• 自覚症状がまったく無くても、2年に1度は子宮頸がん検診に行きましょう。

3/6 #124「命と子宮を救う」
田中京子さん

TOKYOガルリ。ギャラリーへようこそ。 今回は慶應義塾大学医学部の婦人科腫瘍の専門医である田中京子さんがいらっしゃいました。
婦人科腫瘍の主なものは子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん。中でも子宮頸がんを専門に治療しています。

よく耳にする子宮頸がんですが、具体的にはどんな病気なのでしょうか。
田中さんは「子宮頸がんは子宮の出口にできる腫瘍で、ヒトパピローマウイルスによって引き起こされるということが分かってきています」と解説します。性交渉の経験がある女性のうちの約8割が感染したことがあると言われていて、多くの場合は自分の免疫力で排除されていると考えられているそうです。一般的には、感染後、がんになるまで5年?10年かかると言われています。
「ごく一部の方の感染が持続し、それががんになる手前の“前癌病変”を形成して、さらにその中の一部が、がんに進行すると考えられています」と田中さんは言います。日本では毎年1万人が子宮頸がんを発症していて、その中でも3千人の方が亡くなっています。

田中さんはどういった治療を行なっているのでしょうか。
「子宮頸がんは“前癌病変”という段階で見つかれば、悪いところをレーザーで焼いたり、部分的に切り取ったり、子宮を温存することが可能です」と田中さんは説明します。本来ならば子宮を切除するところを一部分だけを切除して、最終的に残った膣と子宮とをつなぐ特殊な手術をしているそうです。この手術を受けた患者さんで、50数名の方がお産を経験されました。子どもが元気にしてますという報告を聞くと「とっても良かったと思いますね」と田中さんは言います。

現在、若い世代に子宮頸がんが増えているのだそうです。
田中さんは「発見が遅れると、今後、妊娠や分娩を考えていたのに、夢が絶たれることになりますから、そういう意味でも検診を受けて頂きたいですね。」と話します。子宮頸がん健診は2年に1回、20歳から行くことが推奨されています。「特に子宮頸がんの場合は、進行するまで症状がほとんどないんです。痛くないから、出血がないから大丈夫ということではなく、症状がなくても検査には行って欲しいと思いますね」と田中さんはアドバイスしてくださいました。私の友人にはお誕生日に検診に行く人がいますが、そうした忘れない工夫も大事ですよね。私もそろそろ検診に行こうかと思います。

子宮頸がん検診は、子宮頸がんを早期発見することを目的とし、死亡率を減らすことが証明されている検診です。
・子宮頸がん検診は、20歳から対象です。
・2年に一度、定期的に受診してください。
子宮頸がんは早期に発見できれば治療負担も軽く、妊娠や出産も可能です。

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若者から支持を得ているモデル・タレントを「子宮頸がん検診応援ガール」として任命し、子宮頸がん検診の体験記などを情報発信しています。

とうきょう健康ステーション 受けよう!がん検診
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kensui/gan/index.html
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