スクウェア・エニックス ホームページへ
ヘビメタさんトップへ
テレビ東京ホームページへ
バックナンバープロフィール番組コンセプト番組へのご意見、ご感想
2005/6/28 OA
解説者 久武頼正(アニメタルプロデューサー)
特別講師 マーティ・フリードマン(元メガデス)
ゲスト モト冬樹

↑マーティ、初勝利に向け順調な滑り出し!

泣きたければ泣けばよい。叫びたければ叫べばよい。
迷宮に迷いし子羊たちよ!汝らの渇望感を癒す時が来た。

さぁ、いまこそ歌え!声の限りに!主の帰還を祝いし「歓喜の歌」を!!
人々の阿鼻叫喚にあふれ焦土と化した「ヘビメタさん」に
あの男が帰ってきたのだ!
……マーティ……フリードマン。

この世に足りないもの、それは…マーティ・フリードマン…実に素敵だ。

さて、二週に渡り「〜じゃん」禁断症状に苦しんでいたメタルキッズのボーイズ&ガールズ。
今回は通常営業でお送りなのだが・・・・
…そんな私達を、予想だにしなかったギタリストが、更なる迷宮へ突き落とす。
今回のゲスト、コミックバンドギタリストの雄、モト冬樹。
果たして、異なる世界からやってきた薄毛の使者は、「ヘビメタさん」に未曾有の衝撃をもたらした。
薄毛のテロリストが起こす想像を絶する地殻変動。
それは、遅効性の毒のようにじわじわと、私達の世界を瓦解させた。凶悪なる「笑いの使者」

…確実に…「ヘビメタさん」は…進化した!
はじまりは…あくまでも、通常営業で…

おなじみ曜子ちゃんの「お口にかかってる」このコーナー。
頭はメタルゴッド風とは言えモト冬樹に答えられるはずもなく、復活マーティの初勝利は目前の展開で進められていった。

第一回戦 「笑い至上主義」編
曜子ちゃん口ずさむやいなや、「はいはい!」と冬樹。そして出た言葉は…熊田に対して「痩せた?少し」…
「関係ないじゃないですか! 笑」と熊田。…常に笑いは忘れないコミックバンド出身者第一のボケ発動。
答えはキッスの「ラブガン」。マーティ余裕の回答。
「な〜んだ!この曲か!」…常に笑いは忘れないコミックバンド出身者第二のボケ発動。
「キッスは、あんまり知らないんですけど。実は僕……ウッソ〜!」余裕の展開にマーティのお口もノリまくる。

そして第二回戦 「マーティの独壇場」編

「わかった!わかった!エアロスミスのママキンだよ〜」マーティ、余裕の快進撃。
「これか〜」相変わらず判ったのか判ってないのかはともかく、笑いは忘れないコミックバンド出身者第三のボケ発動。

第三回戦、冬樹が動く。そして時空も歪む…「狂気の展開」編
このリフを弾いたことのあるギターキッズは、恐らくレコードを買った数より多いはずの有名曲。
ジャッジャッジャー ジャッジャッジャッジャ〜 冬樹のギターが奏でるその曲は!…
スモーク オン ザ ウォーター…風…の…違うモノ?…何?何かが不安定に歪んでいく?
冬樹のリフとともに時空が歪んでいく!

↑マーティの不用意な一言で思わぬ展開へ!
笑いに隠されし冬樹世界(=ワールド)が「ヘビメタさん」を侵食しはじめた。
「ギター間違ってますよ!」そんなマーティの指摘に、
「俺、知らないんだよ!俺本当はコミックバンドなの。コミックバンドナンバーワンギタリスト!
まさに、賞嘆すべき開き直り。その時すでに、私達はモト冬樹の世界に染められているのだった、マーティすらも…

「コミックバンドってなんですか」とマーティ。
「よーするにお笑いバンド」と冬樹。
「弾きながら笑ってるということ?」
「そうそうワハハハハって何が面白いんだ!
いけない!完璧にいけない!笑いの基本、ボケ突っ込みが、すでにはじまっているじゃないか!
侵食される!完璧なる冬樹世界に!
「ギターはね、コミックバンドの方が難しいよ」冬樹は語る。
「教えて頂けますでしょうか?」世界のマーティ、元(モト)メガデスがモト冬樹に教えを請う衝撃の展開!
「大事なのはここ」と胸を指す冬樹に熊田が尋ねる「ハートですか」

「ううん…チクビ・・・・・・・・完璧だ。完璧なる勝利だ。
我、ヘビメタさんを制圧せり!状況を確認せよ!状況を確認せよ!

