王東順の週刊現場

2010年6月24日放送
#34

『スタジオ・デコ』

今回は、ステンドグラス作家・北條日出子さんの取材。
ステンドグラスはもちろん目にしたことはあるけど、作品として意識して見たことはなかった。

北條さんとお会いしたのはロケ当日。工房の近くのカトリック教会で待ち合わせ。
四方の窓に飾られた北條さんの作品。光が差し込み、美しい絵と色がうかびあがる。
これはすごい!ステンドグラスによってまるで違う世界ができあがっているのだ。

それにしても北條さんはかわいらしい方で、後の話だけど、スタッフ同士の間では「デコちゃん」
と呼ばせてもらっていた。それでもアーティストとしてここまでやってきた人だ。
譲れない信念やこだわりは強い。
製作の様子は真剣そのもの。
でも見ていて楽しい。
ガラスを割る音が小気味よい。北條さんも言っていたけどパズルを組み立てるように作品が浮かんでくる。
この作品に光が差し込むのを早く見たくなる。
ちなみに僕はデコちゃんと同じ歳で、「番組」という作品を作る者として、いい刺激をもらった。

2010年6月17日放送
#33

『上海饅頭店』

今週のイチバンは、港区赤坂にある上海饅頭店へ。
打ち合わせのためにお店に伺うと、中はシックな雰囲気でとても上品な店内。
そして打ち合わせのあとに小籠包を出してもらったのだが、さすが本場(上海)から
来た点心師(しかも中国で2位の腕前!)が作っているだけあって、本当においしい!
そして、小籠包と言えばスープ。
レンゲの上で小籠包を割ってみると、レンゲからスープが滴り落ちてしまうのではないかというくらい、たっぷりと入っていた。また、薄い皮も食べやすく、魅力のひとつ。

そして撮影本番。点心師の殷永梅(いん・よんめい)さんに、小籠包を作る作業手順を撮らせてもらった。

小籠包のヒダ作りはまさに職人技で、あっという間に作ってしまうから、一体どうやって作っているんだろう…、と思わず殷さんの手元を凝視してしまったくらい。
殷さんが作るのは小籠包だけじゃない。点心と呼ばれるものは何でも作る。
今回は、春巻きとシュウマイも作ってもらったが、春巻きは外がパリッとしていて、
中は豆腐の餡でフワッとしている。
シュウマイは、餡がもち米になっていて、モチモチした食感がたまらない!
ぜひみなさんにも食べてもらいたい一品だと思った。

「お客様に満足してもらうことが一番嬉しい」と言っていた殷さん。
これからも、殷さんの作る小籠包でたくさんの人を幸せにしてほしい。

2010年6月10日放送
#32

『アラフォーくのいち』

今週のイチバンは、佐賀県嬉野市にある忍者村・肥前夢街道へ。
そこで僕たちは最初の忍術(?)に掛かることになる・・・。
夢街道へと向かうべく高速を降りたら、いきなり忍者が!
なんと、僕たちが到着する予定時間に合わせてサプライズを仕掛けてくれていた。
そんな粋なことをしてくれた人たちこそが、肥前夢街道の夢住人の方々。

開園すると、門の前でお客さんを出迎えるのは黒忍者とガマの油売りの弦さん。
遠くからでも子どもがやってくると手を振って、門まで来たら今度は握手。
そのあとも刀を触らせてあげたり、楽しそうに話していたり、ずっと子どもと触れ合っていて、なかなか園内に入らないなんてことも。
そんな姿がとても微笑ましかった。
忍者ショーの稽古は本当に本格的で、見ているこっちも真剣に見てしまうほど。
激しい動きもあって、怪我には細心の注意を払っているから余計に厳しくなる。
迎えた本番は、稽古以上に迫力のあるショーだ。
その中で、お客さんの「おー!」という声に、普通に「ありがとう!」と答えちゃう黒忍者。ショー中なのに、お客さんと会話!?とびっくり。
こういう場面でも、お客さんとの触れ合いを大事にしていた。

でも、イチバン印象的だったのは笑顔。
忍者を楽しんでいる子ども達の笑顔、それを見て嬉しそうな夢街道のみなさんの笑顔。
アラフォーくのいち・国竹さんも、「子ども達の笑顔、喜ぶ顔を見れたときがイチバン最高の瞬間です」と言っていた。

アラフォーでもまだまだ頑張るくのいち・国竹さん。
僕も国竹さんに負けないように頑張らないといけないと思った。

2010年6月3日放送
#31

『エクラ』

今回のイチバンは、幸せをプロデュースする株式会社エクラへ。
富士山を望む御殿場市。本日は晴天も良く!!富士山もばっちり見えまーす!!
というわけでエクラがプロデュースした結婚式の裏側を撮影することになった。

少し緊張しながら安竹社長にご挨拶。早速お話を伺おうと思ったが、社長は式の準備で走り回る…、いや飛び回る。どこにいるやら、見失うと捕まえるのが大変!
撮影クルーも機材を担いで社長を追うのに必死。休憩や座ることもなく着々と準備をし、いよいよ式本番へ。合間でインタビューするが本当にハード。幸せをプロデュースする仕事なのでもっと優雅な仕事かと想像していたが、我々の業種よりもハードかも…!と思わせるくらいのめまぐるしさ。それゆえに式が無事に終了すると社長の目にも涙が。やり遂げた達成感や、幸せそうにほほ笑む新郎・新婦を見てホットしたのだろう。そんな光景を見て僕たちも幸せな気持ちになった。幸せをプロデュースする職業は働く皆さんも幸せになれる!素晴らしい職業だった。新郎・新婦のお二人の本当に輝いた笑顔が印象に残る心温まるロケだった。

