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2/6 #120「健全な猜疑心を育てよう」
西村隆男さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーへようこそ。
今回は、横浜国立大学教授の西村隆男さんがいらっしゃいました。西村さんは、長年消費者教育について研究する傍ら、講演等を通して賢く消費行動することの大切さを伝えています。講義では契約の大切さや食品の安全性、悪質商法についてなど、消費者として考えて欲しいことを教えています。

悪質商法はなかなか無くなりませんが、どうしてなのでしょうか。
手を替え、品を替え、絶えずいろいろな悪質商法が出てきます。つい「儲かる!」「自分の利益になる!」と思い込まされ騙されてしまうわけですが、これは消費者自身に防衛力が育っていないからなんだそうです。特に20代前半が狙われやすいそうです。「そのあたりの年代で、急速に被害が増えてくる」と西村さんは話します。
親の同意がなければ契約ができない、民法で定められた『未成年者契約の取消権』という権利があります。未成年者との契約では、後になって親から取消される可能性が残るわけです。一方で20歳を過ぎるとその権利は使えなくなります。そのため契約知識や社会経験の少ない若者が狙われやすいのだそうです。

被害に遭わないためには、「健全な猜疑心を持ち、物事を多面的にみることが重要です。」と西村さんは言います。日本人は誰かから言われたことを素直に信じてしまう傾向があるそうです。私は人から言われたことを疑ってしまいがちなのですが、「それは良いことです」と力強くおっしゃって頂きました。悪質商法に引っかかったことがないという過信もしがちですが、やはり気をつけるに越したことはありませんね。
対策として、家族や友達など周りの人に話してみることも大事だそうです。「自分の中に閉じ込めておかないことです。解決が遅くなればなるほど、クーリングオフができないなど色々と問題が生じやすくなります。おかしいな?と気がついたら、東京都消費者生活総合センターなどのしかるべき相談機関に相談することが不可欠です。」とアドバイスして頂きました。

西村さんの今後の夢や目標について伺いました。
「消費者教育の分野で、金融リテラシーと言いますが、子どもの年代に合わせたお金の使い方について、自分の問題としてきちんと捉える、知識や技術を身につけることを普及させていくことです。」と西村さんは語ります。私も改めて見極める力を備えなくては、と思いました。

【東京都消費者生活総合センター】
消費生活相談:03-3235-1155
架空請求110番:03-3235-2400
電話相談・来所相談(月〜土 9:00〜17:00)

【お近くの消費生活相談窓口】
消費者ホットライン:☎188

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