日経スペシャル「ガイアの夜明け」 12月21日放送 第448回 追跡!闘う人たち ~2010 年末スペシャル~
今年一年間に放送した番組の中から、「中国」と「激安」の2つをテーマに登場人物たちのその後を追跡する。 ユニクロの中国旗艦店の立ち上げを任された若き店長のその後。そしてデフレ時代を闘う「格安スーパー」の新たな戦略を追った。
急ピッチで世界進出を続けるユニクロ。今年5月、中国・上海に世界最大の大型店を出店した。責任者として送り込まれたのは、銀座店で売り上げ日本一を記録した若きエースの黒瀬友和さん(38歳)。厳しい研修と、連日深夜に及ぶ開店準備についていけない中国人スタッフが次々と辞める事態に直面したものの、黒瀬さんが腹を割って話し合いを続け、危機を乗り越える姿を取材した。 そして9月、中国漁船の衝突事件、反日デモ・・・その時、ユニクロ上海では何が起きていたのか?そして新たに現れた巨大なライバルにどう立ち向かうのか?黒瀬さんと中国人スタッフのその後を追いかけた。
他者を圧倒する安さが売りの名古屋市のスーパー「ウオダイ」。豆腐一丁38円、うどん一玉18円…この不況下でも売上高は前年比で250パーセント増加を記録。1年前、豆腐一丁の売値を30円以下に抑える攻防を番組では取材した。そしていま、この年末に向け、ウオダイはさらなる格安を模索していた。目玉は高級和牛、格安をどう実現するのか? 一方、180種類のレトルトカレーを並べるなど、他者を圧倒する品揃えで客を引き付けてきた「エース」(本社:兵庫県尼崎市)。「激安時代にのまれるな!」と、高くても美味しい商品を開発し、「個性的な売り場」を作り、出店攻勢を強めてきた。今年1月の取材では、東京・池袋の百貨店の売り場で「かまぼこ祭り」を展開、3000円から6000円という「超高級かまぼこ」が売れていく様をカメラは追いかけた。そしてこの一年、エースは「缶詰専門館」を千葉に出店するなど更なる攻勢を続けていた。そのエースが年末に向けて仕掛ける新たな「売り場作り」に密着する。