2010年5月27日放送
#30

『インフォローズ』

今週のイチバンは、玉川髙島屋S・Cにあるインフォローズへ。
駐車の代行、買った品物の積み込み、さらには買い物中に洗車を頼めばピカピカの車で帰れるなんて、まさに至れり尽くせりなこのサービス。
一体どんな人たちが利用するんだろう?と思ったら・・・。
フロントの前に止まるのは高級車ばかり!
こんなに1日に何台も高級車を見ることはないんじゃないか!?というくらい、高級車が入ってきては車を預けていく。
この光景には圧巻だった。

定年してからこの仕事を始めたという梅津光祐さんは、現在6年目。
「ほとんどの車を乗っていますね。乗れない車もほとんどない。」と言っていた。
ほとんどの車を運転した経験があるってどんな気持ちなんだろう?
ペーパードライバーで、なおかつあまり車に詳しくない僕には想像ができなかった。
だけど、梅津さんはそれだけじゃない。
「もてなしの心」という意味でもプロフェッショナルだ。
「梅津ファン」がいるというくらい、梅津さんはお客さんとの些細な会話も大事にして、毎日笑顔で接客をしている。
そして、女性ながらにマネージャーとして頑張っている輿石彩子さんは、「車が大好き」という理由でこの仕事を始めたという。
でも、「本当に車好きじゃないと勤まらない」と言われるくらい、いろんな車について知識がないと大変。どんな車でも乗りこなせるようにならないといけない。
だけど、楽しそうに仕事をこなす輿石さんを見ていたら、まさに彼女にとって天職なんだろうなと思った。

好きなことを仕事にする。
また、何か一つでも極めて自分なりの楽しさを見出せる。
簡単そうに思えて難しいけど、大事なことなんだとこのロケで教えてもらった。

2010年5月20日放送
#29

『山田念珠堂』

今回のイチバンは、文久元年から続く歴史深い、山田念珠堂へ。
念珠づくり一筋の道を貫いてきた伝統と技術を受け継ぎ、守るのは7代目の山田社長。
山田社長の話を早速伺うと、並々ならぬ、水晶へのこだわりがあった。
水晶の輝きと透明感は、宝石のように美しく、神秘的なものだ。
見ているだけで幸福になれる様な感じがする。さすが、パワーストーンとして人気なのも分かる。
そんな幸福の素を作っている方にも話を伺った。
長年、手で編み、1つ1つ仕上げている。
一部は機械化しているものの、やはり手作業で編む技術は本当にスゴイ!!
しかも皆幸せそうに働いている。その方々の「気持ち」も幸福に導いてくれるのかもしれない。
僕も帰りにブレスタイプのお念珠を購入した。いつも身につけている。
困った時や辛い時に触ると、なんだか守られているような気持ちになり、心が潤う気がする。
気の持ち様かもしれないが、こんな風に思うこと自体、幸せに導かれているようにも思う。
沢山の人が山田念珠のお念珠で、幸福になれればと思う。

2010年5月13日放送
#28

『ちばシティ乗馬クラブ』

今回のイチバンの主役は馬・・・実物は思ったよりでかい・・
正直少しビビッた。
人間や物は沢山撮ってきたが動物は初めて。
撮影前にいろいろ注意点があった。「ガンマイク(音声)は馬より低くすること」
「急に走って近づかない事」「照明も急に照らさない事」・・・
基本的に馬は臆病らしい。とにかく制作スタッフは乗馬しているお客さんもいるので最善の注意を払う事にした。
撮影当日・・・
制作と技術は早朝5時に集合。馬はどうやら早起きらしい・・・
飼い付け(朝食)が5時30から行われる。
その後は20頭いる馬全ての厩舎(小屋)の掃除
ブラッシング、蹄の掃除と午前中はとにかく忙しく以外に肉体労働だった。
馬に合わせたスケジュール、生き物なのでこれが毎日行われる。
本当にきつい仕事だ、辛くないのか、嫌にならないのか??と思った・・・がインタビューをしていくとその答えがでた。
とにかくここで働くスタッフ全員、本当に馬が好きで、辛くてもなんでも馬と一緒に居ることが本当に幸せな事で馬の顔を見ていると疲れも辛さも忘れると言う。
スタッフ一人一人が持つ馬への愛情には感動した
一日取材をして乗馬クラブって敷居が高くセレブ~なイメージが強かったが
ここ「ちばシティ乗馬クラブ」はそんな事がなくアットホームだった。
スタッフもお客さんも友達みたいに仲良く、また本当に乗馬を楽しんでいた。

撮影前からかなり馬にビビッて触れもできなかった自分だったが、帰る頃には実際に触れる事で実は凄く優しい動物ともわかり、そのうち乗馬できればなと思った。
馬のイチバン魅力は乗馬をする事で分かるのかもしれない

