• 東京都の島「青ヶ島」の魅力を伝えたい

12/12 #113「青ヶ島の魅力」
菊池栄春さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーへようこそ。
今回は、青ヶ島出身の菊池栄春さんがいらっしゃいました。菊池さんは島のことを知って欲しいと、新宿で青ヶ島の郷土料理を提供する居酒屋を経営しています。

青ヶ島についてご存じない方が多いと思いますが、菊池さんが分かりやすく教えてくださいました。
Web上で「絶景」で検索すると出てくるという島の写真。特徴のある形でとても綺麗ですが、二重式火山という世界でも珍しい、カルデラの内部にもう一つの火山が噴出して二つの火山が重なった島なのだそうです。大きいカルデラの火口があって、その中央に山が見えます。
伊豆諸島の最南端にある青ヶ島の人口は160人。日本で一番小さな村だそうです。直行便はなく、飛行機か船で八丈島に行き、そこからヘリコプターか船で青ヶ島に向かいます。日本でも行きにくい場所のひとつだそうです。
最近では、星を見に来られる方が多いとのこと。周りに明かりが少なく、カルデラの中から見上げる夜空は天然のドームのよう。幻想的で、すごく綺麗な星空が広がります。東京にもこんな場所があるんですね。

青ヶ島はお料理も美味しいのだそうです。
『しうで』という島独自の塩辛や『島寿司』という伊豆諸島の郷土料理があります。島寿司はシャリに砂糖が入っていて、ワサビではなくカラシで食べます。菊池さんは「お店では、昔はこういう風に生活をして食べていたというのをお客様に知っていただくために出しています」と言っていました。

ワインのソムリエの仕事を10年くらいしていたという菊池さん。当初はワインのお店を開こうと考えていたそうですが、そんな時お母様に「ワインの店じゃなくて、青ヶ島の郷土料理のお店をやってみたら?」と言われたのがきっかけだそうです。「面白いな、と思って店を続けていくうちに、青ヶ島に興味を持っている方がたくさんいるんだなあと思いました。」と菊池さんは振り返ります。

そんな菊池さんが皆さんに知って欲しいことは「東京にもこんな島があるんだっていうこと」だと言います。
「特産品もたくさんあるんですよ。」と色々な特産品を紹介してくださいました。中でもさつまいもが原料の『あおちゅう』という青ヶ島焼酎は、少し変わった特徴があります。島に10人の杜氏がいるのですが、杜氏によってビックリするくらい焼酎の味が変わるそうです。ひとつひとつ味わっていくのも楽しそうですね!

最後に、菊池さんの今後の夢や目標を伺いました。
魅力ある『あおちゅう』ですが、作り手の高齢化により後継者がいない状況なんだそうです。菊池さんは「自分自身も叔父が焼酎を作っていますので、お店をやりながら青ヶ島に戻って手伝えたら」と語ります。
「生まれ育った場所だと当たり前すぎて、どれだけ素晴らしいか気づいていなかったので、次に帰ったら子供と一緒に星を見たいですね。」とお話してくださいました。

お客様紹介トップへ戻る

東京都