日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
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食料高を突破せよ~ニッポンの食は守れるか~




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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 6月10日放送 第318回

食料高を突破せよ~ニッポンの食は守れるか~

世界的な食糧資源の高騰は、日本の食品業界を瀬戸際に追い詰めている。その上、原材料が高騰しても、消費者の低価格志向はますます強まるばかりで、流通業界、スーパーも、メーカーの値上げをなかなか認めようとしない。食品メーカーがいくらコスト削減の努力をしても、「もう限界だ」との声が聞こえてくる。今年秋にはもう一段の原材料の値上げの波が来ると見られている・・・。
日本の伝統的な食品を扱う会社も、大きな岐路に立たされている。ひとつは大豆から作られる豆腐、そしてもうひとつは、小麦を原料とするうどんだ。2つの商品とも、日本人の日常生活には欠かせないもので、低価格が普通となっている。
豆腐そしてうどんは、原料高を生き残れるのか。その瀬戸際の闘いを追った・・・。


【豆腐の風雲児 ~原料高を突き抜けろ!~】

2003年に豆腐店として初めて上場(東証マザーズ)を果たした篠崎屋。関東北部が拠点の、豆腐を中心とする食品会社だ。3代目社長の樽見茂(44歳)さん。
社長就任以来、次々に新しい手を打ってきた。業績不振メーカーへの積極的なM&A戦略、スーパーへの卸事業からの撤退(現在は復帰)、そして酒屋を直営店に変身・・・。
しかし、利ざやの薄い豆腐を扱うだけに、去年から続く大豆の高騰で岐路に立っていた。樽見社長は去年9月、業界で最初に値上げを実施した。しり込みするメーカーが多い中、いま値上げしないと、倒産・廃業するとの危機感からだった。
今年に入り、状況はさらに厳しくなっている。大豆などの原材料費は20~30%アップ。その上米国産、カナダ産の大豆の確保すら厳しい状況となりつつあるのだ。5月発表の決算では、3億円の黒字予想が、コスト増から一転、1億円の赤字決算となってしまった。そこで樽見社長が打ち出した手は、「逆風下での原点回帰!製造小売りで突き進む」ことだった。
スーパーとの取り引きに頼らない「豆腐事業」を強化。目玉は、出店コストを徹底的にかけない「豆腐直売所」の展開だ。店に置くのは豆腐の冷蔵庫と、ノボリだけ。スーパーの売り場に納めれば、販売管理費など価格にコストは転嫁される。しかもバイヤーは、価格を下げろといわれ、メーカーは薄利を承知で受け入れてきた。この直売所方式では、自らの判断で消費者に半額セールなどを打ち出し、積極的な集客戦略を取れる。薄利多売だが、スーパーに豆腐を卸すよりも、利益率は高いのだ。この戦略が奏功し、直営店の中には一日20万円の売上げを記録する店も現れたのだ。果たして、篠崎屋は生き残れるのか? 6月上旬にオープンする直営店の動きを追いながら、原材料高に立ち向かう姿を追跡する。


【原材料高直撃!讃岐うどん生き残り作戦】

全国的なブームとなっている讃岐うどん。発祥の地・香川県では、原料の小麦の価格高騰が直撃していた・・・。
香川・讃岐うどんの原料・小麦の90%はオーストラリア産。讃岐うどんに合うよう作ってもらっている小麦だ。この小麦の価格が高騰して、讃岐うどん店は困り果てていた。値上げラッシュにやむなく店頭価格を上げたものの、客離れの現実。規模が小さいだけに、製粉メーカーと価格交渉する力もない。閉店の恐れも・・・。
そんな中、立ち上がったのが、讃岐うどん協同組合理事長の大峯さん。政府が一括仕入れしているオーストラリア産小麦の価格高騰を止める術はないと判断した大峯さんが考えたのは、国産小麦「さぬきの夢2000」を使うこと。この小麦は、香川県が独自に開発した国産小麦のこと。質はいいが、高価格がネックとなり、なかなか広まらなかった小麦だ。しかし、空前の原料高の中、この春、オーストラリア産と「さぬきの夢2000」の価格が逆転し、国産小麦のほうが安くなったのだ。そこで、大峯さんは早速、この国産小麦の増産を考えたのだが・・・。
地元JAを通じて、増産の打診を始めた大峯さんだが、農家の返事は厳しいものだった。香川は日本一土地が狭い県だけに農地も狭い。そこへ去年始まった国の「担い手政策」。大規模化しないと助成金をもらえないという政策だ。助成金は農家の所得の7割近くを占めるだけに、これがないと赤字になってしまう。
そこでJAがとったのは、小さな農家を集めて大規模化していくやり方だった。こうすることで、助成金のメドもたつし、助成金のメドがたてば小麦造りをしてもらえる。農家を回って説得に奔走するJA。果たして農家の理解は得られるか・・・。
そのころ、香川県の試験場では、ある小麦の開発が最終段階を迎えていた。「さぬきの夢2000」の新しい系統の種類だ。この新系統の種類は、取れ高がこれまでよりも多くなるという。同じ面積でより多く収穫が期待できれば、作ろうという農家も出てくるかもしれない・・・。
輸入小麦価格の高騰の中、地場産業を守ろうとする讃岐うどん業界、そして農業政策にまで視野を広げて原料高騰に立ち向かおうとする人たちを追った。





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