◇登壇者からご挨拶
桐⾕健太(栗⼭孝治 役):1話の出来上がりを見させていただいたんですが、一風変わった大変興味深い作品になっておりました。皆さんもぜひ興味を持っていただけたら嬉しいです!
影⼭拓也(⽮⼝慶太 役):本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。短い時間ではありますが、作品の魅力を皆さんにお届けできるように精一杯答えさせていただきたいと思います。
岡部たかし(林⽥彰吾 役):僕、桐谷さんと影山さんとは会ってるんですけども、哀川さんと会うのは初めてなんです。今日は哀川さんと会うの、緊張してたんですけど、とっても気さくな方で安心しました(笑)。これからまた哀川さんとも絡みがあるっていうのは楽しみであります。皆さんも楽しんでいただけたらなと思います。
哀川翔(園⽥芳美 役):ブラックジャーナリスト園田芳美を演じます哀川翔です。ブラックジャーナリストですからね。わくわくしながら現場に行ってます。普段こういう役柄はないと思いますので、ブラックとは逆に楽しく現場に行かせて頂いております。作品を楽しみにしていただければ嬉しいです。

◇質疑応答
Q.出演が決まった時の感想と、ご⾃⾝の役について、演じる上で⼤切にしているところを教えてください。
桐谷:「テレ東さん初主演ありがとう!」っていう気持ちです!嬉しいです!栗山という男は、僕が想像している部分なんですけど、子供のころから記者の腕はあったんじゃないかなと。学校の先生のことをすっぱ抜いたりして学校新聞で廊下に貼って、先生にはめっちゃ怒られるけど、同級生からはヒーローみたいな。多分、記者になりたての頃もすごいイケイケだっただろうけど、ある事件を境にトラウマを抱えて葛藤しながらも記者を続けているという役なんですけど、そういうトラウマを抱え、なぜまだその記者という仕事を続けているのかをすごく大切に演じたいなと思ってやっています。
影山:僕自身連続ドラマに出演させていただくのが初めてで。映像作品に出演するというのは夢のひとつでもあったので、とても嬉しいですし、あとはエンディングテーマ曲に僕たちのグループの新曲が決まったのも本当に嬉しく思います。役で意識しているのは、栗山さんとのバディ感。監督さんにも言っていただいたんですけど、凸凹コンビみたいなのが出たらいいなっていうのもあります。
岡部:共演者の方が初めての方ばっかりだったんですよね。だから緊張の方が大きかったですね。でも現場に行ったら初日から緊張することもなく雰囲気がもう出来上がってて。大切にしていることは、編集長なので矢口に対しては上から目線で罵詈雑言といいますか。悪態ついて口は汚く罵る、本当にちょっとハラスメント講習とかリスペクトトレーニングとかやった方がいいんじゃないかっていいぐらいの人物なんです。でもやっぱり栗山の過去を知ってるだけあってどこか温かい眼差しがあるので、一面だけじゃなくてユーモアとかお茶目さも含めて、多面的な人物になればいいなと思って演じさせていただいてます。
哀川:自分はどっちかというと真逆の立場にいるわけじゃないですか、普段は。追いかける方ということに関してはすごく魅力を感じましたね。まずこの役はないだろうという。そういうところを体験できるっていうことに対して興味を持ちました。役柄に関しては、こういう立場で仕事をしてるんで、交渉に入り込むのはうまいんですけど、その中に見え隠れする冷酷さがちょっと醸し出されれば、役的にすごく成立していくんじゃないかなと思いながらやっています。
Q.現在も絶賛撮影中とのことですが、撮影中の印象的なエピソードなどございましたらお聞かせください。
桐谷:情報スクープってことですね!僕のことから言わせていただくと、衣装で黒いブーツを履いてるんですけど、普通の紐で本当に履くのに時間がかかって。両足で5~6分かかる!それをスタイリストさんがゴム紐に変えてくれたら……めっちゃスっと入ります!ブーツをちょっとスニーカーみたいに履けたらいいのになと思ってる人はマジでゴム紐にしてみてください!マジで全然違う!もうひとつは拓也ね。目薬が必需品なのに、現場に3回ぐらい忘れてるところ(笑)。
――うっかりさんのところがあるんですかね。ご自身は自覚あるんでしょうか?
影山:全くないんですけど、グループでいるときは結構そういう立ち位置になることは多いかもしれません!
