日経スペシャル「ガイアの夜明け」 10月12日放送 第438回 続・売れない時代に売る極意 ~異端児たちが仕掛ける仰天戦略~
個人消費の不振が続いている。猛暑も限定の商品や業界には追い風となったが、それもごく一部。いまだに消費者の財布の紐は硬いままだ。 消費不況のニッポンだが、決して安易な安売りに走ることなく、独自に編み出した勝利の方程式で、売りまくっている人や企業がいる。 モノが売れない時代になぜ売れるのか…。番組では、お菓子からラジオ通販、住宅販売に至るまで、“売れている”現場を総力取材。業界の異端児たちの(秘)戦略を分析してみると、そこには共通点が見えてきた…。
約1000種類のお菓子を取りそろえ、人気のお菓子屋チェーン「おかしのまちおか」。 東京都内を中心に100店舗以上を展開し、4期連続の増収。3年以内に店舗数を倍増させる予定と、急成長している。その要因は、リーズナブルなチェーン店でありながら、客層や商圏の動向に合わせて店長が自由に品ぞろえや店舗作りを任されているということ。例えば、繁華街にある店と、住宅街にある店では品ぞろえが全く違う。さらに、店によっては午前の客の動きを見て、午後には違う店づくりをしてしまう店長までいるという。客に合わせた臨機応変の店づくりに密着。
長らく不振が続いていた住宅業界。しかしここにきて徐々にではあるが復活の兆しもみえている。しかしその実態を取材してみると、価格競争による値引きが激化し、業者が赤字覚悟で売っている物件が多かった…。 そんな中、埼玉を中心に首都圏で分譲住宅を売りまくる新進気鋭の企業がある。その人気は埼玉・越谷で15棟の分譲住宅を売り出したところ、わずか1時間で完売してしまうほど。しかも、相場よりも、平均して2~3割高だという。 その成功の秘訣は「32歳狙い撃ち戦略」。なぜ32歳なのか、そしてその勝利の方程式はどこから生まれるのか…。業界で“マジック”とも呼ばれているその(秘)戦略を探る。
大阪で人気のラジオ番組がある。30分全てがラジオショッピング。マイクに向かって商品を紹介するのは、通販会社の女社長、森靖子さん(54歳)だ。森さんはかつて一週間に10本の番組を抱え、「ラジオショッピングの女王」と異名を取ったほど。しかし不況で、全ての番組をいったん整理し、今年から1本に絞って再起をかけている。再出発にあたってこだわったのは、原点である徹底したオリジナル商品の開発。森さん自ら全国を回って逸品を見つけ、さらにリスナーの要望を徹底的にリサーチ。消費者に寄り添った商品を生み出し、ラジオを通して音声だけで売り込む。 実に購入者の8割がリピーターとなるという。その多くはシルバー層。自分ではなかなか買い物をできない「買い物難民」も多い。ラジオショッピングの新たな可能性を見出した森さん。「全国で一人でも多くの人々にショッピングの楽しさを伝えたい」。森さんの新たな挑戦が始まった…。