• 人生を破壊する薬物乱用、軽い気持ちで手を出さないで!

1/30 #119「薬物乱用の怖さを伝えたい」
畑由宇さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーへようこそ。
今回は、薬物依存症者のリハビリ施設『藤岡ダルク』の職員、畑由宇さんがいらっしゃいました。
ダルクとは薬物依存症者のための民間リハビリ施設です。全国に50か所あり、各施設が独自の支援活動を行なっています。藤岡ダルクには、現在施設を利用している方が26名いらっしゃるそうです。

まず朝は9時に点呼を取り、掃除をした後に「グループミーティング」をするそうです。言いっぱなし・聞きっぱなしがルールで、今の自分の気持ちを伝える・自分の気持ちと向き合うことを目的としています。午後は琉球太鼓の練習。演奏を通して人との関係を築いていくことを学びます。その後は、またグループミーティング。夕食の後は施設外の「自助グループ」に参加します。自助グループとは同じ問題や悩みを抱えている人たちの自主的な集いで、全国各地で毎日開かれています。社会に出てからも薬物依存から脱却し、きちんと生活ができるように、地域の自助グループに参加し続けるクセをつけます。

藤岡ダルクで畑さんが働くことになったきっかけについてお聞きしました。
畑さんは「僕も10代から20代後半まで薬物に溺れ、人生がどうにもならなくなって。ダルクで1年間のリハビリプログラムを受けて断薬し、その後藤岡ダルクの代表からスタッフとして手伝ってみないか?と誘って頂き、始めたのがきっかけです」と話してくださいました。畑さんは藤岡ダルクで働き始めて9年になります。ご自身も薬物で苦しんだ経験があったのですね。
「僕の場合、最初はクスリを使うことが格好いいと思っていたんですね。興味半分で始めたら自分でコントロールができなくなり、周囲を巻き込んで、心配してくれる人たちを傷つけて、どうにもならなくなって…」と振り返ります。ご家族との関係も「僕の薬物乱用のせいでバラバラになってしまいました。今でも関係の再構築を続けています」と。
薬物乱用は自分の周りの大切な人たちとの関係も破壊してしまうんですね!

畑さんが私たちに知って欲しいことは、どんなことでしょうか?
薬物に溺れていた時が、人生で一番つらかったという畑さんは、「興味があるからとクスリに手を出すことは絶対にやめて頂きたい。友だちと一緒に使っていた頃は格好いいと思っていたけれども、決してそんなことはない。クスリを『断る』『手を出さない』という方が絶対良い」この2つが伝えたいことだと、畑さんは力強く話してくださいました。

最後に、今後の夢や目標を伺いました。
再び『社会』で生きることができるようになったのはダルクのお陰だという畑さん。「今薬物依存で苦しんでいる方々に自分の経験を伝えることで、社会に帰って行くための手助けをしていきたい」と語ります。若い世代がクスリを使ってしまわないように、高校生に経験を伝える活動も行なっているそうです。「薬物の怖さを、これからも伝えていきたいです」そうおっしゃる畑さんからは、強い決意を感じました。

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