2010年4月29日放送
#26

『オーシーエス』

 今回のイチバンは大阪の「オーシーエス」。
今回の会社は登山家の集まった窓ふき会社。クライミングジムも経営しているとのこと。なんとも僕のテンションを上げる。
しかも、電話で話を聞けば「他の窓ふき会社が出来ないような場所をクライミングの技術を生かしロープ1本で登るんです。」と。本当にスゴイ会社を見つけた!!
早速カメラマンに話すと「やっぱり僕も窓を拭いている横からのカットが必要だと思います。僕もつるされて撮りますよ~」と即決で言った。
…ということで皆、テンション高めでオーシーエスの会社へ。そこにはロッククライミングができる施設があり、2Fに社長室がある。
早速、林社長にインタビュー。「そもそもなんでクライマーに??」林社長は「クライマーの魅力はだれもが行かないようなところへ行く。決して安全なスポーツではない。けれどその困難を乗り越えた時の達成感がたまらない」と言う。
僕には想像もできない答えだった。社長は本当に冒険好きというか好奇心旺盛というか…クライマーバカ!?でも社長のその気持ちが若手のクライマーを育てている。

そしていよいよ窓ふき現場へ。
ビルは8階建て。下から見るとそうでもないが実際に屋上から下を見下ろすと、足のすくむ高さ。カメラマンはつるされて撮りますと即決したことを後悔していた。
社長は「後は勇気と覚悟を決めれば」という。
しかし、僕たちには相当な高さ。覚悟を決めるのに時間がかかる。ロープをつけてから10分くらい悩み、いよいよ覚悟を決めて降りることに。
そんなカメラマンの決死の撮影で素晴らしい撮影ができた!!
カメラマンの勇気に感謝。そして社長の勇気に脱帽したロケだった。
大阪魂は本当にスゴイ!!!

2010年4月22日放送
#25

『晃麓観光』

 今回のイチバンは鬼怒川にある「晃麓観光」。
ここの大島社長は鬼怒川生まれの鬼怒川育ち。生粋の江戸っ子ならぬ鬼怒川っ子だ。
そのため鬼怒川を心から愛し、盛り上げようと一生懸命頑張っている。
ミニゴルフ場を作ったり、社長自らバスを運転し、鬼怒川温泉の歴史や見どころなどをガイドしながら鬼怒川の観光スポットを案内したり、全部を一人でこなす。
今回のロケはその中の「市内観光と六橋めぐり」というツアーに同行させてもらった。

 朝10時に鬼怒川温泉駅の「旅ゆき」を出発し、戊辰街道や龍王峡をまわり、くろがね橋や岩見橋をまわる全3時間のコース。バスにカメラマンとともに乗せてもらい、いざ出発。
バスの中では社長がこれか行く観光スポットのガイドをしてくれる。それがなんとものんびりな感じだが歴史から教えてくれ、とても面白い話だ。
バスの中でもワクワク感が募る。社長はお客様が観光している間に笹舟を作っていた。後で回る橋で笹舟を流すために作っているのだ。そんな社長の人柄に触れ、鬼怒川のファンになる方もいるそうだ。

 廃れていく温泉街もある中、地元も盛り上げようと立ち上がった大島社長。
そんな社長の人柄と笑顔が地元を活性化し、鬼怒川を元気にする。
日本中に江戸っ子ならぬ地元っ子が増え、日本中が元気になれば素晴らしいと思う。
社長の、熱い情熱とのんびりした癒しを頂いたロケだった。

2010年4月8・15日放送
#23・24

『湘南ベルマーレの挑戦』

中田英寿、前園真聖など、多くの名選手を輩出してきた湘南ベルマーレは、この度、晴れてJ1へ復活した。更に一サッカーチームにとどまらず、地域の人々に愛され、共に発展する総合型スポーツクラブに脱皮しようとしている。
現在のJリーグサッカーチームの多くは、企業のバックアップによって支えられている。
しかし湘南ベルマーレは、数少ない市民クラブ、市や住民と一体となって運営していく。
傍らでNPO法人を立ち上げ、そこにはなんとソフトボールチーム、ビーチバレーチーム、トライアスロンチーム、フットサルチーム等があり、更にスクールや、学校訪問、イベント、講習会など、スポーツという名がつけば、何でもやるという楽しいクラブになっている。
母体になるスポンサー企業を持たない為、ある面では大変だが、スポーツ振興を通して、
地域活性化の一翼を担っている。
今回の「イチバン」で取り上げさせてもらう理由は、ここにあった。
2月21日(日)、ワンダーランド・ベルマーレという祭りが、平塚商店街全域で行われた。
全選手が参加、。いろんなブースに立って、市民と記念写真やサイン会、ゲーム、商品の販売も手伝ったりと大忙し。
ちなみに反町監督を、2月20日(土)の一日、随行取材させてもらった。
朝は練習試合、昼は市内で講演会、午後はOBも参加する記念試合、夜は打ち上げと、
人気タレント並みの過密スケジュールだ。
迷惑にならない様、私たちは丸2日間追いかけレポートさせて頂いた。
今年はワールドカップが行われる。成績次第では、盛り上がるに違いない。

2010年4月1日放送
#22

『ワンちゃんは王様だ』

世田谷らしいお洒落なイタリアン「アンディカフェ」。でもここは犬連れもOKのドッグカフェだ。
料理も本格的なので、ちゃんとした食事ができる。
しかし、ここはそれだけではない。ビル一棟が犬の為の施設になっている。
トリミング、シャンプー、ホテル、ドッグランなどなど、専門のドッグコンシェルジェによって、運営されている。
そのほか、ゲーム大会や、写真撮影会など、飼い主と犬が一緒になって楽しめるイベントもあって、愛犬家には至れりつくせりの施設だ。こういう施設は珍しいという。
谷口社長曰く「犬と一緒に生活するのは、どうしてもいろいろな不便が伴う。快適な生活が人間にも犬にも出来るよう目指した」とか。
将来は多店舗も視野に入れている。ビジョンが明快で、お話を伺っていても気持ちいい。

