• 「記憶」は人生の宝物

8/15 #96「記憶を未来につなぐ」
長島光男さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーへようこそ。
今回は、「NPO法人MEMORO記憶の銀行」代表理事の長島光男さんがいらっしゃいました。長島さんは60歳以上の方の記憶を収集・記録し未来に伝える活動をしています。

もともと「MEMORO(メモロ)」の活動はイタリアで誕生したもので、エスペラント語で「記憶」とか「思い出」という意味です。日本で活動が始まったのは2009年から。長島さんはテレビ番組で記憶の銀行を知り「映像を作る仕事をしていたので、何か手伝えることがあるのでは?」と参加したそうです。

具体的にどのようにして記憶を集めているのかというと、ビデオカメラやスマートフォンなどで撮影した5分程度の動画をホームページに投稿してもらい、それを長島さんや記憶の銀行のスタッフが公開しても問題がないか確認をして、内容には手を加えないで、インターネット上で公開しているのだそうです。

それまで、仕事で様々な方にインタビューを行ってきた長島さんは「番組制作者側の意図に添ってではなく、自由に思い出を語ってもらうというのがとても新鮮で、活動するにつれ楽しいと感じるようになった」と言います。

私も記憶の銀行の映像をいくつか拝見しました。特に印象深かったのが、あるおばあちゃんの映画館の記憶。
「昔は映画の途中からでも入場出来て、何度でも見ることが出来た」と言っていたのがとても衝撃的でした。
私のおばあちゃんはもう亡くなってしまいましたが、もっと話を聞いておけば良かったと残念に思いました。

長島さんは、「ご高齢の方のお話は、お一人お一人の人生の宝物かもしれない」と真剣なまなざしでおっしゃていました。

この夏MEMORO記憶の銀行では、どうすればインタビューがうまく撮れるかなどを子供たちに教えるワークショップを企画しているそうです。 長島さんは「みなさんも自分のおじいちゃん、おばあちゃん、また近所の先輩方からたくさんのお話しを聞いてほしい」とおっしゃいます。そこで聞く今も記憶に残っている話の数々、その延長線上に私たちの今の暮らしがあり、それが未来につながっているのだと思うとおっしゃっていました。

お客様紹介トップへ戻る

東京都