気づけばリフ番長決定戦は、忘却の彼方へと消え去り、新コーナーへと雪崩れ込むのだった…


今週の マーティVS冬樹 リフ番長決定戦
でお届けした曲
Kiss 「Love Gun」
Aerosmith 「Mama Kin」
Deep Purple 「Smoke On The Water」

▲このページのTOPへ

↑ライトハンド奏法における“笑いの極意”を伝授するモト氏
戦況はもはや、決定的だった。
そこには、勝利を確信した将軍が、
いまや水を得た魚のごとき独壇場を展開している姿があった。
将軍の名は「モト冬樹」。「ヘビメタさん」完全制圧。

かつて、幾多のゲストがこの番組にやってきては、
緊急企画と称し「彼らの名を記す」新コーナーを
披露してきた。しかし、思い出して欲しい。
あの!武藤先生のポージング講座でさえ、
そこには「メタルに役立つ」の文字が躍っていた。
・・・モト冬樹のCOMIC GUITAR道場・・
・・モト冬樹のCOMIC GUITAR道場・・・
何度繰り返しても、そこにはメタルの文字は・・ない。

「マーティ!ちょっと弾いてみて」
「う〜ん、無表情すぎるな、人に訴えると言うのが大事だからサァ〜」

我が目を疑う。あのマーティ・フリードマンがギターでダメだしされる姿。
「こうだよ!」冬樹のギターが咆哮する。奏でられた哀しみの旋律にあわせた冬樹の顔芸!!
「わかる?セクシーな感じ!イッちゃう感じ!」目は空を泳ぎ、眉毛は八の字をかく。鼻腔を膨らませ
恍惚の表情を作り出す。
これは!これは!まさに・・顔・で・弾・い・て・る。
「イッてる顔想像したくなかったんですけど」そう告げるマーティに、世界的ギタリストの姿はもはやなかった。
コミックバンドに弟子入りしたギターの弾ける「おもしろい」外人が、そこには存在した。
果たして、笑いの師匠は、弟子にその極意を披露し始めたのだった。

「ライトハンド奏法できる?」
もはや、私も驚くまい。しかし・・だ。恐らくマーティの人生史上、初めて問われた質問に、なんの迷いすらなく、
「はい」と、行儀よい返事とともに披露するマーティ。衝撃だ。衝撃的すぎる。
「おもしろくない。おもしろくないなぁ」どこまでも、非情な師匠は、世界最高峰のテクニックと言ってもよい
プレイを、完全否定するや、自ら右手をネックに近づける・・・
モト冬樹の奏でるライトハンド奏法・・・魅惑のタッピング・・隠されし爪が、今襲い掛かった。
「あいててててて、痛いなぁ〜」離れた右手の指先を無理やり痛がる冬樹!・・これぞ笑いの奥義。
「これ、このぐらいやらなきゃ」

徹頭徹尾、冬樹ペースでコーナーは進んでいった。

「コミックバンドで一番大事なこと、基本わかる? それはね・・・こけ方
そう、まさに、これこそコミックバンドがその存在を証明する究極奥義。
かつて、クレイジーキャッツの時代から、ドリフドンキービジーフォーetc
幾多のバンドが、こけてきた。何度となく、繰り返される「こけ」の系譜。「こけ」に身を捧げ、全身全霊で「こける」笑いのミュージシャン達。
音楽と言う一ジャンルの歴史上、私が愛するメタル同様、そこにはコミックバンドの歴史が確かに存在する。
それがメタルであれ、コミックバンドであれ、わが身を捧げる愛に変わりはない。
偉大なる音の魔術師たちよ。かくも私を虜にするものはなんなのだ!それは、「愛」だ・・まぎれもない真実だ。