2010年3月25日放送
#21

『鎌倉山の小粒納豆がたまらない』

納豆が大好きな私は、打ち合わせに行く前からワクワクしていた。その上場所は鎌倉、
その日は天気も最高、という訳で、江ノ島に近い腰越にある鎌倉山納豆の本店に伺った。
社長は二代目、見た目がとてもカッコ良い。私はなんとなく予感がして聞いてみた。
「親から家業を継ぐ前は、何か他の仕事をしていましたか?」
そしたら何と、若い頃、一時はミュージシャンを目指していたとか。やっぱり。
店内に入ると、有名人のサイン色紙が沢山貼られていた。
「とんねるずの、みなさんのおかげです」のお土産品コーナーや、各テレビ局のグルメコーナーに度々登場している。芸能人にもファンが多く、わざわざ車で買いに来るという。
なぜタレントさんは、おいしい店を見つけるのが上手なのか、時々不思議に思う。
私も打ち合わせ後、どっさり買い込んで、それから数日間は納豆ご飯を楽しんだ。
とにかく鎌倉山納豆は絶品だ。特に小粒がね。

2010年3月11日・18日放送
#19・20

『大河ドラマ!?』

初めに菊池さんにお会いしに行ったのは、土砂降りの雨の日だった。
今、護国寺の(どこかの)建物を修復しているとのことで、その現場事務所へ伺った。宮大工さんなので、気難しい人かなというイメージを持っていたが、全くそうではなかった。
「なぜ宮大工さんになったのですか?」
菊池さんは、岩手県で普通の大工さんだったが、それから意を決して奈良、京都へと修行の旅に出る。それは壮大な一人の男のドラマだった。今の若い人達に聞かせてあげたい生きざまだ。
しかし残念ながら今回は3分番組、とてもそこは描ききれない。
という事で、仙台の大満寺というお寺の本堂を只今手がけているという事で、
そこを取材させて頂くことにした。
 宮大工さんの朝は早い。東京から我々がその日の朝に乗り込んでも間に合わない。という事でロケ隊は前泊することに。

「ところでサァー、建築現場だけの取材でよいのだろうか?」

「親方、木を加工する工場はどこにあるのですか?」
「遠野です。」
「遠野って、あの遠野ですか?民話で有名な・・・」
これは行かないわけにはいかない。
その工場では、原寸書きといって、等寸大に描く作業をしているとか。
ますます行かないわけにはにはいかない。
という事で、2泊3日のロケ日程になった。

撮影隊がロケから戻ってきた。
「これだけの量があると、1時間番組できるんじゃないですか?」
あまりの膨大な量の撮影ビデオに、さて3分にどう収めたらいいのやら。

という事で、今回は思い切って前編と後編にすることにした。是非連続で見てもらえたら。
2泊3日を我々取材チームと一緒に行動を共にしてくれた菊池さん、ありがとうございました。そして宮大工の皆さん、ぜひ日本古来の伝統の建築を未来につないでください。
番組を作りながら、そんな思いを強くした。

2010年3月4日放送
#18

『愛媛銀行』

何故、地方銀行がイチバンに登場するのか?
それには理由があります。
愛媛銀行にはとてもユニークな部隊がいるのです。
その名は「感性価値創造推進室」
「お客様に感動と共感を与えることで得られる経済価値を感性価値という」と説明されている。
何だか難しい説明だが、要は地方の中小企業の産業のブランド力を高め、商品化を企画し。それを日本及び世界へ広めていく為の特別プロジェクトチームなのだ。
銀行といえば、預金を預かり、それを運用するのが本業務だが、更にもうひとつ上を行くビジネスをしていた。
地方の振興こそがやがて、預金者として戻ってくるという先を見据えての事業になっている。
このビジネスモデルが成功すれば、地方銀行の新しい存在感が生まれる。

2010年2月25日放送
#17

『MOCデザイン企画』

少しずつ春めいてきたということで、今回は結婚にまつわるビジネスはないかということで、取材させていただいたのがMOCデザイン企画。
いまや全国のホテル、結婚式場の4,000軒と契約していて大繁盛。
では一体何をどのようにして結婚ビジネスを展開しているのだろうか。
それは、引出物のクッキーやお菓子、ケーキにメッセージの文や名前を印字している商品を販売していた。
これだけでもすばらしいアイデアだが、更に上を行くアイデアグッズを考案した。
それは結婚式のテーブルに置く席次の名札、或いは会場入口に置くウェルカムボードまですべてお菓子で作り、そこにレーザーでコメントや文章、メッセージ、名前を印字している。
名札は食べてもいいし、持って帰ってもいい。ウェルカムボードは後で切って、ゲストのみなさんに配布すれば、デザート代わり。幸福のおすそ分けという訳だ。
こういうアイデアは、私も思いつかなかった。やっぱりビジネスはエンタテインメントですね。全国の結婚式場からすごい引合いが来ているというのもうなずける。

