日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
テレビ東京ホームページへ


HOME
番組紹介
キーワードで読むガイアの夜明け
バックナンバー
ご意見ご要望・FAQ

バックナンバー


“新銀行”失敗の真相~中小企業を救う金融とは?~




 放送スケジュール



 毎週火曜日 午後10:00~



 テレビ東京
 テレビ大阪
 テレビ愛知
 テレビ北海道
 テレビせとうち
 TVQ九州放送



 毎週金曜日午後9:00~
(再放送 毎週日曜日 正午~)



 BSジャパン



 毎週土曜日 正午~



 日経CNBC

日経スペシャル「ガイアの夜明け」 5月13日放送 第314回

“新銀行”失敗の真相~中小企業を救う金融とは?~

今年3月、東京都民の非難を浴びる中、経営危機に瀕する「新銀行東京」への400億円の追加出資、つまり税金投入が決まった。石原慎太郎知事が「都の信用力をもとに、中小企業に生きた資金を提供する」とうたって立ち上げた新銀行。毎月の資金繰りに苦労する中小企業を救うのが目的だった。しかし、開業からわずか3年にして経営に行き詰まってしまった。その真相を探る。
そして、期待された新銀行が失速する一方で、中小企業の倒産は2007年、4年ぶりに1万4000件を超えた。融資を受けられず資金繰りに苦しむ中小企業もいまだに多いのが現実だ。
そんな中、名古屋では中小企業の経営者たちが自ら立ち上がり、資金を出資し合って「銀行」を作った。「コミュニティバンク」という新たな試みだ。無担保を原則に融資していくのだが、カギとなるのが融資審査。問われるのは、融資先の“人となり”や“事業に対する本気度”などを同じ経営者の目線で“目利き”できるかどうかだ。
日本にある会社の実に94%が中小企業。資金調達に追われることが多い中小企業のための金融はいったいどうあるべきなのか、その最前線を追う。


【赤字を膨らませた新銀行東京…その原因と責任は】

石原都知事の肝いりで、東京都が1千億円を出資し、2005年4月に開業した新銀行東京。当初の構想は、3年間で融資・保証残高9300億円を達成し、中位の地方銀行並みの規模を目指す、という壮大なものだった。そんな過大ともいえる「マスタープラン(基本計画)」を背負ったのが、開業当初に代表執行役を務めたトヨタ自動車出身の仁司泰正氏。実は、ガイアの夜明けでは3年前、新銀行東京の開業直後に、仁司氏(当時)に密着取材をしていた。そこには、中小企業の集まりを回っては、融資の申し込みをお願いする仁司氏の姿があった。「普通の銀行が何十年かけてやることを3年間でやらなければならない」、目標達成のため、なりふり構わず、融資拡大路線をひた走っていた。さらには、「赤字でも債務超過でも融資します」と、その後の問題につながるような発言もしていたのだった。
新銀行が目指していたのは、メインバンクではなく、一時的な資金を提供するいわゆる「つなぎ融資」。「無担保・第三者保証なし・3日間のスピード審査」が新銀行東京の売り物だった。それを実現したのが、決算書などの書類の数値を基に、コンピューターで融資可能かどうかを審査する「スコアリングモデル」だ。しかし、このモデルに頼りすぎたことが、結果的に、融資の焦げ付きが増える要因になったと見られている。
融資を受けた中小業者は語る。「書類さえ整えれば、融資は簡単に下りた」。審査がゆるい新銀行東京には、リスクの高い顧客が集中。挙句の果てには、決算書を粉飾して融資を引き出す詐欺グループのターゲットにまでなっていたのだった。


【自分たちの“銀行”で資金を確保する!】

「相変わらず設備資金や新規の事業資金などには金融機関の融資は厳しい。また貸し渋りがでるのではと懸念している」と強い口調で語るのは、名古屋市に誕生した、「愛知コミュニティ資源バンク」の代表田中亨さん。田中さんは呉服問屋の二代目という経営者の顔も持つ。景気がいいと言われる名古屋でも円高や原油高などの影響もあり、中小企業の資金繰りはうまくいっていないのが現状。そこで、田中さんをはじめとする中小企業が出資しあい、2006年7月、「愛知コミュニティ資源バンク」という金融機関を立ち上げた。目的は「中小企業への資金融資」だ。
会員となる企業が一口10万円以上を出資。集まった資金を会員企業に融資する。金利は年利3%~5%。1千万円まで融資する。しかし、運転資金には融資しない。基本的に無担保だが、融資を決定する会議の場で融資を申し込んだ企業が資金の必要性をプレゼンテーションする。融資を受ける社長の「人となり」が最終的な担保になるのだ。「同じ経営者だから人の信用には目利きできる本当にこの人は事業を成功させられるのか、金を返せるのかを判断する。書類だけでは見えない部分が大切」と田中さんは語る。
「中小企業の資金繰りの大変さは我々が一番よく知っている。そのためにも役立つ金融機関になりたい」と意気込む田中さん。果たして「コミュニティバンク」は中小企業の資金繰りの救世主となるのか?その可能性を描く。


     




Copyright (C)2002-2004 TV-TOKYO / TX-BB. All rights reserved.
PAGE TOP



このWEBサイトに掲載されている文書・映像・音声・写真等の著作権はテレビ東京に帰属し、個人で楽しむ目的以外に、許諾なく複製・頒布・貸与・上映・有線送信等を行うことは法律で固く禁じられています。