「曜子ちゃん、ちょっと、こけれるようにふってみて」
こけ方一つに愛を捧げる音の魔術師は、私の目の前にも存在した。
「あっ、はい・・じゃぁ 『ギターを持った冬樹さん、輝いてますよ・・・頭が』」・・・
・・ファンタジスタ!流れるように崩れ落ちるモト冬樹。髪の・・いや、神の御業の如き寸分の狂いなく
笑いに転化される、完全無欠の様式美!
メタルの魅力のひとつに様式美があるとすれば、今、目の前に繰り広げられた様式美と
なんの違いがあるというのか(違うけど)
冬樹は言う
「いい?・・・しかも。弦が狂わないようにこけるんだぜ
プロフェッショナルな笑いの職人は、どこまでもシビアだった。

↑いつしか『Walk don't run』を奏でる二人!
「コミックバンドの教則DVD出せるんじゃない?」
「いいねぇ・・ヘビネタくん
常に笑いを忘れない・・それこそが奥義。

・・・と、突然番組はその趣を変えた。

『コミックだけじゃない! モト冬樹&マーティ 緊急スペシャル
Guitar Live』
と名打たれた二人のプレイ。
対極に位置する二人のギタリストが奏でるのは、WALK DON’T RUN

モト冬樹・・あなたは、まぎれもなく、偉大なるミュージシャンだった。


▲このページのTOPへ

↑Deep Purpleにマーティがいわれた一言。
「そのシールド触ったら・・・殺すぞ」

かつて、ハワイにマーティが住んでいたとき
ディープパープルのバンドのクルーに言われた言葉だ。
初めてのビッグなライブの経験として、
ディープパープルの前座に出たときの思い出を
彼はそう語った。「その時、結構びびったんですよ。
バンドのクルーが怖いんですよ」
と。
殺す・・・・・もし触っていたら・・・言いようもない恐怖が私を襲う。
歴史に「もし」は禁物だが、もし、その時シールドを触っていたら、
カコフォニーも、メガデスも、そして、ヘビメタさんも、存在しない。
偉大なる、世界的なギタリストは誕生することなく、世界は今とは全く違う風景を描いていたことだろう。
歴史のいたずら。もし、シールドを触ってしまっていたら。
こんな小さな記事がハワイの新聞に載っただけだろうか。
『「HAWAII 」のギタリストの首を絞めて殺したとして、
ハワイ署は昨日ディープパープルのスタッフ、A容疑者(40)を殺人容疑で逮捕した。
調べでは、首をひものような物で絞め、窒息死させた疑い。
調べに対し、A容疑者は「触るなと言ったのにシールドを触ったから」と供述しているという。』

・・恐ろしい。心底震えるような恐怖だ。私の灰色の脳細胞は妄想の世界でフル回転する。
なるほど・・うん・・凶器の「ひものような物」・・・シールドだろう・・・間違いないな。まずは、アリバイを・・・

番組紹介になんの役にも立ってない私は置いて・・番組はすすむ。

キッスの紹介をうけて。
キッス好きのマーティがはじめてコピーしたキッスの曲はデュースだそうだ。
冬樹は言う「僕はね、ベンチャーズ。曜子ちゃん、知らない?ほらこういうの」
テケテケテケテケテケテケ・・・・・・あれ〜〜どこまでいくぅぅぅぅ
すでにフレットはなくなり、左手はどこまでも登っていく・・細かい笑いは大切だ。
と、まぁ、そんな芸もヘッドレスギターだからできるわけだったが、熊田が素朴な質問をぶつける。
「このギターって、完成系ですか?」
「誰が中途半端に作るんだよ!こういうギターなの!」
「でも、この形はヘビメタルの世界じゃ絶対笑われるんですよ。どこがかっこいいんですか?
マーティの毒舌も響き渡る。
すかさず、鮎貝のフォロー。
「でも、アームダウンするとき音程が一定なんですよね。」

↑モトさんの“秘技”に感激するマーティ
「そうそう」と、アームダウンする冬樹・・・のギターにアームはなかった。
「アームないんだ!!これ」
ここでも炸裂する職人芸。スライドさせることによる疑似アームダウンの音で ぼけまくる。まさにエアアームといった状況か!?
「うまい!うまい!上手!上手!」
世界のマーティ・フリードマン、シールド触らず命拾いした男は、
かなり、ツボにはいったらしく、自分でも、ずっとやっていたのは、
記しておかねばなるまい。