2010年2月18日放送
#16

『蔵王マウンテンファーム山川牧場』

今、小さな酪農家は一般的に経営が大変だ。
牛乳や乳製品を作って卸していくだけではなかなかむずかしい。
ところが山川さんの牧場では、それが全く違っていた。
あるミッションに燃えていた。
それは、“子供たちの実習教育”だった。
学校で机に向かって勉強するのは、知識の勉強だが、酪農体験を通じて、生き物との触れ合い、命の尊さ、生きる意味、自然の尊さなど、心の勉強を感じてもらいたいと頑張っている。
単に一方通行で、先生が知識を教えるというのではなく、一緒に体験する事で“感じる”ことを共有している。

取材当日は、なんと3局のテレビ取材クルーがやってきた。それだけ今注目されている。
この日はニワトリを屠殺して、そこから自分たちで鶏肉カレーを作って食べるという実習だ。
子供たちはいったい何を感じ取ったのだろうか?

2010年2月11日放送
#15

『がんこ本舗』

「がんこ本舗」の名は、どこから来たのですか?
「がんこな汚れを落とす洗剤を開発、販売したから」

会社へおじゃましたら、天井から真っ白い今毛先のブラシがすらりと吊り下がっていた。

このブラシは何だろう?
「これは洗剤を使わなくても、汚れを落とせるブラシです。」
とにかく、何かをキレイにする為の商品を製造販売している。

社長の名はきむちんさん。ニックネームで呼ばれている。
実は社員全員がニックネーム呼びになっている。

そこで、洗剤をメインに取材させていただけないかとお願いしたところ・・・
「うちは音楽も作っています。楽器も売っています。」
「畑も持っていて、野菜も作っています。」
これにはびっくり仰天。ひとつの会社で、こんなに多種のジャンルにまたいでいろんな商品を製造、販売しているとは。

商品開発の話になると話が止まらない。そしてとにかく楽しそう。
アイディアが次々と湧いてきて、製品という形におとしこまれていく。
心地よくて、地球環境に配慮されて、エコな物であれば良い。

そして、何より素晴らしいのは、この会社には仕事をやらされている人は一人もいない。

2010年2月4日放送
#14

『ツーキニストはかっこいい』

今、インターネット上で検索キーワードのランキング上位に、常に「自転車」というキーワードが登場するらしい。
当社にも一人、若い女性で、中野から小伝馬町まで自転車で通勤しているツーキニストがいる。
自転車はCO2が出ない、ガソリンがいらない、健康に良い、電車賃がいらない等、エコと不景気の時代にマッチして、今注目を浴びている。
ところで、自転車を語ると止まらない、マニアックな人達も多い。
自転車に乗ると言う行為は、利便性以外に、ファッションやライフスタイルとして捉えられている。
㈱シャノアの代表もその一人。自転車の事をしゃべりだすと止まらない。
数百キロの長距離自転車ツーリングから、浅草近辺の下町ツーリングまで、或いは、自転車通勤を普及させる活動も行っている。

家に、私も一台自転車がある。
もう少し暖かくなったら、思い切って会社まで自転車で来てみようか・・・・・。

2010年1月28日放送
#13

『エコタオル減税!?』

ほとんどの業界で、今中国製品の脅威にさらされている。四国今治のタオルも例外ではないらしい。
結果、選んだ道は、高品質の追求。今治市あげてのタオルブランド化に取り組んでいる。そんな中、今日登場する池内タオルさんは更に付加価値として、エコを追及している。
風力発電を使い、自然素材、自然染料など可能な限り環境を汚さない手段を講じている。

タオルの肌触りも抜群に良い。番組を制作しているうち、つい欲しくなった。
お客の方から「これ欲しい」と言わせる商品こそが商品といえる。

ところで「エコカー減税」があるのなら、「エコタオル減税」というのは、ないのだろうか。

2010年1月21日放送
#12

小さな頃、実家の酒屋前にバス停があり、毎日毎日やってくる大きなバスの姿に憧れていた山本少年。
幼い頃の夢をそのまんま形にしてしまったのが、銀河鉄道という小さなバス会社。
ところが、地元には西武バスという大手が走っている。普通に考えるなら、認可事業で同じ地域に参入できるとは考えられない。
しかし、情熱と粘りで、山本さんは公共事業であるバス会社を立ち上げた。
公共事業を個人で運営するのは相当大変だろう、と私は心配して、取材の時にいろいろと伺ったが、山本社長は明るく夢を語るだけ。
山本社長自身も自らバスを運転している。住宅街から住宅街へ、小さな可愛いコミュニティーバスが、町民の貴重な足になって走っている。

ところで、最初に私達が、下見と打ち合わせの為、東村山にある銀河鉄道へ伺ったのは、昨年暮れ。私たちは「営業所で」と聞いていたが、間違えて本社の方へ行ってしまった。
その本社の場所も良くわからない。
携帯で山本社長から「今からこっちへ来てくれる」と連絡があった。
何か手土産くらいは持っていかなければと思い、角のコンビニ風の店でお菓子を買って、やっと本社に伺った。「つまらないものですが・・・」と山本社長にお菓子を渡した。
銀河鉄道の本社は、そのコンビニ風の店の裏手にあった。
「なんか変だな・・・!?」
話を伺っているうち、やっと謎が解けた。
そのコンビニ風のお店とは、実は山本社長の実家の酒屋さんだったのだ。
つまり、私たちが待ち合わせの為立っていたその場所が、今から数十年前、山本少年が毎日毎日バスを眺めていた思い出の場所だったのだ。

