち。そして、森林再生こそが花粉症の究極的な対策だと動き出している人たちを追う。


【スギ花粉から疎開せよ】

建設関係の仕事に従事するAさん(29歳)は、この時期になると沖縄に長期滞在する。Aさんは重度の花粉症患者だ。沖縄はスギ林が少なく、花粉症の心配をすることがない。東京から沖縄に到着すると、劇的に症状が和らぐという。
花粉症に悩む人たちを対象とした「疎開ツアー」が盛んになっている。スギ林の少ない北海道中部や沖縄方面が人気だ。温泉付ホテルに滞在し、免疫学が専門の医師の診療も受ける。また、食事療法で体質改善のアドバイスも受ける。


【花粉症を最後の水際で防げ ・・・知られざるマスク販売競争】

直径30ミクロン。スギ花粉が鼻や口に入る前に水際で防ぐ・・・一般的な花粉症対策として誰もがまず手に取るのがマスクだ。この花粉対策マスクの市場は現在、100億円とも130億円とも言われる巨大マーケットに成長した。
興和新薬・東京営業部の深澤政博さん(38歳)は、「社内で最も三次元マスクを売る男」の異名がある。花粉症商戦真っ盛りの3月。営業マンにとって活躍する実は彼らメーカーの営業マンにとって、活躍の場は既になかった。ドラッグストア量販店や医薬品チェーンとの商談は9月に終わっていたのだ。そんな深澤に事業部長から新たな指名が下された。既に決まっていた今期の売り上げ目標を見直し、さらなる売り上げ増を要求してきたのだ。そこには二つの背景がある。
一つは、今年は花粉の飛ぶ時期が遅れ、昨年に比べ売り上げがかなり低かったこと。そしてもう一つは、興和の威信に関わる問題だった。かつて興和はマスク市場で業界トップのシェアを誇っていた。しかし、2003年、ユニ・チャームが、これまでの常識を覆す重い花粉症の人のための使い捨てマスク「超立体」を発売。これが大ヒット。業界トップに踊り出た。トップ奪回は興和の悲願でもあった。
しかし、マスクに関して大手との商談がほとんど終わっていた営業マン深澤が向かったのは、なんと花粉の飛ばない北海道札幌に本社を構える、大手ドラッグストアチェーンの本部だった。深澤の狙いとは何か。
一方で、興和に猛追する企業が現れた。株式会社白元は、現在業界シェア3位。昨年の8月、社長の大号令でマスク部門を徹底強化、売り上げも急伸。メガネチェーンと契約し、メガネと鼻の隙間を解消するノーズクッションを採用し、メガネが曇らない商品を開発するなど、独自の創意と工夫で営業成績を伸ばしている。
花粉症を水際で防げ!花粉症マスク市場の前線に密着した。


【森林再生こそ花粉症対策 ・・・スギ材を韓国に売れ!】

「お山のスギの子」の歌に乗って、戦後、全国各地にスギが植林された。以来60年を経て、莫大なスギ材が伐採適齢期に育ち、今、日本列島全土をスギ林が覆っている。ところが、安い輸入材などの利用が進んだため、スギ林は伐採されず、放置されたまま。間伐などの手入れもされず、山林は荒れ放題、春になれば膨大な量のスギ花粉を撒き散らしてきた。
その杉林を間伐し、間伐材を使って家の建設を薦めている業者がいる。山を守りたい…その一念で間伐材による建築を推し進めているのは、鹿児島県霧島市の有村吉孝さん(54歳)。まず依頼主と、所有するスギ林に入り、大黒柱にするスギを選んでもらい、客の目の前でその巨木を切り倒す。それを目の当たりにして客は感動し、客の心を掴んでしまう。建築される家には、国産のスギ材がふんだんに使われ、木の香り漂う魅力的な木造住宅が完成していく。通常の木造軸組み工法の木の家に比べ、20%ほどコストも抑えられるとあって、施工主の評判もかなりいい。さらに増えすぎたスギをうまく利用することで、山林の荒廃を抑えることができる。
実は、有村さんは、4年前から国産スギ材の輸出に取り組み、韓国に、日本の杉材で家を建てている。コンクリートのマンションなど、集合住宅が主流の韓国に、木造一戸建て住宅の良さを理解してもらうのが一苦労。そして文化の違い。日本の常識で間取りや設計を提案しても、韓国では通用しない。予算交渉や見積もりの見直しで契約交渉は難航する。そんな有村さんは、3月上旬、韓国のメディアを鹿児島に招き、豊かな森林資源の現状、木造住宅の施工技術などを視察してもらった。韓国に日本の木材、そして木造住宅の良さを伝えたい。果たしてその効果は?
そして、有村さんは練りに練った見積もりを持って、韓国へ契約交渉に向かう。果たして契約交渉は成立するのか?
スギ林の再生が花粉症の究極の対策だ!韓国に日本ではお荷物になったスギを売り込む有村さんに密着する。

     
 




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