そして、メロディックパワーメタル!ファイヤーウインドの登場だ。
新世代のギターヒーロー、ガスGとの話をマーティは語る。
「来日したとき、マーティのファンと言われて、丁寧に聞いてきたから、アドバイスして、
そのあと、
メル友になったヨ
かくして、ギタリストの友達話になり
冬樹は
渡辺香津美が、高校同じでね。文化祭の俺のギターみて、ギターはじめたの。いまや、世界的な
ギタリストだけどね・・
でも、それは、デメリットになるから、言わない方がいいって言ってやった

ガスG、渡辺香津美・・マーティ、モト冬樹・・交わることのない4人のギタリストの名が並ぶ。
メタル、ジャズ、コミックバンド・・ギリシャ、アメリカ、日本・・
世代も、人種も、ジャンルも異なる彼らの名が平然と並ぶ驚愕の奇跡。
ぼくらは、もっと誇っていい「ヘビメタさん」という番組を・・・


今週の スクール・オブ・メタル
でお届けした曲
(1) Deep Purple 「Black Night」
(2) KISS「Shout It Out Loud」
(3) Firewind 「Tyranny」

▲このページのTOPへ

↑疾走する、どメタル“お祭りマンボ”!
「メタルの魂は日本に在る」
マーティ・フリードマンの一言から始まったこのコーナー。
今回は美空ひばりの「お祭りマンボ」

どメタルですよ。まず、凄い似ている曲、いっぱいありますよ
弾いてみましょうか」

マーティのギターが咆哮した。
ディオ「ホーリィ・ダイヴァー」
キッス「ラヴィン・ユー・ベイビー 」
美空ひばり「お祭りマンボ」が渾然一体となり、
聞く者に景気をつけ、あまつさえ塩さえもまいてくれることだろう。

古代、ヨーロッパの壮大なる叙事詩が幕開けする。
情熱の炎を燃やし、聖なる闘いに命をかけるとなりのおじさん。
剣をたずさえ、魔法を駆使する、
神田生まれの チャキチャキ江戸っ子 はわが身を捨て闘いに身を投じる。
お祭りさわぎが大好きなおじさんが目にしたのは、
ねじりはちまき そろいのメーク 炎を吐こうが 舌を出そうが、 
朝から晩まで ドウーミーなサウンドで続ける悪魔の饗宴
白と黒に塗り分けられた顔で、その宴を続ける伝説の悪魔達。
江戸っ子のおじさんは、勇気を武器にその祭りに歩を進めた。
ワッショイ ワッショイ 
景気をつけろ 塩をまけ!聖なる塩を!邪悪なるモノを打ち破れ!
しかし、西洋の悪魔に、塩が効くはずもなく、周りはおじさんの撒いた塩が
無造作に散らばるだけだった。
根っからの祭り好きのおじさんにとって、例えソレが悪魔の饗宴だったとしても、
はやる気持ちを抑えることはできなかった。いつしか、彼もまた踊りの輪に入っていったのだった。
聖と邪がともに祝う人類史上初の壮大な祭り! 渾然一体となる祝祭の儀式!
そして、それらを司るマンボの女王!祝え!踊れ!マンボに乗って!
ソーレ ソレソレ お祭りだ !


今夜もまた、傑作だ。
マーティの手によって、偉大なる傑作が生まれた。
ただ一つ、
私の駄文がかなり無理やりである点をのぞけば・・・・・


今週の メタル魂 IN JAPAN
で紹介した曲
美空 ひばり「お祭りマンボ」

▲このページのTOPへ

↑エアSEX MACHINEGUNS初登場!
「イヤァー!ロッケンロー!!アナタハサイコー!」
キング今夜の一言。
和式ジーン・シモンズ、きくまるが叫ぶその台詞が
ちょっとした波紋を引き起こす。

キッスファンを自認するマーティ。
キングを見る目は、かつてキッスを追いかけていた
少年時代のソレだ。
「今、あなたの台詞は アメリカ人の発音でしょ?
それ、ジーンの台詞じゃない?」

ニヤリと笑い、うなづくキング。
「やっぱりね・・発音もそう!」まるでクイズを当てた少年のごとく、マーティは目を輝かせ納得した。その空気は、やがて他の審査員にも伝染する。
「あっ、ジーンの台詞なんだぁ」熊田もつられ賛嘆の輝きを放ち、納得する。
芸術的なまでに昇華されているといってもよいキングの立ち居振る舞いは、人々を巻き込むオーラさえ放つ。
今夜の勝負、その一言ですでについたといったら過言であろうか?
果たして、キングの圧勝であった。