それにしても「つまらない物ですが」と言ったのは、ちょっとまずかった。
それにもう少し値段の高いお菓子にすべきだった。
山本社長 ごめんなさい。
そしてバス事業に、これからも頑張ってください。

2010年1月14日放送
#11

『スパルタ教育の成果』

秋山木工さんは、あちらこちらのテレビ番組でも取り上げられている、有名な木工家具製造の会社だ。
ひとの教育に厳しく、かつ愛情を持って取り組んでいる秋山社長がいた。秋山社長が書かれた資料を事前に
読んで訪ねた。
「遅刻してはダメ」とあったので、我々はかなり時間に余裕をもって出かけた。
「はき物は揃えるべし」とあったので、玄関から上がる時、私たちは普段そんな事をやった事がないのに、
脱いだ靴をちゃんと揃えたり、お会いする前は、スタッフ一同緊張している。
でも、テレビスタッフも、たまにはこういう厳しい教えの環境に入るのも必要だと思う。
「わずか3分の内容で、うちの会社を語れるのかな」秋山社長は、顔はニコニコしながら、
私達につっこんでくる。聞けば他のテレビ局が、すでに1年近くも張り付いて記録しているとか。私の中にムクムクと負けず嫌い魂が涌いてきた。「わずか3分でも、1年間取材した番組に負けない内容にしてやろう」

秋山木工さんの朝は早い。新人君たちは、住み込みで、朝5時には起きてご飯の仕度が始まる。
撮影スタッフは、午前3時に都心をロケ車で出発して、5時からロケ開始。私は、少々遅れて、それでも始発電車に乗り7時前に秋山木工さんに着いた。当然寝不足なので、今日一日は体力が持ったとしても、明日は多分ガタッとくるだろうう。
しかし秋山社長は、毎朝欠かさず、すみこみの新人君たちと行動を共にしている。
だから厳しくても、子供たちがついていくのだろう。父親以上の存在といえる。
秋山木工さんを取材させて頂いて多くの事を学んだ。

2010年1月7日放送
#10

『文明開化の証』

新年らしく人力車をテーマにすることにした。訪ねたのは「くるま屋」さん。
パンフレット等を拝見して、私は単なる観光人力車屋さんかと思っていたが、それは間違いだった。
社長の松岡さんは、人力車にロマンを感じ、人力車に惚れ込み、人力車を日本の伝統文化財として捉え、世界に発信しようという夢を持っていた。
田舎でガラクタ同然の人力車を見つけて買い込み、それを修理して復元するところから、人生の物語が始まった。
それにしても、人力車を作ってもそんなに需要があるのだろうか?
どっこい、観光用もさることながら、ディスプレイ用としての需要があるとか。

ということで、今回の番組の構成は、人力車を作るシーンと、浅草で観光客を乗せて、颯爽と走るシーンの、2部構成にすることにした。
ところが・・・
ロケ当日は朝から冷たい雨がシトシト。地面も濡れていて、万一滑ったりでもしたら危ない。午後にはやむという予報だったので、一同雨が上がるのを待った。雷門近くのカフェで、一同じっと待機する。しかし午後4時、空も暗くなり、あきらめる事に。
もう一度スケジュールをいただき、再ロケーションすることになった。

2009年12月30日放送
#09

『水引きの魂』

番組を放送するタイミングを考えるのは、プロデューサーの仕事だ。
「飾一」さんの情報は、10月ごろすでに知っていたが、正月飾りだったので、年末ぎりぎりの12月30日に放送することにした。
というわけで、ロケハン(下見)と打ち合わせでおじゃましたのが、ちょうど出荷している
最盛期にぶつかってしまった。
申し訳ないと思いつつ、どのように作業していくのか見せていただくには、このタイミングしかない。
会社に入ると足の踏み場もないくらいダンボール箱が山積みになっていた。
出迎えてくれたのは、岩宮陽子社長。
「すみません、こんなにむさくるしい所で・・・」
「いえいえ、こちらこそお忙しい時期にすみません」
「すみません、こんな散らかって・・・」
「いえいえ、私たちはこういう場面を撮影したいと考えていたので・・・」
私たちが伺った事に、とても喜んでくれた。会社の中には、岩宮社長自身が作った芸術的な作品も飾ってあって、水引の凄さにびっくり。私は単なる正月飾りを誤解していたようだ。
岩宮さんからお話を伺って気付いた。「水引」は日本独自の伝統美であり、
岩宮さんは、正月飾りを量産する一方で、それをアートにまで昇華させていた。
日本古来の様式美なのに、最新のデザインの様にも見える。下書きのデッサンを描いて、あとは一気にくみ上げていく扱いは、素晴らしく見事だ。

ロケハンを終えて私たちが帰るとき、岩宮社長は玄関外まで見送ってくれた。
私たちが歩いて去っていくのを豆粒くらいに小さくなるまで、ずっと手を振って見送ってくれて。

2009年12月24日放送
#08

『願いはホワイトクリスマス』

今年の冬はちっとも寒くならない。
…と感じるのは私だけだろうか?
今年の冬になって、コートを着たのは3日間だけ。
オーバーコートは未だ出番がない。
「X'masは雪が降って、ホワイトクリスマスが流れる」
そんな風になるんだろうか?