桐谷:“うっかりさん立ち位置”ってどういうこと?(笑)
影山:そういう立ち位置になることは多々ありますね。「おバカリーダー」って呼ばれます!僕は、印象的なエピソードはそれぞれあるんですけど、桐谷さんは3話の撮影の時にお昼休憩がありまして、近くのお蕎麦屋さんでご馳走になりました!岡部さんは、「週刊キンダイ」の「キンダイ」を単発で言うときに、イントネーションがうまく言えなくて、岡部さんに教えていただいてます。
桐谷:あの…だって岡部さんご出身は…
岡部:和歌山です。
影山:(僕は)東京です!
桐谷:なんで聞くん!?逆!そこがびっくりですよね。うっかりさん。
影山:(笑)哀川さんは二度目ましての時、控え室が同じで、休憩時間にお弁当を食べられてたんですね。「先輩食べられてるのに取るのは違うかな」と思って僕が食べるのを迷ってたら、哀川さんの方から「お弁当食べな」って言ってくださって。そんなことを言って頂けて、すごく嬉しかったです。
哀川:(言ってことを)覚えてない(笑)。
岡部:(出演者は)男性が多くて、着替えの時は衣装さんも大変なので、みんなでわーっと入って服脱いで着替えて帰っていくのが多いんですけど…ちょっとかっちりした格好からトレーナー着てTシャツ着て帰ろうかって言ってる中、えなりかずきさんはスーツに着替えるんです。カチカチしたもん脱いでカチカチしたもん着て。「私服ですよ」って(笑)。毎日そうなんですよ。それが面白いというかかわいらしいというか(笑)。もう選ぶの面倒くさいからとおっしゃってましたけど、「これがえなりかずきか」と思いましたね!
哀川:僕は最初の10年間ぐらいスーツだった。現場行くのにちょっと失礼じゃないかなと思って。でもそこからジャージになりました(笑)。(自分の撮影で)珍しいなと思ったのは、シーンがほとんど1人なんです。だからこういう何か楽しそうなエピソードもないし(笑)。そういう環境も園田を作る上げるひとつの武器になっていくんではないかなと思うところもありますし、こういう人物を演じるにあたってはいいことなのかなとは思ってます。
Q.撮影をされている中で逆に大変だったことっていうのは何かありますか。
岡部:編集部はまとめて撮影していて、1日1話を撮ってるんですよ。明日は2話、3話って…本当にあんまり休憩なしで。次から次へと着替えて着替えて…それがわりと大変で。変わったやり方ですね。
桐谷:残暑があってね…炎天下の中にニットと床革ジャンだったので。8月から撮ってるんですけど、今はだいぶ過ごしやすいなと思っています。(汗は)なるべく顔にはかかないように。そういう体になったんですよね。
哀川:外で撮影した時は、通りかかる人たちがみんなが真夏なんだよ。半袖とか。だから制作さんたちがそれを止めるのがもう大変で。季節感が全然変わってきちゃうからその人たちが映らないようにっていうね。そこがけっこう大変だったと思います。
Q.ドラマタイトルにちなんで、もし皆さんがご自身にキャッチコピーをつけるとしたら“何の男”になりますか?
哀川:そんなこと考えたこともないよ(笑)。俺が(一世風靡セピアで)デビューしたときは「デビュー前からスーパースター」ていうキャッチコピーだったよ。
影山:あくまでメンバーが僕に言ってくることでも大丈夫ですか?「熱血おバカリーダー」ですね!こちらでお願いします!
岡部:愛称じゃないのですが、今までで唯一もらった賞状があって。小学校5年生の時の先生が1人1人に賞状を渡す先生やったんすよ。その時「ひょうきん大賞」をもらいました!
桐谷:この話を聞いて同級生に言われたことを思い出しました。高校の同級生なんですけど、彼らが俺とおると…その自分で言うのもあれなんですけど(笑)「元気になる」と。みんな明るくなるし、ええことあるみたいなことを言い出して。「桐谷はパワースポットや!だから桐谷はパワーマンや!」…だから一時期パワーマンって呼ばれてたんです。僕が言うてたわけじゃないですよ(笑)。
Q.普段は追いかけられる側ではあるとは思うんですけども、実際記者の役をやってみて、記者に対する見方が変わったりしましたか。
桐谷: 14、5年ぐらい前に家の前で、“張り車”を見つけて後部座席がキラッと光ったんですね。そこでノックしたら窓があいて、「すみません。僕を追ってるなら今日何もないですよ。時間あれなんで今日はもう帰ってください。これからもよろしくお願いします。いつも取材とかしていただいてありがとうございます」言うて、記者の方とカメラマンの方と、すごい固い握手をしたんですよ。「何かあったら取材とかインタビューよろしくお願いします」みたいなこと言って、10分後ぐらいにはいらっしゃらなかった。だからすごく固い握手をしてくださったっていうイメージですね。特にカメラマンさんの握手が強かったです!
