- 2009年12月30日放送
- #09
『飾一』
日本のお正月には欠かせないお正月飾りを、水引を使うことでよりモダンにした飾一。日本の伝統文化を後世に残し、さらに世界へ羽ばたかせようと奮闘しています。
なんときらびやかな正月飾り!
各地から取り寄せた
わら、水引、梅の木、和紙など
日本古来の厳選素材を
巧みに組み上げられていく。
なんだか、縁起がいいぞぉ~
年の瀬、こちらの会社では正月飾りを作るのに
大忙しでした。一つ一つ手造りで組あげていく。
しかしここに常識を打ち破る大胆なデザインの
正月飾りを作った人がいる。飾一・岩宮さん。
ある特別な素材を取り入れた。
それは水引!

なぜ水引を正月飾りに?
株式会社 飾一 岩宮陽子さん
「水引は赤と白とあって、赤はよく人間は赤い糸で結ばれていると言いますね。
これを使った正月飾りがとても良いのではないかと思って。
それで子供の部屋に作った飾りにも赤と白の水引を配しました」
父親が画家で、その血を引く彼女は
自らデッサンを描く。その独創的な発想で
日本の伝統文化をアートにまで昇華させた。
岩宮さんにとって正月飾りとは?岩宮さんにとって正月飾りとは?
株式会社 飾一 岩宮陽子さん
「お正月のお飾りという一時の物ですけどそれをやはり廃れさせない。
そして世界に通じる物として残していくこと。
感性は世界共通の感動を与えていきますのでね。
ですから感性の部分で訴える物を残し続けたいなぁと思っています」
今年の年末も大忙し!美しい水引が注目を浴び全国の販売店から多くの引き合いが来た。
こちらはデパートの売り場
「アナタの飾りを去年買ったらすごく縁起が
良かったと。女房と縁は戻るとし、商売も繁盛するし
"ホントにありがとう!また買いに来たよ!"と
おっしゃってくれて。
作る人間にとって"ありがとう"というのは
何より嬉しいことでございまして。
幸せを造る元っていうのは
もっと嬉しいじゃないですか。
ですから作るときに自分が考えるのはまず
皆さんが幸せであるように
そういう想いを乗せて作らせて頂いています」
平面だった絵が、水引の線の流れを最大限に生かし
正月飾りになった。
美しい愛の糸が、幸せの縁を結ぶ
作品のタイトルは…
「鶴…舞う。いかがでしょう?」
アナタが新年に向けて
イチバン願うことは何ですか?
撮影後記
今年最後の放送を飾るのは、株式会社 飾一。水引を使って正月飾りなどを作る会社だ。今まで、正月飾りや、結婚式の祝儀袋など、全然意識せずにいた。
でも、この会社を取材して、日本独自の文化、芸術に触れられた。
水引と言っても、本当にいろいろな色があり、見ているだけでも楽しくなる。
その水引を岩宮さんは、自由に組み合わせ、曲げたり、編んだりして形にしていく。岩宮さんの頭の中に沢山のデザインが溢れているのだ。まさに匠の技!
岩宮さんは、「水引の赤は赤い糸。みんなが幸せになる糸。幸せのもとを作るのは、作り手として、とても幸せ。」と優しい笑顔で言う。
僕の心に響く言葉だった。そんな岩宮さんはとてもチャーミングで本当に
可愛らしく、笑顔でインタビューに答えてくれる。しかし、作品を実際に
作りだすと、表情が一変。真剣な職人の顔になる。『想い』を込めて作る作品は
きっと誰かを幸せにするんだろう。
僕も「イチバン」を演出し、視聴者の誰かが幸せな気持ちになってくれるよう
『想い』を込めて作ろう。
来年も熱い想いを込めて「イチバン」をお届けしたいと思います!!
良いお年を・・・。