さて、今回の挑戦者は19歳の「メタル新聞少年」。新聞配達で学費を稼ぐ勤労メタルキッズだ。
SEX MACHINEGUNSを引っさげての挑戦。
長髪を振り乱し、「若さ」と「勤労」を武器にキングに襲い掛かる。
「ひょっとしてそのフォーメーションは完璧」とのマーティの弁。ヘドバンを絡めきっちりと仕上げてきた。
私的には非常に好意を持った青年であったが、いかんせんキングの世界は完璧すぎた。

この完璧さはなんだ?
私の前に立つビル管理を生業とする40歳の日本人男性が、ジーン・シモンズに見えてしまうのは何故だ?
40歳・・それはある意味人生の曲がり角。世の40歳と言えば、満員電車に揺られ、家族を守るために
清濁あわせのむ日常をおくる。逃げることのできない「老い」と言う名の未来が、予感ともなってじわりと
にじり寄ってくる世代・・・
三世代同居、40歳、男性・・キングを取り巻くキーワードを知りえたとしても、それらを微塵も感じさせぬ
キングの存在感。メークの下に隠された日常を、一片たりとも感じさせることはない。
・・・日常と非日常・・・きくまるとジーン・シモンズ
もし、その二つの世界を繋ぐ橋があるとすれば、それは・・まぎれもなく「愛」だ。
尽きぬことのない・・キッスへの「愛」

↑強いぞ、ジーン・シモンズ(偽物だけど)!
二日間徹夜して作った新作手作り衣装。
メークは74年、75年のジーン。上半身は75年、76年。下半身は76年、77年。
こだわりのグラデーション、まさに一人ジーン史研究家・・
それらは、愛なくして語れない。
ジーン・シモンズに魅了された一人の男は、その裏打ちされた豊富な知識と尽きぬ愛で、今夜も人生を謳歌する! 世の40歳よ! 奮い立て! しまいかけた少年時代の夢を、勇気を持ってぶちまけろ! さすれば、君のしらけきった人生も、少しはマシなものになるであろう。
素晴らしきジーンおたく。愛すべきキッスマニア。
・・・そして、当番組にもキングに負けぬキッスマニアが存在する。
いつまでも、少年の心を持つ男。シールドに触らず命拾いした男。
キッスに・・いや、メタルに愛を捧げた男・・マーティ・フリードマン。
「キング、でもそのフォーメーションは最新のジーンじゃないですか?」キングの喉元に突きつける
マニアの刃。
「いや・・でも昔のも入ってますよ」切り返すキングの目が鈍い光を放つ。
高度な研究家同士の高度な心理戦。
キッス研究国際会議は、静かに続いた。
・・・きくまる、これにて4連勝。史上初のパーフェクト達成まであと一勝・・



赤コーナー 使用楽曲 青コーナー 使用楽曲
Kiss「Deuce」 SEX MACHINEGUNS「ONIGUNSOW」

▲このページのTOPへ

夢とは、現実に変わることのできる理想である。

その夢への志が高ければ高いほど、
現実となりえた夢のカタチは、強く、在り続ける。
夢が、現実を生み、志は、強さを生む。

今夜のいっぽんは、キング・オブ・ギター、
ギブソン・レスポール・スタンダード。
誕生から半世紀をこえた今もなお、
“永遠のスタンダード”として王道を走り続ける、
男たちの夢と志がつまった、極上の作品だ。

「富士には月見草がよく似合う」(太宰治)
「ヨーコにはレスポールがよく似合う」(私)

ヨーコに抱かれるレスポールを見つめながら
そうつぶやいた私の耳に、いつしか、
聞こえるはずのない声が、聞こえてきた・・・。


オレの生誕は1952年。
音楽の歴史を変えた「ロックン・ロール」という言葉が生まれた年さ。
当時、屈指のアイデアマンであったギタリスト、レス・ポールと、ギブソン社の技術者たちが、
バイオリンの名器、ストラディバリウスを徹底的に研究し尽くして、このオレを開発した。

オレを愛用したギタリスト? みんなカリスマさ。
エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ランディーローズ、ジョー・ペリー・・・。