岡部:週刊誌的なものに好きなお店を紹介するコーナーがあって。一緒によく行く焼き鳥屋さんに行った時に、昔の話したりっていう取材をしたんですけど、その後「飲みましょうか」と、メイクさん、記者の方と飲んで。すごく優しいんですよ。「こうやってスクープ取ったことあります」っていう話も聞きながら飲んでたんですけど、「焼酎もう一杯飲みます」って言った時の一瞬目が(睨みつけるように)”クッ”てなって。あの目がね…やっぱり怖いんやなと思いました!獲物を狙う目というか…。すごく友好的だったのに一瞬”クッ”って。これはやっぱりそうやって生きてきてるから出てしまうんかなって思いましたけどね。
哀川:すっぱ抜かれるって、やめればいいのになと思ったりもするじゃないですか。ただやっぱり撮る側にとっては、“本物はぶれない”っていう話をされたことがありました。真実はぶれないって言うんです。軽はずみなことはブレたりするじゃないですか。本物はブレないっていう言葉がすごく印象的でした。
影山:週刊誌は堅いイメージがあったんですけど、編集部の雰囲気で撮影させていただいてると、「楽しくて笑いも絶えない現場なのかな」って。イメージがガラリと変わりました。
Q.今回役を演じることでいろんな知識や技を知ったと思うんですが、ご自身で今後スクープしてみたいことがあれば教えてください。
哀川:実際追いかけてスマホ向けて(写真を)撮るようなシーンもあるんですけど、本当にいい写真はなかなか撮れないんだなって実感しました。スクープって撮るの大変だなと思いますよね。
影山:スクープしたいことでもいいですか?桐谷さんが朝、現場に入られて、メイクのときに音楽を聴いてらっしゃるんですよ。何の音楽を聴いてるのかなっていうのが気になります。
桐谷:(囁くように)じゃあ今度教えてあげるよ…。
スクープしたいというか、ちょっとびっくりしたことなんですけど、あるところでガラスに入ってる観葉植物を買ったんですよ。もう10年くらい前に買ったんですけど、水もあげてずっと育ててたんです。そこから7年ぐらい経ったときに、造花やってわかったんですよ。その時はびっくりしました!普通に「ほんまこの子元気やな」思うて。多肉植物みたいな感じなのですごくリアルにできてたんですよ。でも裏にちょっと筋みたいな入ってるみたいな…。一応マネージャーさんとか友達に見せたら「造花やん」って。でもそれくらい気持ちを込めて水あげてたので、僕の中では本物です!(自分も)だいぶ長めのうっかりさんですね(笑)
岡部:若かった時のほうが「あいつとあいつ付き合ってるらしいぞ」とか近所の周りをよく言ってて。俺が言うたことは「オカスポ」って言われたり。その頃に比べたら今はだんだん離脱していくって言いますか…あんまり人の噂話をしなくなっている気がします。
◇最後に視聴者に向けてメッセージ
桐谷:このドラマの見どころとして、実際に元週刊誌記者の方に取材をさせていただいて、そのアイデアもたくさん盛り込まれています。視聴者の方からしたら「そんなふうにスクープするんだ」とか「そうやって狙うんだ」という驚きもあると思いますし、このドラマを見られる表舞台に出られる方やこの業界の方も、“対策”をしながら楽しめるドラマにもなっています(笑)。今こういう情報化社会で群集心理がSNSで浮き彫りになってますけども、その中でこのドラマは群集心理を利用する人、蝕まれる人…多角的にいろんな人物が出てきます。栗山も最初はそういうことをしてたんですが、Qrosの女に出会うことによって、真実を暴くということが果たして正義なのか?真実だからってそれを世に出すことが良いことなのか?…という葛藤も描いていきます。だからこのドラマを皆さんと見ることで、それぞれ何を見つめて生きていくかっていうのを考える、そして楽しめる作品になっていけばいいなと思って、今全力で撮影していますので、ぜひ楽しみにしていてください。