というわけで、今回は冷たい!?クリスマスを求めて、東北は気仙浴へと出かけた。
訪ねたのは岡本製氷という会社。こちらの会社は、本来は、漁港の魚市場へ魚を冷やすための氷を造って、納めている会社。
しかし、それ以外に氷を使っておもしろいことをやっている。
氷の中に魚や花を閉じ込めて、観賞用として販売している。
これがなんともロマンチックだ。
作る過程で、最も難しいのは、氷を透明にすることらしい。
電話で説明を聞いても、よくわからない。というわけで、どのように氷を透明にするのか?
気仙浴まで行って、解明することになった。

2009年12月17日放送
#07

『女だらけの・・・』

世の中いろんなビジネスモデルがあるものだ。
毎回取材する会社をリサーチする度に、発見と驚きがある。女性建築家チームは、女性だけの建築家のネットワーク集団というビジネスモデルがそのまんま会社名になっている。
建築という男社会にあって、女性建築家がどういう位置にあるのか、詳しく知らないが、徐々にその存在感を増している。
それにしてもこれほどシンプルな考え方はない。
『男社会に女が進出!』。これが「女社会に女が活躍」では大して話題にならない。

例えば・・・
 女性だけのタクシー会社
 女性だけの寿司屋
 女性だけのラーメン屋
 女性だけのレーシングチーム
 女性だけの医院
 女性だけの不動産屋
 女性だけのwebチーム
 女性だけの職人チーム

さて、ビジネスマインドあふれる世の女性の皆さんへ、
今回の放送には、きっとあなたのビジネス脳を刺激することがいっぱいです。
“女だてらに!”は多分様々な障害があるでしょう。
しかしそれを乗り越えた時には、成功の2文字が見えてくるはずです。

2009年12月10日放送
#06

『サービス業に効率はない』

今回の「イチバン」小川温泉編では、サービス業の大変さが描かれている。
サービス業は、原則的には大量生産できない。マニュアルがあったとしても、マニュアル以上の事が必要になる。
100人の宴会、パーティーがあって、それをシステム化してやっても、アナログ作業はついて回り、数人の料理人やサービス係が必要になる。料理人は配膳まではやらないし、ホールスタッフは料理はしない。効率化にはほど遠い。100人のお客さんがいればたとえ団体であっても、100人のわがままが有り、そのひとつひとつに応えなければならない。
今回の小川温泉編には、お客様の笑顔の為に、裏に隠れている従業員のガンバリが描かれている。

私は、個人的にも温泉は大好きだ。今度温泉へ行ったら、従業員の方に一言ねぎらいの言葉をかけたくなるような一編だ。

2009年12月3日放送
#05

『伸びてる会社にはワケがある』

私はこれまで数多くの企業の取材をしてきた。その中で、礼儀の正しさ、はつらつさ、ひたむきさではNO.1といえる会社が、12月3日放送のアイワ広告だ。
こんなすごい社員達がいる会社はすごくないわけがない。
知ったきっかけは、松下政経塾の元塾頭だった上甲晃先生のDVDを制作した時、
「掃除から人生を学ぶ」という一章があり、ならば、掃除をしっかりやっている会社はないだろうかということで紹介されたのがアイワ広告だ。
すなわち、アイワ広告の掃除は社員自らが行う、松下幸之助さんの考え方直系の行いなのだ。
当時、私は掃除だけのつもりで取材しに行ったのだが、「良かったら朝礼も見せてほしい」と依頼し、見せて頂いた。
「こんなすばらしい朝礼が私達の会社でもできたらなあ~」とうらやましい気持ちで見ていた。
「イチバン」が始まった時、私はすぐにアイワ広告を思い浮かべていた。
すぐに出演交渉を依頼したところ快諾してくれた。
私は都心に住んでいるので、町田市にあるアイワ広告の7:30の朝礼に行くにはけっこうキツイ。しかし、キツさを我慢してでも、生で見させて頂く感動が余りある。
「イチバン」はわずか3分弱なので、描ききれていないが、その素晴らしさの片鱗はわかると思う。
ロケしたテレビカメラマンが撮影終了後、言った言葉。
「いやー、感激しました」
カメラマンもまた、アイワ広告社員の行いを見て素直に感動していた。
素直に感動できることが次の行いへの第一歩となる。

2009年11月26日放送
#04

芦屋フーテックさんは、本来は、いろいろな機械を作っている会社だが、番組では一つに絞った。
主役は「からくるりん」たこ焼きの自動製造機だ。
なんと開発に一億円かかったという。
小さい頃食べたたこ焼きの思い出が忘れられず、構想40年かけて、ついに作り上げた。
3分の番組ではとても語りきれない人生の物語がある。

  こだわったのは…
   ・モーター一つでありとあらゆる動作が動くこと
   ・コンピューター制御ではなく、カラクリ人形と同じように、歯車やレバ―、カムで動かすこと
   ・家庭用電源の100Vで動くこと
                                ~等

材料として予め用意するのは、生地と油、それにたこ。これらを所定の位置にセッティングして、スイッチをいれると、あとは勝手に機械が焼いてくれる。
形は観覧車の格好で、上部で具材が注がれ、焼きながらぐるりと回って、下部へ来た時、焼き壷がくるりとひっくり返って、丁度焼き上がったたこ焼きが落ちて出てくる。とてもいい臭いだ。
空になった焼き壷はすぐにヒーターによって熱せられる。というのも生地が注がれると焼き壷の温度が下がってしまうからだ。
そして、高温になったところで、丁度生地が注がれる位置に回ってくる仕掛けになっている。
聞けば、聞くほど良く出来ている。