彼らとの出会いがなければ、「ロックの歴史を変えたギター」なんて言われなかっただろう。
彼らに抱かれ、オレは幾度も恍惚の表情を浮かべたものさ。
まるで別の生き物みたいな左手(その表情のすごさよ!)と、力強いピッキングに、
オレは時に支配され、時にもてあそばれ、時に同化したものさ。

中でも印象的だった男?
そうだね、ロック史上最もスキャンダラスでクレイジーなモンスターバンド、
ガンズのスラッシュだね。あいつは、オレに再び光を与えてくれた重要な男さ。

80年代半ばのLAメタル全盛時代、アームユニット搭載のド派手なギターがもてはやされ、
オレは、キングの座から引きずり降ろされた。
そんなオレを救ったのが、シルクハットがトレードマークのスラッシュだった。
テクニック至上主義に反旗を翻し、ワイルドかつ、エモーショナルな王道プレイで、
ヤツはオレに、再び輝きを与えてくれたのさ。
スラッシュはまさに、レスポール王国を守った、メタルの騎士だったのさ。


「ハイ、オッケー!!」

ディレクターの声で、私はふと我に返った。

見るとすでに、スタジオの片隅に、レスポールは、静かに立てかけられていた。

ひとすじの明かりが、レスポールを照らし出している。
50年以上も前の、男たちの夢と志を秘めた、堂々とした姿。
決して迷うことなく、疑うことなく、侮ることなく、 恐れることなく、
今日まで、“ギブソン・レスポール・スタンダード”であり続けているその姿。
その姿を脳裏に焼き付け、私はスタジオを後にした。


今夜、軽いキモチで、私は辞書を引いてみた。

standard =「標準、基準」。

そこには、もうひとつの意味があった。

standard。=「一流の」。

・・・!!!
この偶然的必然に、ヘビーメタルの神の力を感じずにはいられない。
私は、胸を熱くして確信した。・・・最高の本物は、永遠のスタンダードになるのだ、と。

キング・オブ・ギター、ギブソン・レスポール・スタンダード。
“世界標準”にして、“一流”の作品である。


ヨーコの今夜のいっぽん
ギブソン・レスポール・スタンダード

▲このページのTOPへ


あとがきに代えて〜今週の咆哮〜
ヴィンセントさて、二週間ぶりのご無沙汰で、
相も変らぬ駄文を連ねさせていただいた私を、
どうかご容赦願いたい。
私事ではあるが、
「ヘビメタさん」から遠ざかっていた二週間。
私の薄っぺらい人生において、劇的なる経験を
させていただいた。
その話は、また、機会があれば。
人生とは実に波乱に満ちたものであるなと感じる今日この頃であります。

さて、ここでひとつ紹介させていただこう。
君はレッド・ツエッペリンの初代ファンクラブ会長を知っているだろうか?
当時、日本の中学生だった、大野祥之という少年だ。
彼の名前、ヘビーでヘヴィーな諸氏はご存知だろう。
音楽評論家・大野祥之氏。先日、その大野氏が「ヘビメタさん」を取材にきてくれた。
その模様が、彼のホームページ「FUZZ」でみることができる。
鮎貝氏とマーティ氏のスペシャルコメントも見られるというじゃないか。
そしてなんと、私が愛してやまぬ東京メタルドールズもしゃべっている驚愕の事実。
是非、ご覧いただきたい。アドレスは・・と当然ここでご紹介したいところなのだが
諸般の事情からご容赦願いたい。大人の理由であるということだけは
ご理解願いたい。
「FUZZ」で検索、もしくは「大野祥之」でも検索していただけないだろうか?
いや・・決して・・アドレスを私が忘れたわけではない。いや、ホント、断じて違う・・多分。

さて、来週の「ヘビメタさん」だ。
この時代に生きている喜びを、ともにかみしめようではないか!!!
次回、日本音楽史上始まって以来の出来事に、ふ!る!え!ろ!!!
ROLLY&ジェイク・シマブクロ&マーティのヘビメタウクレレ対決!
“伝説が生まれる瞬間”を、見・逃・す・な!!!!!!!!!!!

必要以上に駆使した「!」ではあるが、
それほどまでの衝撃をお約束しよう。
ビバ!!ヘビメタさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

▲このページのTOPへ


エンディングテーマ:
「愛人28」
(SEX MACHINEGUNS)