都内の「お墓」の平均価格は200万円超!?遺骨を宇宙へ打ち上げ!?今の時代の「お墓事情」に迫る!

2018.02.06
    ガイアの夜明け【後悔しない“供養”】
    2018年2月6日(火)22:00~22:54


    すっかり様変わりした「お墓事情」。今の時代に“供養の形”はどうあるべきか、旅立つ人、残された人、それぞれにふさわしい供養を見出そうと挑戦する人たちを追った。

    いま、東京都内の「お墓」の平均価格は、200万円を超えるという。資金的な問題で墓を買うことができず、手元にある遺骨の扱いに悩むことも…。そういったケースは、都内だけでおよそ100万世帯でみられるともいわれている。一方、これまでの「お墓」のほかにマンションのような区画に分かれたきらびやかな建物のなかに遺骨を納めたり、遺骨を宇宙へ打ち上げて散骨する「宇宙葬」といった新しいケースも登場。いまや供養の形は急速に多様化している。

    故人をどう見送るか、残された家族の選択肢が広がるなか、身内を亡くした人たちのなかで、「弔いきれなかった」と後悔している割合は45%に上るという。およそ半数の人が、納得する供養ができていない、と考え、悩んでいる実態が浮かび上がる。

    すっかり様変わりした、「お墓事情」。今の時代、“供養の形”はどうあるべきなのか…。旅立つ人、残された人、それぞれにふさわしい供養を見出そうと挑戦する人たちを追い、考える。



    ◆都会の“供養難民”を救え!
    東京・港区のホテル。首都圏などに暮らすおよそ150名が集まった。手にしていたのは、なんと亡くなった家族の位牌…。実は、このホテルで開かれたのは、「お盆の合同法要会」。寺との付き合いが薄い都会では供養をする場がなく、供養したくてもできない“供養難民”が増えているのだ。

    これを主催したのは、浄土真宗の僧侶・新田崇信さん。新田さんのお寺は、都心のマンションの一室。供養に悩む都会の人々が、頻繁にやって来るという。そのうちの一人は、3年前に夫を癌で亡くしたが、闘病で大金を費やしたためお金がなく、墓を買えないまま。遺骨を納められずに、新田さんに預けていたのだ。新田さんは、そんな家族のために遺骨を預かっている。

    地方から移り住む人も多い首都圏では、自分が入る墓を持たない家庭が約4割もいるという。都営住宅に暮らす田中家(仮名)もその一つ。福島出身の父は故郷に本家の墓があるが、五男のため、墓には入れなかった。田中家は墓がなく、7カ月間も自宅に父の遺骨を保管していた。大好きな父のために、墓を建てたい田中さん。しかしやはり、墓は高くて買えない。そんな田中さんのために新田さんが提案したのは、意外な“供養の形”だった…。


    ◆再び歩みだすために… “願いを叶える”葬式とは?
    鎌倉に暮らす東郷俊宏さん。6年にわたって寝たきりの母の介護を続けてきた。一日中介護が必要な母のため、勤めていた大学を退職。“付きっきり”の介護をこなしている。

    しかし去年7月、医師から「余命1週間」を宣告されることに…。「母との思い出が詰まった自宅から母を送り出したい」と願った東郷さん。「鎌倉自宅葬儀社」の馬場翔一郎さんを訪ねた。ここは、自宅で手作りの葬式をあげる手助けをする会社だ。東郷さんは、母の死に備えて事前相談にやってきたのだ。

    自宅での手作り葬に、決められた葬式プランはない。遺族の希望をもとに、一から作り上げていく。東郷さんの希望は2つ。ひとつは母親の想い出の味「ハヤシライス」を、弔問客に振る舞うこと。もうひとつは、母親が好きだったクチナシの花を飾ること。しかしそれは、“季節外れ”の願いだった…。

    馬場さん、東郷さん一家のために一体、どんな葬式を用意するのか。そしてその葬式を経て、東郷さんは再び、自らの人生を歩み出すことはできるのか…。



    出演者
    【案内人】江口洋介
    【ナレーター】杉本哲太
    【音楽】新井誠志
    【テーマ曲】
    ◆オープニング曲
    「鼓動~ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
    ◆エンディング曲
    「夜空の花」(作曲/新井誠志)
    ◆ホームページ
    http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/