社長がこの仕組みをしゃべり出すと止まらない。この機械に並々ならぬ愛情を注いでいる。
今日も「からくるりん」はどこかで、たこ焼きを焼いている。
その前では、きっと子供たちの笑顔があるはずだ。

2009年11月19日放送
#03

以前、あるタレントさんが衣装で高級スーツを着てきた。スタジオの中では調理シーンがあり、その時油がとんで、ほんのちょっとだが、袖にシミがついてしまった。
収録後、弁償しなければとおもいながら、上着の値段をおそるおそる聞くと…
「エーッ」という値段だった。
結局タレントさんが「いいよ、大丈夫だから」
と言ってくれたので、甘えてしまった。
(人格的にすばらしい方で、ごめんなさい)
こういう時に、もし、ハッピーさんを知っていたら…

11月19日(木)オンエアーするイチバンは、クリーニングの駆け込み寺、㈱ハッピーが登場する。考えてみると、毛皮や皮のジャケット、高級ブランドスーツは持っている本人にとっては宝物だ。高級品であればあるほど、汚れた時の洗濯には気を遣う。そういう衣服の洗浄を専門にやっている。
それはクリーニングという名称ではなく、
ケアメンテ?といわれている。
貝のボタンは、予めはずしてから洗濯し、洗濯後、再びつけ直す。この時、ボタンの向きまで復元させている。
着物だって洗ってしまう。
毛皮だってOK。
黄ばんだ布地も白く戻る。
紛失事件もゼロ。
正に、最高の洗浄技術とサービスだ。

しかも、これらのアナログ作業はすべてITイントラネットの独自システムによって、全作業スタッフが情報共有され、実にしっかりと作業が管理されている。
ところで、このITシステム、作業工程の管理システムを作りあげるのに「大変でしたか?」
と伺ったら…
「死にもの狂いでした」との答え。
私も「死にもの狂い」で番組を作らねば。
私の目標…
わずか3分弱の番組で、視聴者に"感動"という感情が湧き起る。
そんなことが起きたらいいなと思っている。

2009年11月12日放送
#02

11月12日(木)の放送分は大阪の魚卸問屋の「深広」さんだ。
まずは打合せと下見に伺う。
先方のほうもどういう番組なのか?どういう風に扱われるのか気になるのは当然だ。
なにしろこちらも未だ放送が始まっていない段階なので、口頭で説明するしかない。
初めて社長にお会いして、失礼のないよう、言葉を選びながらいろいろとお話を伺う。
そんなところから社長は“ふぐ”に対して並々ならぬ情熱を持っていることが判明した。

ということで、今回は今が旬の“ふぐ”にテーマを絞って取材させて頂くことにした。
ロケ日の前夜にスタッフは新幹線で大阪に向かう。新幹線の中が唯一休める場所だ。そしてそのまま準備に入り、午前0時から待機。午前2時にふぐを載せた大型トラックが入ってきた。
大量のふぐが店の大型水槽に入れられる。そこから昼過ぎに各料理店へ出荷され、夜お客様の口に入るまでを2台のカメラで追いかける。
丸20時間のロケをして、すばらしい追力あるシーンだけを抜き出して、3分ほどに編集する。これを見たら、きっと「そうだ!ふぐが食べたい」と思うに違いない。

2009年11月5日放送
#01

「たった3分程の番組にそんなに手間をかけるの?」
時々、取材の申込みをするといわれる。
私の答えは…
「(先方の)社長が商品の品質やサービスにこだわっているように、私共も良質な番組にこだわっているものですから、すいません」
11月5日(木)に放送した「エコ配」編はなんとカメラを4台駆使した。
なにしろ、同時間に、撮りたい人物が一斉に多方面に宅配で散ってしまうものですから…。
しかも以外と速い。リヤカーを引っ張っているので追いつけるんだろうと思いきや、意外と速い上に、皆よく走る。こちらは重いテレビカメラを持っているので、追いつけない。
早朝6時から昼過ぎまでのロケ取材だったが、テレビスタッフはバテバテになってしまった。

2009年11月5日
 

久々にレギュラー番組をやる事になった。
タイトルは「イチバン!」今日からスタートです。
テレビ東京、テレビ大阪等、全国6地域で同時放映。
毎週木曜日夜9時54分~10時のミニ番組だ。
中味はわずか3分弱だが、毎週の放送になると
息がぬけない。
本格的に準備を始めたのは10月に入ってから。
わずか1ヶ月弱で番組スタートにこぎつけた。
イチバンの企画意図は「小さくてもがんばっている会社のイチバンを探す」こと
わずか3分の番組でも我々も「イチバン!」を目指そう。
ミニ番組だけど「イチバン!」にふさわしい内容にするには
どうするべきか?
わずかな準備期間になったが徹底的に考え続けた。
小さくても存在感のある番組とは?
前後にある1時間番組より光っている番組にしよう
ミニ番組の新たな型を作り上げよう。
その結果が今日から始まる「イチバン!」だ。
これまでにないミニ番組の演出には
ワイドレンズを多用した。
わずか3分で見る人に感動してもらうことができるか?
挑戦しがいのある目標に向かってがんばりたい。

  • ページトップへ戻る