日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 2月24日放送 第354回

雇用動乱
~ニッポンのモノ作り 崩壊の危機~


世界的な金融危機、その波は実体経済にも及んだ。日本の製造メーカーは、軒並み大幅赤字に陥った。多くの派遣社員が削減され、正社員の人員整理も始まっている。日本のモノ作りを支える雇用の状況は、崩壊の危機に瀕している。年末から始まった「派遣切り」に、いまなお続く「偽装請負」…。100年に一度の危機は、ニッポンのお家芸である「モノ作り」の現場で隠されてきた、様々な問題が浮かび上がらせている。日本企業は、国内でモノ作りを続けていけるのか?そして、現場で働く労働者たちは報われる日は来るのか…?緊急事態に見舞われた現状・実態と、日本のモノ作りを強くするために、新しい取り組みを始めている人々にも注目し、ドキュメントする。

 放送スケジュール



 毎週火曜日 午後10:00~



 テレビ東京
 テレビ大阪
 テレビ愛知
 テレビ北海道
 テレビせとうち
 TVQ九州放送



 毎週金曜日午後9:00~
(再放送 毎週日曜日 正午~)



 BSジャパン



 毎週土曜日 正午~



 日経CNBC

【"絶望"工場から希望を…。36歳・ハケン男の漂流60日】
雇用動乱~ニッポンのモノ作り 崩壊の危機~

「派遣切り」に「派遣村」・・・。去年のクリスマスイブ。36歳の派遣社員、西本さん(仮名)は、契約解除を告げられた。働いていたのは、大手トラックメーカーの工場。4年前から派遣社員として、トラックの運転席の組み立て作業に従事してきた。派遣会社が提供する寮に住み込みで働いてきたが、2月末、寮からの退去を命じられている。「派遣切り」に「派遣村」がテレビや新聞で連日報道されてきた。ある日、自分のところにもテレビカメラや、新聞記者たちが大挙して取材にやってきた。派遣会社と自分の契約、働くメーカーとの関係について、考えたこともなかった。ただ、ひたすらに、トラックの組立てをしてきただけ。技術もスキルも、そして、人生の目的もなかった。「派遣で働いてきて、現場で同じ作業の繰り返しで…。あきらめるクセがついてしまった。」。西本さんは大学で機械工学を専攻していた。しかし、就職氷河期で希望する製造メーカーには、就職できなかった。職を何度も変えて、たどり着いた自動車工場。そこで働き、あきらめるクセがついていた西本さんは、「派遣切り」にあって初めて、前向きに人生を考えるようになったという。「世間とか、派遣会社とかのせいにばかりしてきた。でも、ただ流されて働き続けた自分を見つめ直さないとダメだと気づきました。一歩ずつ、前向きに生きていきたい」「派遣切り」から、その先を見据える気持ちを持てるようになった、36歳ハケン男性の60日間の軌跡。いまのニッポンの工場が、いかに人間のココロを歪めているのかを描く。


【巨大メーカーの暗部 46歳・ベテラン工員が覚悟の訴え】
雇用動乱~ニッポンのモノ作り 崩壊の危機~

関西地方の大手機械メーカーで働く、圓山(まるやま)浩典さん(46)。大型研削機械を使って発電用ガスタービンの部品を作る仕事をしてきた。圓山さんのいまの職分は、派遣社員。その前は請負社員…。月収は25万円程度でボーナスは14万円。当初、圓山さんは、請負会社の社員だったが、メーカーの正社員から直接指示を受け、実質的な派遣労働を隠す「偽装請負」の状態だったという。06年4月には、自分の知らない間に「派遣」になっていたという。その年は、巨大メーカーが次々と偽装請負を指摘され、派遣契約に切り替えるメーカーが続出した年だった。製造業への派遣は3年間しか認められていない。圓山さんは3 月末に契約期限を迎えるのに、請負に戻されると知り、偽装請負の実態を“告発”。圓山さんには同じ工場で派遣社員で働く長男(20)と高校生の娘もいる。家のローンもまだ10年ほど残っている。圓山さんは地域の労組に加入。そして、直接雇用を求め、裁判を起こしたのだった。自分の仕事に対する誇りと、家族を守るための、決断だった。これに対してメーカーは、「コメントは差し控える」としている。日本のモノ作りの現場の暗部に、メスを入れた圓山さんの戦いの行方は・・・。


【もう派遣はいらない…。幸せになるモノ作りへの挑戦】
雇用動乱~ニッポンのモノ作り 崩壊の危機~

製造メーカーに、人材派遣・請負をしている日本マニュファクチャリングサービス。精密・電機メーカーを中心に250の取引先があり、従来型の製造派遣・請負をしているが、小野社長は、「製造派遣」の比率を来年までにゼロにする決心を固めている。それに変わって力を入れるのが、自らモノ作りをするということ。つまり、自社工場を持ち、自らモノ作りをするという挑戦に取り組んでいる。現在、人材会社にも関わらず、全国に6つの自社工場を持ち、稼働させている。
メーカーの生産工程の一部を請負い、「設計・製造にいたるまで一貫して担当し、製品を納める」ビジネスを展開しているのだ。この工場はもちろん、「違法派遣」も「偽装請負」も存在しない。自分の会社の正社員たちが、責任を持って品質の高いモノ作りを、極めようと生産ラインに向かう。
小野社長は、製造系の派遣会社で働き、製造メーカーの現場で「モノのように扱われる労働者たち」の姿を見てきた。人材を「物件費として計上」しコストダウンを図るメーカーの言いなりではなく、働く人が誇りを持てるようなモノ作りはできないものか?その延長線にあるのが、自社工場の建設だったのだ。取引先で蓄積したノウハウを元にこうした工場では、従業員は基本的な作業研修から、やる気があれば、生産ラインのオペレーションまで学ぶことができる。もちろん、賃金はアップする。経験や年齢も問わず、65歳まで採用するという。
不況に見舞われ、働き方も問われるニッポンのモノ作りを救う突破口になるか?


   




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