- 2010年3月25日放送
- #21
『野呂食品株式会社』
価格破壊が進む納豆業界。そんな逆風にもめげず美味しい納豆を作るためには決して手を抜かない野呂食品を紹介します。どこまでもこだわり抜いた納豆とは?
ん~、できたてホヤホヤ♪
今日は納豆!
風情ある町、鎌倉。
その小町通りに、究極の納豆専門店がある。
店内はいつも人だかり、知る人ぞ知る鎌倉山納豆。
500円!?
それでも連日飛ぶように売れ、実は有名人のファンも多い。
その人気の裏に、こんな思いが…

イチバンのこだわりは?
野呂食品株式会社 代表取締役 野呂剛弘さん
「納豆っていうのは本来、
臭くなくて、苦くなくて、豆の味がして
非常に美味しいものなんですよね。
そういったものを、自分が納得できて
自分が美味しいと思える納豆を
作り続けるということに強いこだわりがあります」
その結果、品評会で数々の賞に輝くブランド納豆が誕生した。
素材は国産大豆にこだわる。
職人自らが産地に足を運び、お眼鏡にかなったモノだけ取り寄せる。
さぁ、納豆菌がかかったぞ!
イチバンのコツは?
「豆が煮あがって、冷まさずにすぐに納豆にする。
冷えてしまうと納豆菌の繁殖が弱くなってしまう
ということと、あと乾いてしまうので
納豆になったときあまり美味しくないんですよ」
容器ひとつにも手を抜かない。
昔ながらの天然の経木を使う。
経木(きょうぎ)を使うのはなぜ?
「この経木というのがですね、大変なすぐれもので、
水分調節が効くわけです。
ちょうどいい締まりの納豆が
お客様にお届けできるということで」
そして、納豆づくりの命とも言える発酵の工程へ。
特別な温度管理を施し、豆の美味しさのピークを引き出している。
カップの場合は、あえてコストのかかる紙カップを使用。
なぜなら、製造段階で温度管理がしやすく、食べるとき思いっきり掻き混ぜられる!
「ひと手間かけて、
お豆が乾かないように押してるんです。
1日12000個くらいです」
いい納豆つくるために欠かせないものは?
野呂食品株式会社 専務取締役 野呂雄弘さん
「いい豆を使っていい仕事をするって
当たり前なんですよ。
それを間違いなくこなすという
全員の情熱かな」
低価格競争の中、伝統をかたくなに守る。
そのひと手間が、納豆本来の美味しさを生む。
健康にいい美味しい納豆を、世界中の人に食べてほしい。
撮影後記
今回は、鎌倉でちょっと有名な納豆屋、野呂食品へ。
ロケハン(下見)の時から、楽しみにしていた。僕は納豆が大好きなので、打ち合せが終わるなり、納豆を購入。大豆にこだわり、手間暇かけて作っている納豆。早速、家に帰るなり、納豆を頂いた。
「やっぱり違う!!豆がふっくらとプリッとしていて、臭みがなく、糸もすごーく引く。本当に美味しい!!」
感激しながらぺロリと美味しく頂きました!
そしてロケ。まず、野呂食品の本社へ伺い、あの美味しい納豆の製造工程を追うことに。僕も撮影クルーも全員、衛生管理のため、帽子、マスク、作業着、長靴、万全の態勢での撮影。工場の中に入ると豆の蒸し上がるいい香り。
従業員さんたちは納豆を大事に丁寧に扱い、真剣な眼差しで作業をしていた。
その中で専務にインタビュー。「1つずつ手間暇をかけ、当たり前のことを間違えなく、情熱を持ってこなす」と言っていた。そんな情熱が、鎌倉納豆の美味しさの秘訣なんだと思う。
さらに社長にお話しを伺った。社長は、「納豆嫌いな子供が増えているが、本物の納豆を食べて、納豆嫌いをなくしたい。さらには世界中の人にも納豆を美味しく食べてもらいたい!」と穏やかな笑顔の中に、熱い想いを持っていた。
今、納豆は機械化され、大量生産が多く、値段もとても安いものが出回っている。その中でも鎌倉山納豆は、こだわりを持ち、手間を掛け、本物の納豆の味を守り続けている。情熱を持って仕事に打ち込む皆さんの姿勢。本当に輝いていた。人の情熱が納豆の味を決めるんだぁ。味にも人にも感激したロケだった。




