• 伝統的な染絵手ぬぐいの魅力を知ってほしい

5/30 #85「染絵手ぬぐいの魅力を伝える」
川上正洋さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーへようこそ。
今回は浅草にある、染絵手ぬぐい〝ふじ屋″三代目の川上正洋さんがいらっしゃいました。川上さんは、江戸時代から続く伝統的な柄を大切にしながら、新しいデザインの手ぬぐいにも取り組んでいます。

最初に、冬の夜空をテーマに描いたという手ぬぐいを見せて下さいました。とってもきれいでした!手ぬぐいに景色を刻み込むってステキですね。気分も爽やかになります。
この手ぬぐいを作った時の川上さんが描いた下絵も見せていただきました。染絵手ぬぐいは、まずはじめに手ぬぐいと同じ大きさの下絵を描き、それをもとに型を彫り、そのあと色をつける職人さんが染めて製品になるんだそうです。

川上さんは現在3代目。お店を受け継ぐきっかけは、大学4年の卒業間際に、川上さんとおじい様とお父様と三人で作品展をすると、お父様から伝えられたことだそうです。そこで急に作品を作るように言われたのですが、川上さんは実際に下絵を描いている姿も見たことがなくて最初は戸惑ったそうです。しかし、自由に描いて良いと言われたことで緊張しながらも作れたんだそうです。

その川上さんが最初に作った手ぬぐいを見せてくれました。冬をテーマに作った物で、雪だるまが描かれたかわいい赤い手ぬぐいでした。クリスマスを意識して赤くしたんだそうです。おじい様はこのかわいい手ぬぐいが出来上がる直前に亡くなってしまったので、見ていただけなかったそうです。
でも作品展の時、おじい様とお父様と川上さんの3つの作品が並んで飾られたのを見て、嬉しくなったそうです。

川上さんは毎日店に立って店番をしているのですが、お客さんは川上さんが描いてることを知らないので、忌憚のない生の声を聞けるので、それが貴重で手ぬぐい作りの助けになっているとおっしゃいます。その声に励まされたり、鍛えられたりもしたんだといいます。
手ぬぐいの魅力として川上さんが私たちに伝えたいことは、一つあればハンカチの代わりにもなるし、物を包むのにも使えるし、自由度が高くいろんな用途が考えられるところだそうです。

最後に川上さんは今後の夢として「染絵手ぬぐいは伝統的なものだから、その魅力をどんどん伝えて、自分の描いたものも後世に残るようなものが生み出せたらいい」とおっしゃっていました。

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